概要
初代スピン術マスターが編み出した技でニンジャ達の主な攻撃方法のひとつ。
急速に回転しながら、周囲に竜巻のようなエネルギーの渦を生み出す。エレメントパワーの有無に関わらず、やり方を習得すればニンジャ以外でも出来る。
ニンジャ達は教わって習得するものだと考えていて、エリンが独学でスピン術を習得したことを知った際にはロイドとカイは驚いていた。
なお、エレメントパワーがある場合にはそのパワーの属性も付与される。(カイなら熱を発するなど)
「ドラゴン・ライジング編」ではスピン術のスキルによって牙の階級に分けられ、ドラゴンマスターに認められなければ昇格できないことが判明し、第一の牙ではスピン術の習得で第二の牙への昇格、ライジング・ドラゴンの術を習得することで第三の牙のニンジャとして認められる。
スピン術の種類
トルネードアタック
複数のスピン術マスターによるスピン術の合わせ技。創造とゴールデンパワーを生み出す。巨大なトルネードを創って周囲の物を吸い込み、オブジェクトを作成する。
プロローグやシーズン1ではニンジャ4人だけで使ったが、シーズン10ではロイド、ニャー、ウー先生、ブラックガーマドンも含めた8人で使い、ONIの軍団を倒した。
禁じられたスピン術
初代スピン術マスターが編み出した技。禁じられたスピン術の巻物を手にすることでその力が得られる。
とても強力な技で、使用者は理性を制御できなくなる代わりに自身のエレメントパワーを強化することが出来る。そのためパワーを持っていない者には反応せず、シーズン11でパワーを奪われたカイは巻物が巻かれた杖を手にしても何も起こらなかった。だが元来パワーがないはずのピクサルは、ゼンから動力装置を分け与えられているためか、これを使ってニンジャたちを還らずの世界に送ることに成功している。
巻物は2つあり、昔ウー先生とガーマドンがこの巻物を使って問題を起こしたため初代スピン術マスターは巻物を隠したが、時を経てその一つをクラッチパワーズに見つけられる。もう一つは博物館に展示されていた。
還らずの世界でゼンが本当の自分を思い出したとき、クラッチパワーズが見つけたものをそれが巻かれた杖と共に破壊した。
スピン術バースト
大地マスターに伝わる特別なスピン術で、大地マスターが自身のパワーの源(地中深く)で発動できると伝えられている。ウー先生も詳細を知らないため他のエレメントパワーを持つスピン術マスターが習得できるかは不明。
先代の大地マスターであるリリーは習得できなかったとされていたが、実は使ったことがあり、封印の剣ではなくこれを使ってグリフブリンガーを倒した。
コールは母であるリリーとの約束を守るため、これを発動させることに成功し、ハッザドゥールのガイコツを破壊した。
ドラゴン・ライジング編ではロイドがドラゴンからパワーを与えられたことでこれに近い技を出した。
エリンのスピン術
マージ後の世界でエリンが独学で習得したスピン術で他のニンジャ達とは違い、エネルギーが全身を覆わない。
本人曰く「基礎だけでまだ不安定」。
回転しながらの攻撃というよりは回転の勢いを利用しての攻撃が多い。
応用として物体へスピン術を掛けることが出来るが、やり方は本人にも分からないため、自分の意志で使うことが出来ない。
ロイドは「僕らがぺーぺーだった頃よりすごい」と評価していたが、ドラゴンマスターのイゴールは「基礎が未熟すぎる」と辛辣な評価をし、第一の牙へ降格させた。
マージ前からの親友のフラックからラズの教えを受けたことでスピン術を完成させた。
闇のスピン術
歴史から抹消された封じられし5人が編み出した禁断の術。スピン術を習得していなくても使うことができる。
使うと瞳が赤く染まり、回転しながらの攻撃だけでなく戦闘力も強化されるかわりに良心や理性が無くなる副作用がある。
封じられし5人は足で地面を数回鳴らすだけで使えるが彼ら以外が使うにはオオカミマスクの着用と壊滅の銅鑼を鳴らしてもらわなければならない。
現在の煙のエレメントマスターであるシンダーが初めて使った雲の上の王国での戦闘ではニンジャ達は手も足も出ずに敗北し、撤退した。
封じられし5人以外ではシンダーととある人物が習得した。
フラックも習得してソラとの試合で使おうとしたが、使わなかった。
ライジング・ドラゴンの術
ドラゴンマスターが編み出した闇のスピン術に唯一対抗できる術で習得が難しく、習得することでドラゴンマスターに第三の牙のニンジャとして認められる。
スピン術のエネルギーの渦がドラゴンの姿をしているのが特徴で飛行だけでなくエネルギーをドラゴンの口から出して攻撃することもできる。
ニンジャの中でカイが最初に習得し、ニャーとロイドも赤い月の儀式の中で習得し、赤い月の儀式の後でドラゴンマスターの下で修業していたゼンもロイドのアドバイスを受けて習得した。