新井素子
あらいもとこ
新井 素子(あらい もとこ、1960年8月8日 - )は[[日本]]の[[SF]][[作家]]。
人物
高2で第一回奇想天外SF新人賞に応募した『あたしの中の……』が佳作入選。
これは自身もファンだった星新一が絶賛した事に起因する。
作品内容は星新一などに影響されたスタンダードな'70年代型SFが多く、題材は身近なもの、事柄に起因されるスタイルである。
むしろ特徴的であるのは、徹底した口語体を採用した文体である。当時の中高生の話し言葉を元にした一人称のそれはかなり野心的であり、多くの作家や作品に影響を与えた。そのため以後の中高生向け小説――所謂ライトノベル――の方向性の一つを確立したためライトノベルの元祖といわれることも多い。少なくとも、氷室冴子、久美沙織、笹本祐一、火浦功等と並ぶ勃興期のライトノベルの牽引役の1人で有ることは間違いないといえる。