解説
漫画「2.5次元の誘惑」のキャラクター。
コスプレイヤー四天王の一人。
つややかな黒髪にモデルもかくやといったナイスバディの長身を誇る一方、三白眼に大きな丸眼鏡、そばかすだらけの頬にギザッ歯という、非常にインパクトのある容姿をしている。美人とは言えない容姿だが、だからこそメイクの腕はかなりのもので、コスプレ時は別人となる。本人が悪役を徹しているため勘違いされがちだが、四天王になった段階でコスプレイヤーとして精神的には完成しており、リリサには隠していた本当の自分を看破されることになる。
SNSをフル活用しており、露出の高いコスプレや下着姿の写真で注目を集めている(顔は加工している)。753♡曰くSNSの女王であり信者の熱量が凄く、コスプレイヤーに流行の激エロニットの写真をツイートした際には753♡よりリツイートされている。
一方、その過激な発言と、過去のコスプレ活動から、常にアンチによる炎上がつきまとっているが、当人は気にしていない(あまりにも逆鱗に触れる発言には反応してしまっており、それがさらに炎上を招いている)。しかし、自分のアンチを悪く言うことは許しておらず、アンチは消えろと思う一方心から嫌いにはなれないでいる。アンチの境遇にどこか共感し、自分に悪口を言って楽になるなら…と考えている。
経歴
承認欲求を充足させるためにコスプレをしており、そのときどきで人気のあるコンテンツのコスプレをしている。この承認欲求は悲惨な家庭環境による反動のようなもので、いつしか「私を特別だと言ってもらいたい」という欲求になる。コスプレをやるきっかけはそんな欲求をブログだけでは満たせなくなったため。そんな軽薄なノリでやった初めてのコスプレは炎上し、苛烈な誹謗中傷から自分は愛のないコスプレイヤーなんだという思いが根付いてしまう。その後、コスプレBIG3こと現四天王の3人のコスプレを目の当たりにしたことで、自分のやったのは叩かれて当然のモノだったと認識し、どうやったら自分もあんな風になれるかと模索しコスプレに真摯に打ち込むようになる。初めは人気が出そうなキャラばかりをひたすら選び結果に繋がらずにいたが、ある日、自分の推しキャラであるイレーネが死亡したことで転機が訪れる。今までコスプレしてきたキャラと違いイレーネは人気キャラではなかったが、承認欲求のためではなく自分がコスプレすることで蘇らせたいという思いから「本物」を追求した結果、次代のBIG4と注目を集め四天王まで上り詰める。
活躍
3巻の秘密特訓時や4巻の番外編で名前が登場、11巻で初登場する。冬コミでマジョ娘のエリーゼとして参加。初めは合わせをしようと熱烈な視線を送ってくるリリサを煙たがり続けていたが、お汁粉の差し入れをしてくれたファンが注文したシーンがタマ役がいないと成り立たないためリリサ達の為ではなくファンの気持ちに応える為にリリサに合わせを申し出る。合わせを始めても自分をひたすら肯定し続けるリリサを突っぱねていたが、次第に心を開いていくことになる。
今までたくさんの視線を求めていたがその目をちゃんと見なければ満たされるわけがないことに気づかされ、本当に欲しかったものは自分を真っ直ぐ肯定してくれるリリサから得ることになる。
また、この事でリリサを非常に可愛がるようになり、隙あらばお姫様抱っこで持ち帰ろうとし、同じ思いを持つまゆらや753♡を慌てさせる。
余談
本名は、苗字が「星野」であることしか判明していない。
一般商社に勤めており、昭和さながらの男尊女卑な社風に苛立っているが、一部の部下からは好意を持たれている様子。
死亡フラグが立ちやすいキャラクターを好きになる傾向があり、彼らの喪に服すため、ほぼ毎日黒いスーツを着ている。
冬コミ編では「マジョ娘」のエリーゼ・フォン・ウァルプルギスのコスをしたが、彼女もまたアニメで死亡している。
四天王の中では一番新参であり、最後に四天王入りしている。
四天王の1人である753♡とは犬猿の仲であるがお互い友達がいないことから話し込んでしまい、753♡のマネージャーからは(時間が押してしまうため)危険視されている。はじめて会ったときに言われた「私は全てのコスプレイヤーを愛してる。貴方みたいのがいてもいいんじゃない」という言葉に救われ涙を流しており本音では753♡に感謝している。