ベリアス
べりあす
スクウェア・エニックスのゲームで使われる世界観設定「イヴァリース」に登場する悪魔(ルカヴィ)・召喚獣。
ベリアスとは白羊宮(おひつじ座)に配される悪魔(ルカヴィ)である。二つ名は「魔人」。
堀の深い羊の顔に4本の人間の腕を持つ、正に魔人。
また世界観を共有すつFF12においては、神(と称する種族)が創った失敗作。
こちらも4本の腕と巨大な錫杖を持ち、顔は2つに増えている異形の者。神はその容姿から失敗作とし、ついぞ役割を与えられることはなかった。
後に創造主たる神に反旗を翻し戦いを挑むも敗北。外界にて封印された後、人間の英雄レイスウォール王の力を認め下僕となり、彼の墓を守る。
FFTにおいては肉体の持ち主であるウィーグラフとの連戦がみんなのトラウマとして有名である。
二戦目をこのベリアスと、率いるアルケオデーモン4匹とのパーティーバトルとなる。
スピード・攻撃力・HP・回避のどれもが高く、また直前でセーブするか否かの選択できるが故にセーブした場合は後戻りできず、ラムザの再育成が不可能となってしまう。
つまり、最初からプレイし直す他に手段がないのである。
またウィーグラフ戦を辛勝した後も、前述の計5体が大火力で蹂躙してくる様は絶望そのもの。
その絶望的な戦況の中でこだまする「ダークホーリー」の絶叫は、みんなのトラウマを更なるトラウマへとダメ押しする。
更に前後のイベントシーンも衝撃的なもので、ルカヴィへの恐怖を前もって植え付ける下準備となるに十分である。
FF12においては失敗作→造反者→守護者と数ある召喚獣の中でも最も波乱に満ちた時を過ごす。
彼の錫杖を振り回しながらの「地獄の火炎」はそれ故に情熱的でもある。
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