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それは、己の変身願望を満たす絶対的手段。

それは、飽くなき愛情の発露。

それは、崇拝を自らの肉体で描き出す自己表現。

それは、あまたの者を魅了する、究極のアート。


そしてこれは……

コスプレに青春を掛ける乙女たちの…

愛と情熱の物語ーーー


概要編集

2019年より集英社のウェブコミックサイト『少年ジャンプ+』で連載中の、橋本悠によるコスプレを題材した青春ラブコメディ漫画。単行本は既刊21巻(2024年10月現在)

正式なタイトルの「誘惑」のルビは、「リリサ」とカタカナで表記。略称は「にごリリ」。


作品解説編集

オタクの男子高校生・奥村と、彼と同じくオタクでコスプレイヤーの天乃リリサを中心とした、青春ラブコメディ。

当初は乳首パンチラなどが多いエロコメディだったが、コスプレイベントに参加するエピソードで、オタク高校生ゆえの青い情熱を中心とした展開が読者に受け、「熱血青春コスプレマンガ」となった。

ただし、単行本描き下ろし漫画では、初期のようなエロコメ要素が受け継がれている。


人名や劇中作品名などの正式な固有名詞があまり登場しないのも特徴で、例えば主人公らの通う高校の名前などが明かされていなかったり、主人公のフルネームが連載開始から約2年後に発覚したりしている。


実在のイベントや作品も数多く登場する。

コミックマーケットはその最たる例で、主人公たちにとっても最大の重要イベントとしてとらえられている。

実在の漫画・アニメ・ゲーム作品は、権利の関係からタイトルやキャラクターの名前が直接登場することはないが、印象的なセリフやシチュエーションを主人公たちがおふざけで再現する形で登場し、元ネタを推測するのも、本作の楽しみの一つとなっている。

作中オリジナル作品のいくつかは、実在の作品がモデルであることが推測されている(シンデレラ☆スター→アイドルマスター、マジョ娘→ウマ娘)。


ストーリー編集

三次元(リアル)の女性にまったく興味のない、二次元オタクの男子高校生・奥村が部長を務める漫画研究部に、新入生の天乃リリサが入部してくる。

奥村に負けず劣らずのオタク知識を有し、奥村と同じく漫画『アシュフォード戦記』のヒロイン・リリエルが大好きであるリリサの入部を認める奥村だったが、リリサのしたいオタク活動とはリリエルのコスプレだった。

リリサ扮するリリエルに衝撃を受けた奥村は、二次元(漫画)でも三次元(リアル)でもない2.5次元の誘惑に耐えられるのか――



登場人物編集

主人公・奥村とメインヒロイン・リリサが在籍する高校に属する教師・生徒と、彼らがコスプレ界隈で出会うコスプレイヤーやカメラマンが主な登場人物となる。

主要人物編集

 主人公。漫研部の部長。

 コスプレイヤーをしているヒロイン。奥村の一学年下の後輩。

 モデルとして活躍する、奥村の幼馴染。奥村の一学年下。

 他校に通うコスプレイヤー。奥村の一学年下。

 他校に通う新人コスプレイヤー。奥村と同学年。

 奥村の幼馴染で初恋相手。同じ学校の副生徒会長で奥村の一学年上の先輩。

 特進クラスに入学した新入生。奥村の二学年下の後輩。

学校関係者編集

 新任教師で、漫研部の顧問となる。元・コスプレイヤー四天王の一人。

 生徒会長。奥村と同学年。

  • 竜造寺虎次郎

 生徒会書記。奥村と同学年で、昔からの友人。誠実な翠理と聖母なまりなををアイドル視する生徒会役員などの暴走をいさめる、生徒会の良心。また昔から家庭や女性関係で苦労している奥村を心配している。生徒会主催のコスプレ喫茶開催を機に漫研の活動内容を知る。なぜか、コスプレ喫茶の準備で職人的な手腕を発揮するノノアに対して尊敬の念を抱くようになり、彼女を「棟梁」と呼ぶ。

