それは、己の変身願望を満たす絶対的手段。
それは、飽くなき愛情の発露。
それは、崇拝を自らの肉体で描き出す自己表現。
それは、あまたの者を魅了する、究極のアート。
そしてこれは……
コスプレに青春を掛ける乙女たちの…
愛と情熱の物語ーーー
概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
2019年より集英社のウェブコミックサイト『少年ジャンプ+』で連載中の、橋本悠によるコスプレを題材した青春ラブコメディ漫画。単行本は既刊20巻(2024年7月現在)
正式なタイトルの「誘惑」のルビは、「リリサ」とカタカナで表記。略称は「にごリリ」。また、公式ではコスプレ用推奨タグとして「#ririsa_cosplay」が用いられている。
作品解説![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
オタクの男子高校生・奥村と、彼と同じくオタクでコスプレイヤーの天乃リリサを中心とした、青春ラブコメディ。
当初は乳首やパンチラなどが多いエロコメディだったが、コスプレイベントに参加するエピソードで、オタク高校生ゆえの青い情熱を中心とした展開が読者に受け、「熱血青春コスプレマンガ」となった。
ただし、単行本描き下ろし漫画では、初期のようなエロコメ要素が受け継がれている。
人名や劇中作品名などの正式な固有名詞があまり登場しないのも特徴で、例えば主人公らの通う高校の名前などが明かされていなかったり、主人公のフルネームが連載開始から約2年後に発覚したりしている。
実在のイベントや作品も数多く登場する。
コミックマーケットはその最たる例で、主人公たちにとっても最大の重要イベントとしてとらえられている。
実在の漫画・アニメ・ゲーム作品は、権利の関係からタイトルやキャラクターの名前が直接登場することはないが、印象的なセリフやシチュエーションを主人公たちがおふざけで再現する形で登場し、元ネタを推測するのも、本作の楽しみの一つとなっている。
作中オリジナル作品のいくつかは、実在の作品がモデルであることが推測されている(シンデレラ☆スター→アイドルマスター、マジョ娘→ウマ娘)。
ストーリー![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
三次元(リアル)の女性にまったく興味のない、二次元オタクの男子高校生・奥村が部長を務める漫画研究部に、新入生の天乃リリサが入部してくる。
奥村に負けず劣らずのオタク知識を有し、奥村と同じく漫画『アシュフォード戦記』のヒロイン・リリエルが大好きであるリリサの入部を認める奥村だったが、リリサのしたいオタク活動とはリリエルのコスプレだった。
リリサ扮するリリエルに衝撃を受けた奥村は、二次元(漫画)でも三次元(リアル)でもない2.5次元の誘惑に耐えられるのか――
登場人物![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
主人公・奥村とメインヒロイン・リリサが在籍する高校に属する教師・生徒と、彼らがコスプレ界隈で出会うコスプレイヤーやカメラマンが主な登場人物となる。
主要人物![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
主人公。漫研部の部長。
コスプレイヤーをしているヒロイン。奥村の一学年下の後輩。
モデルとして活躍する、奥村の幼馴染。奥村の一学年下。
他校に通うコスプレイヤー。奥村の一学年下。
他校に通う新人コスプレイヤー。奥村と同学年。
奥村の幼馴染で、同じ学校の副生徒会長。奥村の一学年上の先輩。
特進クラスに入学した新入生。奥村の二学年下の後輩。
学校関係者![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
新任教師で、漫研部の顧問となる。元・コスプレイヤー四天王の一人。
生徒会長。奥村と同学年。
生徒会書記。奥村と同学年で、昔からの友人。
- 校長
奥村たちが通う高校の校長先生。
コスプレ関係については何かの競技試合と勘違いしている(コミケを夏の全国大会の類と思っている)が、自分が詳しくないことをよく理解しているため、余計な口は出さずに生徒会やまゆりに基本的に委ねている。
しかし自分の「しなくていい失敗をして後悔した」経験から、自校の生徒がいじめなどの「間違える」ことを前提として教師が必要だと考える人物。自分たちが失敗することも生徒に嫌われることも考えたうえで、子供の未来を守るのが大人の覚悟とし、奥村たちのコスプレ活動を公表しない(部活動としての実績を隠す)うえで、部の存続を生徒会にゆだねている。
そんな人物なので「よく知らないけど理解はある」というスタンスで、他校の生徒である乃愛やアリアが部室に出入りに関しても(部活の合同練習といった認識で)あっさりOKを出したり(したうえで彼女らの学校とも話もつけてくれたり)している。
あと基本的に乃愛とどっこいどっこいのデフォルメ描写率。
コスプレ関係者![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
コスプレ四天王![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
企業のPR案件などを仕事としているプロのコスプレイヤー。
モデルの山野辺由紀と、衣装制作担当の生地絵理華のコンビで活動するコスプレイヤー。
イベントごとに身長や体重すら小数点単位でキャラに合わせることで有名なコスプレ四天王の一角。まゆり曰く「カメラマンが選ぶ最高のコスプレイヤーが753なら、コスプレイヤーが選ぶ最高のコスプレイヤーは彼女」。
SNSにおいて、自撮りと過激な発言で注目されている「SNSの女王」。
その他のコスプレイヤーなど![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ケモ耳キャラ専門のコスプレイヤー。
奥村とリリサが初めてROMを出したイベントで隣になって以来縁が続いているオタクの人。マギノの付き人で彼女をナンバーワンにしたいと思っており、初心者の奥村たちにマウントをとっていたが、リリサのリリエルを撮りたいのマギノに対する忠誠心から血涙を流して我慢したり、OKを貰った後は初心者である二人を的確にサポート(するついでに一番撮りやすい位置を確保)している。
