縁うた
よりうた
『鬼滅の刃』の登場人物、継国縁壱×うたのカップリング。
概要
縁うたとは、漫画『鬼滅の刃』に登場する継国縁壱とうたのカップリングタグである。
なお、これまで様々な愛が描かれていた『鬼滅の刃』では初となる、正真正銘の夫婦の公式カップリングである(それ以前は竈門家や煉獄家などの夫婦は登場していたが、夫婦として結ばれる過程が描かれたのはこれが初)。
186話の縁壱の回想にて家を出た縁壱は家族を亡くしたうたと出会って彼女の家に着いて行き、二人は十年を共に暮らし愛し合って夫婦となった。
縁壱は素直で素朴な気質を持ちながらも感情を表に出すことが少なかったが、うたは縁壱の表情以外でも感情の動きを読み取ることができた為、心を通じ合わせることができた。よく喋る明るい性格のうたとおっとりして物静かな縁壱は一見対照的だが、ともに自分よりも他者の幸せを願うことができる心の優しい夫婦である。
二人は幸せな日々を送っており、縁壱のもとに集まってきた動物に餌をやったり手を繋いで田畑への道を歩いたりと寄り添うように暮らしていた。縁壱にとってうたはこの世に疎外感を感じていた自分の手をしっかりと握ってくれた人であり、命よりも大事な存在だった。
やがてうたは妊娠するが、臨月が近づいたということで縁壱が産婆を呼びに行っている間に、お腹の中の子供もろとも鬼に殺されてしまった。うたと子供の三人で暮らすことを夢見ていた縁壱は、あまりの悲しみに我を忘れ、妻と子供の亡骸を抱いて十日間も茫然自失となっていた。
縁壱はうたの死後は独身を貫き、生涯たった一人うただけを愛し続けた。