  • 校長

 奥村たちが通う高校の校長先生。

 コスプレ関係については何かの競技試合と勘違いしている(コミケを夏の全国大会の類と思っている)が、自分が詳しくないことをよく理解しているため、余計な口は出さずに生徒会やまゆりに基本的に委ねている。

 しかし自分の「しなくていい失敗をして後悔した」経験から、自校の生徒がいじめなどの「間違える」ことを前提として教師が必要だと考える人物。自分たちが失敗することも生徒に嫌われることも考えた上で子供の未来を守るのが大人の覚悟とし、奥村たちのコスプレ活動を公表しない(部活動としての実績を隠す)上で部の存続を生徒会に委ねている。

 そんな人物なので「よく知らないけど理解はある」というスタンスで、他校の生徒である乃愛やアリアの部室の出入りに関しても(部活の合同練習といった認識で)あっさりOKを出したり(したうえで彼女らの学校とも話もつけてくれたり)している。

 あと基本的に乃愛とどっこいどっこいのデフォルメ描写率。


コスプレ関係者編集

コスプレ四天王編集

 企業のPR案件などを仕事としているプロのコスプレイヤー。

 モデルの山野辺由紀と、衣装制作担当の生地絵理華のコンビで活動するコスプレイヤー。

 イベントごとに身長や体重すら小数点単位でキャラに合わせることで有名なコスプレ四天王の一角。まゆり曰く「カメラマンが選ぶ最高のコスプレイヤーが753♡なら、コスプレイヤーが選ぶ最高のコスプレイヤーは彼女」。

 SNSにおいて、自撮りと過激な発言で注目されている「SNSの女王」。


5人の新星レイヤー編集

奥村が2年生のときの横須賀コスストの前後、ベテランカメラマン「カメラおじさん(カメおじ)」が自身のブログ上で「四天王の次代を担う」として発表した5人の若手コスプレイヤー。ランキング形式で紹介されており、5位はリリサ、4位はノノアである。


 ランキング2位&3位。リリサや乃愛と同時期にデビューし、カメおじからの評価はリリサやノノアを超える双子の姉弟。レモンが姉でライムが

 実の双子という圧倒的希少価値とそれゆえに作品・時間・愛が同レベルで合致した双子キャラとのコスプレの圧倒的再現度が持ち味。説明書付き(時には10P以上もある)のフルオーダーメイドの複雑な衣装を使用しており、着脱時に人手を要する場合があり弟のライムは仲間のいない男子更衣室での着替えの為に度々ピンチに陥るがその度に奥村に救われており、奥村に対して知人友人以外の感情をうっすらと持っているかのような描写が有る。


  • 古見門あおい / 弧帝ルルナ

 ランキング1位。たった1回だけ小さなコスプレイベントに参加しただけでカメおじに見出された。曰く「全てをもってきた」「何にでもなれるダイヤの原石」。

小さなころから好きなキャラクターの格好をすることが好きであり、またリアルイベントに参加しづらい田舎でもネットを使って見られるVtuberの「彩羽ティコ」を偶像とあがめる。そして地方出身であることから、「東京でBIGになる」という夢も持っており、その夢とティコへの憧れから、世界一のコスプレイヤーを目指し、ティコのコスプレを始める。

 コスプレの常識など何も知らないが、余りにも完成度の高いコスプレだけでなく、動き続ける彼女をいつ・どこから撮影しても奇跡の一枚が生まれるという稀有な才を有している。

 現時点ではリリサらとの関わり合いはなく、2度目の夏コミにてエリカが本人を見つけた程度。


その他のコスプレイヤーなど編集

 自分が死ぬ時はファーが肺に詰まって、と冗談を言うほどのケモ耳キャラ専門のコスプレイヤー。出会った当初から奥村とリリサに対して友好的な明るい女性で、オギノと共に奥村に「コスプレとはカメラマンとレイヤーが一緒に造るもの」という事を教え、以後も良好な関係を続けている。

