市橋なるみとは、『ときめきトゥナイト』(作・池野恋)のキャラクターである。
プロフィール
誕生日 | 3月1日 |
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星座 | うお座 |
血液型 | O型 |
年齢 | 第1部:6歳(初登場時) 第2部:13歳~14歳 第3部:22歳 |
家族構成 | 父、祖母(幼少時に母が他界) 第2部中盤では父が再婚し、母小夜子と妹マナが家族に加わる |
概要
江藤鈴世の幼馴染でありガールフレンド。
第2部のヒロイン・主人公。第1部ヒロインの蘭世と第3部ヒロインの愛良は魔界人だが、なるみは人間である。
第1部
単行本5巻で初登場。
心臓病を患って病院に入院しており、病院に訪れていた鈴世が狼から人になる場面を目撃したことをきっかけに彼と友達になる。
死神のリストに名前が載っており、心臓病によって6歳で死ぬ運命とされていた。
助かる見込みのない手術に臨んでいたが、鈴世と蘭世がなるみの命を救いたいと死神のジョルジュに頼み込んだことにより、曜子の魂の一部を移植され一命を取り留める。
病気が治ってからは聖ポーリア学園初等部の学校生活を再開し、なるみと同じ学校に入学した鈴世と仲を深めていく。
(『鈴世のガールフレンド』という立ち位置で生まれたキャラだったため第1部ではおとなしい子であったが、ヒロインは元気な方が動かしやすいこと、曜子から元気な魂を分けてもらったことを理由に第2部でのなるみは元気な子に成長する。【『ときめき漫画道-池野恋40周年本-下』参考】)
第2部
幼馴染である鈴世とは両想いで恋人同士。
蘭世と俊の結婚式で魔界の花のブーケを受け取り、その花びらを紅茶と一緒に飲んだことで超能力を得る。物や動植物の声が聞こえるようになったほか、キスした物に命を与える(物が自身の意思で動けるようになる)ことができるようになった。
(ブーケの花をまるごと食べた曜子は自分の分身であるヨーコ犬を生み出し、なるみと同じように紅茶と共に花びらを飲んだなるみの祖母は気持ちが若返り行動的になる等、人間が魔界の花を食べて現れる変化には個人差がある)
不思議な世界に幼いころから憧れており、超能力を得て魔界の秘密を聞かされた際に驚きながらも大喜びして江藤家を拍子抜けさせるなど無邪気な面があった。
(鈴世と江藤家が魔界人であることが知られ人間界から去る事件が起きた後は、超能力が身についたマナに対して「そういう能力って単純に考えれば楽しそうでうらやましそうでワクワクするかもしれないけど本人たちにとってはちっとも楽しくなんかないのよ」と諭すなど物語を通して成長していく面も見せる)
演劇部に所属しており裏方専門だったが、クラブ紹介でアイドルである二葉の代わりに舞台に立ったり「ロミオとジュリエット」の主演を2回務めるなど、第2部の物語内では多くの表舞台に立った。
第2部終盤では世界を消すほどの力を暴走させた鈴世を止めるため彼のもとに飛び込み、鈴世の正気を取り戻すことと引き換えに仮死状態となるが、なるみを救いたい者たちの強い祈りにより、月のなみだの結晶に命が与えられ息を吹き返した。
第3部
幼稚園教諭になり、愛良の幼稚園の産休代理の臨時の先生となる。
そんな折に完治したはずの心臓病が再発し、再度死の淵に立たされる。
今まで2度も消えかけた命を無理につなぎとめてきたため生命力は無いに等しかったが、愛良と幼稚園の子供たちの活躍で手に入れた「夢幻の砦」の鍵によって流れ落ちる命がふせぎ止められ、鈴世の魔界人としてのすべてのエネルギーを吹き込まれることにより命を得た。
(なるみが超能力を失った時期は明言されていないため定かではないが、この時点である可能性は高い)
その後は人間となった鈴世と結婚し、緋生と千綺という二児の男子をもうけた。
ときめきトゥナイト―星のゆくえ―
番外編『星のゆくえ(江藤編)』にて愛良と開陸のペンダントの力によって能力を取り戻す。
息子の二人も狼男となり鈴世も能力が戻っており、「人間を魔界人に変えてしまう力があっても不思議じゃない」という台詞から、親子4人とも人間から魔界人になったものと思われる。