概要
CV:江川央生
スウォンの父親でイルの兄。ヨナにとっては伯父にあたる。現在は故人。
弟であるイルと違い、勇猛果敢な武人として名をはせていたが、後述のある理由から国王には指名されなかった。
苛烈な面があり、神官を疎み処刑もしくは追放し、また真国との戦で捕虜にした兵や民の首を刎ね城門に投げ入れるなど、敵には女子供であろうとも容赦しない。だが、そんなユホンだからこそ国は守られていると民からの評判は高く、イ・グンテはユホンの死後も彼を武人として尊敬している。
性格は強引でぶっきらぼう。大の神官嫌いで、そのことで信心深いイルと衝突することもしょっちゅうあった。しかし、内心はイルと鷹狩りに行きたがったり、王に即位したイルを支えようとするなどとても弟思いであり、それゆえに、王でありながら神（緋龍王）に心酔しすぎるイルを心配していた。
恋愛面ではとても情熱的で、ヨンヒと会えなくなって眠れないほど苦悩したと彼女を抱きしめながら話していた。ヨンヒと彼女の血筋（緋龍王の末裔であり、一族の半数が発病する病（緋の病）で短命であること）を知っても、そんなことは気にしないと言って彼女を妻にした。
だが、何も知らないイルが神殿にヨンヒを連れて行ったことで、ヨンヒが緋龍王の子孫だと大神官やカシたちにばれてしまったことで、イルとの兄弟関係をこじらせてしまい、神官弾圧の原因となってしまう。
ユホンはヨンヒと彼女の一族を守るために大神官を処刑して神官たちを弾圧したが、そのことに責任を感じたヨンヒの母は自殺してしまうなど、数々の悲劇を引き起こしてしまった。大神官を火あぶりにしたユホンを父王は許せず、そのこともあってユホンではなくイルを次の王に決めた。
やがてヨンヒが発病して、日々弱っていく彼女を見て、ユホンは緋龍王への怒りを募らせていく。
そんな中、イルが娶ったカシが自分が粛正した神官の生き残りであり、彼女がイルを惑わしたと思い、賊に襲われたと見せかけて暗殺した。だが、カシの死がユホンの仕業であると気づいたイルはユホンを恨んで、ユホンを鷹狩りに誘い、二人きりになったときにそのことを糾弾し、ユホンを背後から刺して崖から突き落として事故死に見せかけた。
それをケイシュクに見られ、幼いスウォンの調査によって明らかとなり、イルはその頃からスウォンやユホン派の人間たちから恨まれていた。
