解説
漫画「2.5次元の誘惑」の主人公。
とある高校に通う、高校2年生の少年。漫研部の部長を務める。
生粋の2次元オタクで、「3次元の女はクソ」と断言する。
その実、誠実かつ真面目であり、侵入部員であり後輩の天乃リリサに対して、初対面の時に「やましい目で見ない」と宣言したばかりに、彼女に対してある想いが芽生えたあとも、あくまでオタクとして、同志としての尊敬や友情の類であると自分に言い聞かせている。
オタク仲間であるリリサたちの活動に対しても非常に協力的であり、そのため、何人かのヒロインからは恋心を寄せられている。
だが、先述の通り3次元(現実)の女性へ強い忌避感を持っているため、相手からの好意には全く気付いていない。
その原因は、母が蒸発し、姉になかば虐待され続け、想いを寄せた女の子にフラれるという過去の経験から来るトラウマであり、自分が好かれる、自分が相手に認識されているという感覚すら欠如している。
だがそのトラウマも、リリサたちヒロインとの出会いで、少しずつ変わっていく。
オタク趣味に対しても真面目であり、大好きな『アシュフォード戦記』のヒロイン・リリエルへの愛はもちろん、幼い頃に読んだ『ヴァルキリー戦線』への想いも熱く語る。
オタク知識も豊富であり、同じリリエルオタクであるリリサとも渡り合えるディープなネタに加え、古今東西のアニメ・漫画・ゲームへの造詣も深い。
活躍
昨年度末に先輩たちが卒業したため、たった一人となった漫研部の部長に就任。
そこに、昨年度のオープンスクールで見学に来て、奥村が部室でアニメを見ている様を見て入学・入部を決めたリリサが入部し、二人でコスプレ活動を始める。
リリサ自身が公のコスプレ活動の経験がないことから、カメラマン役を担うようになり、コスプレROM制作を通じて、よりよい写真が取れるようにと、知り合いのカメラマン・オギノに技術を学ぶことになる。