声 - 八木隆典、結城飛鳥(幼少時)/英 - アンドリュー・フランシス、マイケル・ドノヴァン(シーズン4のみ)
概要
ウー先生の最初の弟子である風のニンジャにしてウィンド・マスター。
人物
生前から他者に対する態度が大きく、ウーの元にいた時には更に同期の門下生を過剰なまでに痛めつけるなどの問題行動が目立っており、さらに巨大動物に勝負を挑んでウー先生の手を煩わせるなどかなり問題のある人物であった。
ただし、これに関しては自身が伝説のグリーンニンジャかもしれないという中途半端な期待を持たせておいて、「やっぱり違いました」と言わんばかりの態度を取ったウーにも非がある為、一概に彼が全部悪いとは言い切れない。
しかしゴーストとなってからは生前の問題行動も軽く覆い隠すほどの蛮行を犯し尽くすことになり、ウーの心を最も抉ることとなった。
活躍
シーズン5
もともとは浮浪児だったが、たまたまウー先生のところにゴミ漁りをしに来たところ、ウー先生に拾われ、最初の弟子となった。
風のエレメント・マスターの子孫であると知った後は、伝説のニンジャになることに執着するあまり先生から目指していた者になれないと告げられ師匠のもとを去った。
その後、初代スピン術マスターの墓を探す旅に出て、絶望の洞窟で死亡。
その魂は暗黒世界に封じられていた。
シーズン4終盤のどさくさに紛れてニンジャゴーの世界に帰還した(シーズン4の終盤のEDクレジットにも記載されている)
博物館からゴーストを呼び出せる鎧を強奪し、ロイドの身体を乗っ取って墓探しを再開。
(時々ではあるがロイドがモローを振り払おうと暴れる為、それなりに手こずることに)
墓に安置されていたパラレルクリスタルを手に入れ、用済みとなったロイドを解放した
(この時カイ達はロイドに取り憑いたモローの姿しか見ていないため、何気に本来の姿で対面するのはこのシーンが初)
終盤ではスティークスにある隠れ家で、パラレルクリスタルを用いてマザー・エミネントを召喚しロイドと死闘を繰り広げたが、マザーエミネント共々本来の力を解放したニャーに敗れ敗北。パラレルクリスタルを持って一人逃げ延びようとするもエミネントの触手に道連れにされかけるが、そこにウーが現れ…
ウー先生「この手を掴め!」
モロー「なんでだ!パラレルクリスタルを奪って、可愛い弟子のロイドを助けに行くってか⁉︎」
ウー先生「お主らは皆可愛い弟子じゃ!モロー、お主は強い…だが一人では不完全じゃ!!仲間がいてこそより強ぉなれる!!」
ウー先生「わしと手を出し、さぁ、手を取れ!そして共に強ぉなろう! 頼むモロー!」
モロー「俺は助けなんて望んでない!だからほっといてくれ。先生、さよなら…」
ウー先生「モロー………」
最後にはウー先生を巻き込まないために憎まれ口を叩きながらも、別れの言葉を述べてその手を振り払い、マザー・エミネントと運命を共にした。
スペシャル(たましいの日)
ヤン先生の手によって復活したが、死の間際に改心していたため、ウー先生に復讐するふりをして、彼にヤン先生の計画とコールの危機を知らせた。
その後ウー先生とニンジャに別れの言葉を告げ、自ら暗黒世界に還っていった
(この時コールはヤン先生の策略により仲間から忘れ去られてしまい消えそうだったがモローのおかげでニンジャ達はコールのことを思い出した為、事実上のMVPとも呼べる)。
シーズン7
ウー先生の悪夢にて登場。
倒したベノブレイムがミサコとガーマドン先生、モローになってそれぞれウー先生を追った。
ミサコはどら焼きをガーマドン先生は羊羹のことでウー先生に恨んでいたがモローは伝説のニンジャだと言われたが結局は違っていたことに恨み、モローの恨みだけはガチであった。
(なおこれはウー先生が見た悪夢なので今のモローが思っているとは限らないので注意)
シーズ10
壁画の絵で登場。姿はロイドに憑依時のものである。
スペシャル編(地図にない島)
本人は未登場だが、彼と関連があると思しき風のアミュレットが登場する。しかし今のところ関連性は不明。
現状風のアミュレットはカルマーに奪われた挙句ウォジラとして復活し、ニャーによって倒されたことで消滅してしまったため、闇に葬られたも同然にフェードアウトした。
活躍(ドラゴンライジング)
シーズン1
このシーズンにもモローは登場せずに彼の風のエレメントパワーが雲の上の王国の女性の一般市民であるユーフレジアがマージ(融合)の後に引き継いでいる。
当初彼女は雲の上の王国の法令で言葉が全てで運命を記すことが民の力でありそれ以外のものは冒涜で国外追放され、失うのが怖く隠していた。
ニンジャ達が雲の上の王国に立ち寄った際にマージによって現れたモンスター退治にエレメントパワーで密かに力を貸していたのをエリンとソラ、リュウに目撃された。
エリン達に全てを言い、上記のことを言いパワーが欲しくないことも言った。
しかしマージからモンスターが再度出てきて書記長に『二度と起きないって言いましたよね!?』と質問したが運命に試されていると返され、従来のやり方に不信感を持った。
従来のやり方では解決しないと思い、『自分の運命は自分で決める!』と言いエレメントパワーを使いモンスターを退治した。(この言葉を聞いたソラは4話での失敗でエレメントパワーを使うことに躊躇っていたが、上記の言葉でエレメントパワーを使うことのためらいを振り払いパワーと向き合うことを決め、加勢した。)
ニンジャの加勢でなんとかモンスターを退治したがエレメントパワーが雲の上の王国の人達に知られてしまい、追放される覚悟だったが書記長はマージの現状を受け入れ追放は免れた。
書記長から色々とやり方を変えるには誰かの手助けを借りてくれないかと言われて了承し他の民達から喜ばれた。
技
ウィンド -wind-
モローが持つ力。風を起こすことができる。
今は前述の通り雲の上の王国の民であるユーフレジアが引き継いでいる。
余談
モローがウー先生からゴールドの武器(黄金の武器)の反応のシーンで炎の剣がただの黄金の刀になっている。
また彼が伝説のニンジャに執着し、他者に対する態度が大きいのは元々浮浪児であっため、ウー先生に捨てられるのが怖く、居場所を失うのが怖かったことではないかと思われる。
なお、シーズン5でカイ、ジェイ、コール、ゼンが雲の上の王国で書記長であるフェンウィックからモローは本来はまだ暗黒世界に閉じ込められるはずであり脱出する予定はなかったこと。
ドラゴンライジングでの先述通り新しいウィンド・マスターが誕生したが本来エレメント・パワーは子孫に引き継がれるはずだがマージ(融合)の影響なのか今のところは不明である。
関連タグ
十六夜九衛門:こちらも忍者モチーフの戦隊に登場した敵キャラクター。
師匠に離反し、悪に落ちたが、最終的には改心し、後の作品には味方として登場している共通点がある。