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センシティブな作品

APS水中銃

えーぴーえすすいちゅうじゅう

ソビエト連邦で開発された水中/陸上兼用のアサルトライフル。

APS水中銃Автомат Подводный Специальный АПС(Avtomat Podvodnyy Spetsialnyy APS)。』は1960年代にソビエト連邦で開発された水中・地上(船上)兼用のアサルトライフル

開発は変な銃ばかり作っ… ソビエト及びロシアで銃器の開発と試験を担うЦНИИТОЧМАШ(ツニートチマッシ)。

概要

敵側のフロッグマンの脅威が高まったため、特殊作戦を担う水中工作員(フロッグマン)向けに開発された、水中と地上で使用できる水中銃としては世界初のアサルトライフル(?)である。

フルオート射撃とセミオート射撃が可能で、マガジンの装弾数は26発。

巨大なマガジンの所為で大きな銃に見えるが、全長はストックを引き伸ばした状態で840mm、完全に縮めれば614mmと、それぞれの状態でAKS-74(全長943mm・ストック折畳時690mm)よりやや小さい程度。

弾薬は、専用に開発された 「5.56x40mm MPS」であるが、これはあくまでもケース(薬莢)の規格。弾は水中を進む際に直進安定性を確保しつつ抵抗を抑えるため110mmを超える長いものである。身近な物で例えれば新品の鉛筆を5cmほど切って先を削ればだいたい同じくらいの寸法となる。

銃身は施条が無いスムースボア… ライフルじゃねぇじゃん

有効射程は、地上で100m、水深5mで30m、水深20mで20m、水深40mで11m。

水中での銃身の耐久度は2000発程度だが、地上で撃つと180発で銃身がダメになってしまう為、当時のソ連兵は地上用に別でAK-74と水中用にSPP-1を携帯することがあったそう。

また、水中のみの作戦であればかなり有効な武器なのだが、水中と陸上両方で戦うスペツナズの兵士には役に立たなかったとのこと。

現在ではA-91を水陸両用に改造したADSライフルに更新されている。

APS水中銃の編集履歴2021/01/12 18:02:12 版