LRL
さいくろぷすぷりんせす
概要
戦闘用ではなく、産業用バイオロイドである「パブリックサーバント」所属の灯台守用のバイオロイドである。
眼帯で隠した左目には光を照射する機能があり、名前のLRL(Long Range Light)の由来にもなっている。
メインストーリー最序盤で加入するバイオロイドで、解体や強化素材にすることが不可能(2体目以降は可能)な「21SQUAD」に所属している。
確定で1体加入する反面、2体目以降はバイオロイド製造かイベントでのドロップで入手するしかないという入手性の悪さという欠点もあある。
容姿
いわゆる「お子様」で身長122cm・体重24kgと、ゲーム中に登場するバイオロイドとしては特に小型。
ボロボロになった子供用の服と夜の海を照らす目を普段は隠すための眼帯を装着し、防災用の斧を持ちクマのぬいぐるみを背負っている。
性格
一言でいうと「中二病」で、普段から大仰でもったいぶったしゃべり方をする。
一人称は「余」で自称「サイクロプスプリンセス」。
だが本来は人懐っこく、臆病で泣き虫な見た目相応の性格であり、
大好物のツナ缶やハロウィンのお菓子をもらった時や漫才コンビの相手であるグリフォンに怒られたり、フェンリルにビビらされたりすると素が出てしまう。
エイミーレイザーには「お姫様」と呼ばれ(からかわれたりもするが)大切にされており、何かあったときにはエイミーに泣きつくことも多い。
ストーリー上でも出番は多く、オルカのマスコットキャラクターといった役回りである。
前述の容姿と併せてこうなったのには理由があり、本来の仕事である灯台守に従事していたために、鉄虫によって人類が滅亡を知らず、そのまま忘れられた存在になり、文字通り悠久の時の中で寂しさを紛らわせるために灯台に残っていた書籍『龍殺者の証』を何度も繰り返し読んでいた中でいつしか中二病を患うようになってしまったという背景がある。
その後、原初のバイオロイドであるラビアタに発見、保護され鉄虫に反抗するバイオロイドの部隊に所属するようになった。
そのため、ストーリー加入する個体は見た目に反して実は旧人類の滅亡前から現存する数少ない1体である。
その当時を描いた公式漫画が公開されている(画/diyap氏)。
有志によって日本語で翻訳されたものもあるため気になる人は探してみるといいかもしれない。
性能
手持ちの防災用斧で殴り掛かるアクティブ1「アクスオブダークネス」は本人の非力さもあり、稀にダメージアップ効果ががあるとはいえ攻撃性能は高いとは言えない。
真価はアクティブ2「サイクロプス・エターナル・ビーム」によるデバフ効果にある。
まず当たらない命中率と低すぎるダメージ倍率を持つスキルだが、2ターンの間対象の命中率と行動力を大きく阻害する効果を持ち、敵に当たらなくてもこの効果自体は発生し、しかもスキルレベルが10になると3×3…つまり敵全体に範囲が広がる。
耐久力は見た目通り高くはないが、回避性能は悪くはなく、前述の『龍殺者の証』も専用装備化されており、最大強化で回避が100%弱になる。
加入する序盤ではいまいちその恩恵は感じられないが、高難易度ではこの阻害効果が大きく作用することもあり、等級や見た目によらず侮れない存在になる。
彼女一人で鉄虫を倒す力は皆無に近いが、仲間を後ろからサポートすることによって力を発揮する支援特化の性能といえる。
日本語版では未実装だが、ランクアップ機能にも対応しており味方へのバフも付与できるようになるスキルを習得する。
スキン
ゴスロリRLR
その名の通り、ゴシックドレスに身を包んだRLR。
眼帯も新調し、斧の代わりに剣を持っている。
ハロウィンイベントや前述のdiyap氏による公式漫画でもこちらに着替えている。
漫画によってLRLの過去を知った司令官には「新しい洋服を買ってあげる」という意味も込めて購入する人も多い…かもしれない。