リリサのポーズが須らく原作のポーズだと即座にカンパする剛の者。またその縁から奥村に写真撮影の指導をお願いされたり、カメラおじさんなどの情報を教えるなど、イベントごとに準レギュラーとなっている。
まゆらのコスプレ仲間。
海外のコスプレイヤー。
- カメラおじさん
彼が認めたコスプレイヤーは絶対有名になると呼ばれ、無名の頃からコスプレ四天王を特集していた優れた先見の明を持つコスプレ業界における伝説的な人物。
リリサや乃愛、アリアについて評価をしており、第三者の視点で的確な評価をしている。
- レモン&ライム
リリサや乃愛と同時期にデビューし、カメラおじさんからの評価はリリサやノノアを超える双子の姉弟。レモンが姉でライムが弟。
実の双子という圧倒的希少価値とそれゆえに作品・時間・愛が同レベルで合致した双子キャラとのコスプレの圧倒的再現度が持ち味。
- みるく
コスプレイヤーがまだ世間からイロモノ扱いされていた時代に、エリカとともに活躍していたコスプレイヤー。作中未登場だが、回想という形で容姿は出ている。先述したレモン&ライムの母と似ているが、同一人物か否かは不明。
劇中作およびそのキャラクター![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
2.5次元の誘惑の劇中作一覧を参照。
誕生日一覧![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
誕生日 | キャラクター |
---|---|
1月1日 | 羽生まゆり |
2月2日 | 奥村正宗 |
3月3日 | 華翼貴 |
4月4日 | 星月夜姫 |
5月5日 | 天乃リリサ |
6月6日 | 瀧翠理 |
7月7日 | 山野辺由紀 |
8月8日 | 喜咲アリア |
9月9日 | 安部まりな |
10月10日 | NONOA |
11月11日 | 753♡ |
12月1日 | 生地絵理華 |
12月12日 | 橘美花莉 |
アニメ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
2022年12月10日に、テレビアニメ化決定が発表された。
2024年7月5日から、TOKYOMX、テレ玉、千葉テレビ、tvk、AT-XのほかBS11に加えてアニマックス、さらにはテレビ愛知、TVQ九州放送(いずれもテレビ東京系列局)、毎日放送(TBS系列局)にて、半年間・連続2クールの放送スタイルで放送されている。また、ABEMAやU-NEXTなどによる配信も実施されている。なお、AT-Xとアニマックス以外は放送日を金曜日に統一している。
先行上映会イベントも開催されたのだが、そこでは第1~7話のダイジェスト版を上映し、実際に上映されたのは第8話と第9話である。(確かに、先行上映イベントのタイトルが「『にごリリ』沼に落とそうの会」で上映話の言及はないのだが……)
スタッフ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
主題歌![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
前半クールOPテーマ
作曲:めいちゃん / PRIMAGIC
編曲:PRIMAGIC
歌:めいちゃん
前半クールEDテーマ
「Watch Me」
作詞曲:Len(TOKYO LOGIC)
歌:天乃リリサ(前田佳織里)/ 橘美花莉(鬼頭明里)
スマホゲーム![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
ー想いを込める、このコスプレに!ー
2023年12月16日の「ジャンプフェスタ2024」にて、Aimingによるスマホゲーム『2.5次元の誘惑 天使たちのステージ』(略称「リリステ」)の制作が発表され、2024年9月3日にリリース予定。
PC版に関してはDMMGAMESが担当し、2024年7月1日から事前登録が開始された。→DMM版リンク
関連イラスト![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
関連動画![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
アニメPV第2弾
関連タグ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
個別![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
棲み分け![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
users入り![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
にごリリ100users入り→にごリリ500users入り→にごリリ1000users入り→にごリリ5000users入り→にごリリ10000users入り
コラボタグ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
関連人物![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
- 天使リリエル…こちらはバーチャルYouTuberの天使リリエル。62話にて天使リリエル繋がりでコスプレイヤーの1人がコスプレをした。
- 荒咬オウガ…ホロスターズのバーチャルYouTuber。同様に62話にてコスプレされている姿が描かれた。
関連・類似作品![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
- その着せ替え人形は恋をする…本作同様、オタク高校生によるコスプレ活動を描いた漫画作品。相違点として、本作の主人公が男女ともにオタクであり、イベント参加を主体としたエピソードが多いのに対し、同作の主人公は非オタ陰キャ男子とオタ陽キャ女子であり、個撮を主体としたエピソードが多い。また、この作品にもムービックが製作関与されているほか、アニメが放送される時期にBS11で再放送が実施され、比較対象となってしまった。
- キン肉マン 完璧超人始祖編…この作品もまたADKエモーションズとポニーキャニオンが製作関与された同時期のジャンプ系アニメ。