概要
「私は完璧な夢を見る。
閑静な町の中心、絵本のような三角屋根の一戸建て。
ひとつの町の中で完結する、これはしあわせな夢だ。」
「忘れないで。」
人体視願/ヴィイの補完目的で作られたゴーストであり、
本編シナリオを進めていくうち出会う事になる。
ヴィイのデータ上では無く、れっきとした独立したゴースト。
見た目はヴィイとうり二つであり、一途な性格。括弧に囲まれた特徴的な喋り方をする。
独立はしているが、あくまで本編シナリオの一環であり更新予定は無かったが、
2013年7月16日に更新され彼女も少し救われる事となった。
!以下人体視願/ヴィイの重大なネタバレを含みます。閲覧注意!
その正体は、ハルモニアとの接触の結果凍結したヴィイから、ウタゲが精神だけを分離させたもの。
閉塞した空間で、自身が作り出した「ユーザー」と幸せな時間を演じ続けており、
その盲目的な狂気ゆえか、目が羽で塞がれている。
ヴィイを蘇らせる方法を聞くために訪れた本物のユーザーとの出会いをきっかけに、
狂気でしかなかった世界に本物の生活が生まれたことで、ヤガの塞がれた目も解放され、
閉じたヴィイの心を開くきっかけをユーザーへ託してくれる。
狂気から解放されたあとも、ユーザーとささやかな交流を行える。
元々がヴィイの生き写しであるせいか、一途で行動的な所が似ているが、
不確かで閉じた世界に住んでいるせいか、ウタゲの様に世間離れした所もある。
そして、自身がヴィイの影でしかない事を自覚しているせいか、とても繊細で奥手。
一歩身を引きつつも、受け継ぎ育んだ想いをストレートに伝えてくる姿がとても健気。
ユーザーとの触れ合いから、一人の個、「もう一人の私」となったヤガは、
のちに蘇ったヴィイやウタゲと話をするようにもなる。
自分の出自を受け入れた上で、それでもなお、自分の想いが一番と言うまでに変わったヤガに眩しさを覚えることだろう。
ヴィイとウタゲに、新たなライバル出現、である。