 奥村とリリサが初めてROMを出したイベントで隣になって以来縁が続いているオタクの人。マギノの付き人で彼女をナンバーワンにしたいと思っており、初心者の奥村たちにマウントをとっていたが、リリサのリリエルを撮りたいのをマギノに対する忠誠心から血涙を流して我慢したり、OKを貰った後は初心者である二人を的確にサポート(するついでに一番撮りやすい位置を確保)している。

 リリサのポーズが須らく原作のポーズだと即座にカンパする剛の者。またその縁から奥村に写真撮影の指導をお願いされたり、カメラおじさんなどの情報を教えるなど徐々に交友を深め、イベントごとに準レギュラーとなっている。

年齢は30歳前後である。

 まゆらのコスプレ仲間。主に『吸血鬼ハンター』のエルフェンのコスをしている。まゆらとは中学からの親友で、コスプレ活動もほとんど一緒にやってきた。まゆらが就職に際してレイヤーを引退しても自分は続けており、電話はできても直接会っていない状態だったが、コススト編にて再会。実はまゆらに対して恋愛感情を持っており、様々な事情で隠していたが、2度目の夏コミ編にてまゆらがレイヤーに完全復帰したことを機に、本心を明かす。

  • 小雨(シャオユー)

 海外のコスプレイヤー。一度目の夏コミ編の最終日にて、アッシュ戦記合わせをした奥村・リリサと出会う。自分もリリエルコスをしていることからリリサらと友達になるが、母国の事情から再来日できるかはわからないとも話す。奥村とリリサを恋人関係だと思っている。余談だが当初は次に来る新生レイヤー1位だったが夏コミ編が長引き小雨編を1話でまとめたため変更になった。

  • カメラおじさん

 彼が認めたコスプレイヤーは絶対有名になると呼ばれ、無名の頃からコスプレ四天王を特集していた優れた先見の明を持つコスプレ業界における伝説的な人物。通称「カメおじ」。

 リリサや乃愛、アリアについて評価をしており、第三者の視点で的確な評価をしている。

  • みるく

 コスプレイヤーがまだ世間からイロモノ扱いされていた時代に、エリカとともに活躍していたコスプレイヤー。作中未登場だが、回想という形で容姿は出ている。先述したレモン&ライムの母と似ているが、同一人物か否かは不明。

753のマネージャーを務める女性。オタクでワガママな753のフォローに苦労しているが、753の才能と魅力を見出したのも自分であり、彼女との仕事に誇りを持っている。

プロの服飾デザイナー。753の衣装はほぼ彼女が制作している。普段はビジネスと割り切って納期とコストを考慮した衣装を制作しており、リリサが作る趣味の塊のような衣装は、作れはするが作らない(コストがかかり過ぎるため)。

リリサが初参加したイベントに参加していたコスプレイヤーたち。その後もしばしばイベントで再会しており、冬コミ編ではマギノも含めて「いつもの皆さん」略して「いつみな」と呼ばれるようになった。キャラ名は原作では登場せず、にごリリ質問箱にて公開された。参照


その他の登場人物編集

  • 高松 良

漫画家。『アッシュフォード戦記』の作者であり、『リリエル外伝』の原作者。


アリアの父。漫画家。『ヴァルキリー戦線』および『リリエル外伝』の作者。アシスタントに三田俊史(CV:戸谷菊之介)がいる。

キサキは『ヴァル戦』で、日枯は『リリエル外伝』で名義として使われており、本名は不明。

アリアの母と結婚し、アリアを儲け、漫画家として幸せな家庭を築こうとした矢先、『ヴァルキリー戦線』が酷評を受け、打ち切りの目に遭う。結果、漫画家としての自信を無くし、妻と離婚した(アリアが喜咲姓を名乗っていることから、陽一本人は喜咲姓ではないと思われる)。その後、オリジナル作品を連載することはできず、師匠である高松の『アッシュ戦記』のスピンオフ『リリエル外伝』を手掛けるようになり、今に至る。

