神谷曜子
かみやようこ
声:冨永み〜な
江藤蘭世と真壁俊の同級生。暴力団神谷組の組長・神谷玉三郎の一人娘。成績優秀の才女。俊とは幼馴染で、幼い頃から俊を慕っていた。
玉三郎からは溺愛されていて、登下校は高級車で送り迎えされている。曜子の方もそんな父のことを大事に思っていて、結婚を申し込みに来た風間力に「パパを一人残してお嫁にいけないわ」と話している。
性格は勝気で負けず嫌い。ヤクザの娘だけあって、計算高くしたたかな面もあり、ときとして手段を選ばない。
最初は恋敵である蘭世をあの手この手で陥れようとするが、俊に他の女性（夢魔・サリ）が近づいてきたときに蘭世と一時的に協力するなどして次第に友情が芽生え、第3部では蘭世と家族ぐるみの付き合いをするなど仲良くなっている。
アロンに呪文で犬に変えられて、蘭世捜索に駆り出され、その後も役に立つ犬として使われ続けた結果（その間、魔法で作り出された曜子の身代わりが、曜子として普通に生活していた）、曜子自身は長期間学校を休学することになり（犬になっている間の記憶がないため）、人間に戻った曜子は落第の危機に陥り、英集高校を退学し聖ポーリア学園高等部に再入学するなど、私生活の面では事実上留年するなど散々な目にあった。
第2部では、結婚式のブーケの花（魔界の花）を食べたことで、自分によく似た犬（ヨーコ犬）を生み出すが、犬に「ヨーコちゃん」と名前をつけて、「私の分身のヨーコちゃん」とペットとして連れ歩くなど、俊たちも驚く柔軟性を見せていた。
江藤鈴世の学校の保健医をしている。イケメンとそうでない生徒で露骨に対応が違うなど、かなり問題のある保健医だが、暴力団神谷組の娘ということで、学校の上層部は何も言えず好きにさせている。
市橋なるみとも親しく、ことあるごとに、なるみと互いに恋愛相談をしあっていた。
テレビアニメ版では、原作と違い、恋敵としての狡猾さが増している。マラソン大会で俊に睡眠薬入りのジュースを飲ませて優勝させないようにしたり（モーリがジュースを横取りしたため大事にいたらなかった）、不良に蘭世を襲わせるようにしたりと、犯罪レベルの陰険策謀ぶりを見せていた。
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