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ロベルト・ニコラスの編集履歴

2011-10-19 04:50:35 バージョン

ロベルト・ニコラス

ろべるとにこらす

ロベルト・ニコラスとは、藤木稟原作の小説「バチカン奇跡調査官」の主人公格の登場人物である。

本名ロベルト・ニコラス・プッチーニ。ただし過去の事情によって本人はこのファミリーネームを忌避しており、通常は「ロベルト・ニコラス神父」と名乗っている。

 年齢おおよそ27歳(24歳の平賀より「3つほど年上」だという記述があることと、作中では第一巻のミレニアムから10年ほど時間が進行しているが、キャラクターは年を取らないと作者が明言しているため)。国籍はイタリア。職業カソリック神父(第三巻において修道助祭に昇進)。バチカンの秘密部署である「聖徒の座」の一員で、古文書と暗号解析のエキスパート。第三巻で「14世紀後半のミッチェラン文書の暗号コードを一番先に読み解いた」という記述が登場するので、かなり能力は高いらしい。古文書を解読するときは利き目である右目にモノクル(片眼鏡)を装着する。

 ローマ大学で言語学と民俗学を専攻し、どちらも博士号を取得している。古典ラテン語・古典ギリシア語・古アラム語・ヘブライ語・アラビア語・古フランス語・他にも雑雑の言語をこなす。母語であるイタリア語のほかにフランス語が特に堪能だが、意外にも英語は第3巻までできなかった。

 容姿は長身で、茶色の髪に青い瞳。やや目尻の垂れた目が魅力的な、ハリウッドスター顔負けの美男子。バチカン市内を歩けば女性観光客が振り返るらしいが、本人は(妻帯禁止の神父ということもあって)女性に興味があるようなそぶりはない。

 家庭の事情で幼少期にカソリック系の施設に入れられ、そこで育つ。バチカンの奨学金と好きな古文書に関わる仕事が目当てで神父になったため、聖職者としてはあまり信仰心は強くなく、給料を得るための職業と割り切っている面がある。洒落者で、料理が得意。一人暮らしの家はいつもきちんと片付けられ、趣味にあわせて飾り付けられているので、あまり神父らしい家には見えない。


 奇跡調査の任務の際にコンビを組む美貌の日系人神父、平賀・ヨゼフ・庚(こう)のことが大っ好きである。というかぶっちゃけ愛しちゃってるとしか思えない言動の数々で読者を萌えさせている。傍目には「天才だが変人」の平賀も、ロベルトの目には無垢な大天使に映るという盲目ぶりである。当人の夢に登場した限りでは、平賀>(超えられない壁)>信仰心>古文書>金・宝石・美女 らしい。いや信仰心薄いって自覚してるイタリア人が、美女より平賀(一応♂)ってどうなのよそれ


 きわめて弁が立ち、論争相手を論破したり、過去の秘密に苦しむ人を説得して告解させたりするのが得意。愛想がよく、俗っぽい意味で人間心理にも通じている。特に調査過程で男女の機微が絡むと、快刀乱麻で推理を展開する。もっともこれは相棒の平賀が天使ちゃんすぎて恋愛心理に疎いからで、ロベルトが平賀に会う前はかなり青春を謳歌していたとか、そういう事情ではないと思う。多分。

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