概要
物語冒頭にて、機械獣ザウルスF1とブラッガーS1が敗れた直後、登場した空飛ぶ機械獣。
耳の巨大な翼と、両足からのジェット噴射で自在に飛行し、両腕の鎌状の爪と、口から発射するリング状の超音波光線で、マジンガーZとアフロダイAを襲撃した。
光線でアフロダイAを破壊し、爪でホバーパイルダーの風防を叩き割るが、ロケットパンチでその翼を掴まれて動きを封じられた後、ブレストファイヤーを受けて墜落し、爆発炎上。亀裂の中へと落ちていった。
なお、ブラッガーとデモンガーの爆発により、眠っていた妖獣シレーヌが目覚める事となる。
全高17m、重量180t。
原案デザイン
石川賢が原案デザインを手がけた。
翼がある事と両手の爪は原案通りだが、各部がかなり変更されている。
- 翼の位置と厚さ
翼の位置が決定稿ではシレーヌのように両耳なのに対し、原案ではスクランダーのように背中に付いている。
また、決定稿の翼は薄めだが、原案の翼は分厚く、翼自体に噴射口が内蔵されていた。
- 頭部・顔面部
決定稿の頭部は、口元に覗く牙など、どことなく昆虫の意匠も加わっているが、原案の頭部はコウモリに似たデザインである。
- 両足・足首
ジェット噴射する噴射口が、決定稿は両足そのものになっている(膝から下の下腿部自体がエンジンになっており、足首が無くそのまま噴射口に。また、大腿部が非常に細い)。
しかし原案では、両足は普通の太さであり、足首も存在。膝から下にはトゲが生えており、足首にも手と同様に爪が付いている。噴射口も無い。
(メイン画像は、頭部に翼が無い以外は決定稿に近い)。