過去に『ヴァル戦』を酷評されたことから、『リリエル外伝』は『アッシュ戦記』の威を借りているだけと、ファンレターはすべて高松へ転送している。だが、1回目の夏コミ編にて、アリアがアリエルのコスをしていることを知って現地へ赴き、アリアと再会するとともに、『ヴァル戦』時代に唯一ファンレターを送ってくれた奥村と初対面。彼らからの熱い思いを受け取り、漫画家としての自信を取り戻す。

元々アリエルはアリアがモデルであったが、アリアがアリエルのコスをしてくれていると知ってからは、『リリエル外伝』作中のアリエルのコスチュームの露出を意図的に減らすなど、多少私情が入るようになった。


劇中作およびそのキャラクター編集

2.5次元の誘惑の劇中作一覧を参照。

誕生日一覧編集

誕生日キャラクター
1月1日羽生まゆり
2月2日奥村正宗
2月5日レモン&ライム
3月3日華翼貴
4月4日星月夜姫
5月5日天乃リリサ
6月6日瀧翠理
7月7日山野辺由紀
8月8日喜咲アリア
9月9日安部まりな
10月10日NONOA
11月11日753♡
12月1日生地絵理華
12月12日橘美花莉


アニメ編集

2022年12月10日に、テレビアニメ化決定が発表された

2024年7月5日からTOKYOMXテレ玉千葉テレビtvkAT-XのほかBS11に加えてアニマックス、さらにはテレビ愛知TVQ九州放送(いずれもテレビ東京系列局)、毎日放送TBS系列局)にて、半年間・連続2クールの放送スタイルで放送されている。また、ABEMAU-NEXTなどによる配信も実施されている。なお、AT-Xとアニマックス以外は放送日を金曜日に統一している。


先行上映会イベントも開催されたのだが、そこでは第1~7話のダイジェスト版を上映し、実際に上映されたのは第8話と第9話である。(確かに、先行上映イベントのタイトルが「『にごリリ』沼に落とそうの会」で上映話の言及はないのだが……)


スタッフ編集

監督岡本英樹
シリーズ構成吉岡たかを
キャラクターデザイン下谷智之
音楽堤博明
アニメーション制作J.C.STAFF

主題歌編集

前半クールOPテーマ

シャッターチャンス

作詞:めいちゃん / 田中秀典

作曲:めいちゃん / PRIMAGIC

編曲:PRIMAGIC

歌:めいちゃん


第2クールOPテーマ

ツギハギの翼

作曲:白神真志朗

作詞・歌:そらる


前半クールEDテーマ

Watch Me

作詞曲:Len(TOKYO LOGIC)

歌:天乃リリサ(前田佳織里)/ 橘美花莉(鬼頭明里)


第2クールEDテーマ

Release Sigh

作詞曲:鈴木裕明(SUPA LOVE)

歌:天乃リリサ(前田佳織里)/ 橘美花莉(鬼頭明里)/ ノノア(鈴代紗弓)/ 喜咲アリア(渡部紗弓)


スマホゲーム編集

想いを込める、このコスプレに!


2023年12月16日の「ジャンプフェスタ2024」にて、Aimingによるスマホゲーム『2.5次元の誘惑 天使たちのステージ』(略称「リリステ」)の制作が発表され、2024年9月3日にリリースされた。


PC版に関してはDMMGAMESが担当し、2024年7月1日から事前登録が開始された。→DMM版リンク


関連イラスト編集

2.5次元の誘惑女子ズリリサ/リリエル

天使空挺隊天使空挺隊


関連動画編集

アニメPV第2弾


アニメ第1~7話振り返り映像


アニメ前半クール振り返り映像(ロングver)


アニメ第2クールPV


関連タグ編集

個別編集

コスプレ 2.5次元 スポ根


棲み分け編集

にご百合 にごリリ夢


users入り編集

にごリリ100users入りにごリリ500users入りにごリリ1000users入りにごリリ5000users入りにごリリ10000users入り


コラボタグ編集


外部リンク編集

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