概要
主人公である僕の住む街を管轄とする刑事。色素の薄い髪を簪で留めた美人。「僕」の主治医である坂下恋日とは高校時代からの友人同士。
「僕」の事は「みーさん」と呼んでいる。本名で呼ばれることが少なく、みーくんや大江湯女には『ジェロニモ』『ジェイコム』『ジェニファー』などのあだ名で呼ばれることが多い。
「僕」とは対照的に笑顔を絶やさない明るい性格で、囚人のような縞模様の服装を好み、底なしの胃袋を持つ。恋日と同い年のはずだが、10代後半のような若々しい容姿をしており、「僕」からは特殊な呼吸法をしているのではないかと疑われたほど。
「僕」の嘘や冗談を受け流し、会話の主導権を常に握ることができる技術の持ち主。また、言葉の内容が「僕」以上に虚実入り混じったものになることがあり、その嘘と真実の区別は困難。そのため、「僕」は彼女を苦手としている。
以下、ネタバレになります
作中で発生した『八年前の誘拐事件』にも警察官として関わっていた。1巻では「僕」と初対面かのように接していたが、この事件の後に彼と会話したことがある。
恋日と親交があるからか、「みーくん」のからくりについても知っており、彼女が「みーくん」の役をすることもあった。
1巻以降は作中の事件の情報をやり取りすることもあり、それが事件解決の糸口になることもある。また大江湯女の正体を見破った。
掴み所のない人物ではあるが、優しさも持ち合わせており、親から虐待される池田兄妹を気にかけていたり、事件に首を突っ込む「僕」を嗜めたりしている。
10巻の数年後のエピローグでも「僕」と親交があり、若々しい容姿も健在な模様。