概要
CV:西田こむぎ
京谷透子とは、「水夏」の登場人物。
第三章の主人公・柾木良和の恋人。大学生。良和の妹・柾木茜とも仲良しで、茜と透子は良和と知り合う前から友達だった。
何でも良和の趣味や行動に合わせて、彼のために料理も一生懸命練習するなど、良和に心底惚れこんで尽くしている献身的な女性。ちなみにすでに良和と肉体関係もある。
おっとりした雰囲気で、外見のとおり温和で穏やかな性格。
美しい容姿と優しい性格から多くの男性に告白されているが(良和のカウンセリングを担当する精神科医・若林鏡太郎も透子に片思いしている)、透子自身は良和以外の男は眼中になく、良和を一途に想っている。だが、良和が義理の妹の茜を異性として見ていることに気づいていて、不安を感じている。
第三章の黒幕?
温和で穏やかな笑顔を見せている癒し系美女だったが、実はそれだけではないことが第三章のエンディングで明かされる。
第三章で起こった事件を裏で引いていたのは透子であり、すべては透子が自分と良和を脅かすもの(茜と若林)を排除するのを目的としたものだった。
良和に迫って拒まれた茜が自殺したことで(実は茜は生きていて島の病院で世話になっていた)、良和は精神が不安定になり、透子は若林と協力して、良和を助け、なおかつ自分と良和の関係を確かなものにするために、良和に暗示をかける。茜のリボンをつけた者を茜と認識するように良和に暗示をかけ、透子は茜のふりをしていた。第三章で良和と一緒にいた茜の正体は、茜になりすました透子だった。
終盤に良和の気持ちを確かめるべく、茜になりすました透子は良和を誘惑する。そのときの選択肢で第三章エンディングが分かれる。
茜を抱かないという選択肢を選ぶと、透子は良和の気持ちを嬉しく思い、涙を流して正体を明かし、あなたには私がいると訴え、良和はそんな透子を抱くことでようやく精神が回復した。
その後、若林の未練がましい逆恨み発言から、すべての糸を引いていたのが透子だと判明。それでも良和は透子を愛し、彼女に母性をも感じる。
茜を抱くという選択肢を選ぶと、バッドエンドになる。茜を抱いた後に透子が正体を明かして泣きながら良和のもとを去るが、その場面を見た茜が良和を刺して殺害。その後、指輪をつけた相手を良和だと認識する暗示を受けた透子と、良和になりきった茜が仲良く過ごしている場面が描かれて終幕となる。茜が好きな相手は良和ではなく透子であり、茜が良和を誘惑したのは透子に良和をあきらめさすためだった。良和が殺されたかどうかははっきりと明かされてないが、茜が良和になりきっていたことから死んだと思われる。
このバッドエンドでゲームを進めた場合、第五章でも仲睦まじく歩いている茜と透子の姿がテキスト上で見られる。
一途で健気な透子がまさか黒幕的存在とは、誰もが思わなかったであろう。穏やかな癒し系と思いきや、黒いしたたかな面も持つ女性だが、すべては良和と一緒にいるためであり、裏を返せば、それだけ良和だけを一途に愛していたということである。
二次創作では
当時、コミケでは透子メインのサークルがいくつか見られた。透子の行動に対する感想は人によって様々だが、そんな一途さに惹かれたファンも多かったと思われる。