CV:鬼頭明里
プロフィール
学年:高校1年生(初登場時)
誕生日:12月12日
概要
「2.5次元の誘惑」に出てくるキャラクターで、通称「みかりん」。本作のヒロインの1人。
主人公・奥村と同じ高校に通う、現役高校生モデルでありバラエティ番組などに出演する事もある。
単行本では2巻の表紙を飾りアニメ版では1クール目のED「Watch Me」の映像内でリリサと共に踊る姿が描かれておりまるでダブルヒロインのような扱いになっていたのだが、実際は漫研に所属していないことやモデル活動が忙しいこともあってか、物語序盤での初登場からしばらくは奥村とリリサが主体となって話が展開されるため出番が少ない。
乃愛やアリア登場後の「夏コミ編」辺りから本格的に話に絡んできており、アニメも1クール目にはほとんど登場することはなく本格的な登場は2クール目に突入してからとなった。
人物
幼い頃、天然パーマを同世代の男子にからかわれていたところ、奥村に救われた。
それ以来、ずっと彼を一途に想い続けており、漫画のキャラクター「リリエル」が好きな彼から好かれるようにと、美しさを磨き続けてきた結果、これまで自分をからかってきた者達を含む同世代の男子の注目の的となり、モデルにまで登り詰めた。
奥村に対して一途な乙女だがモデルとの交際や俳優との熱愛などの噂がネットで流れておりビッチ扱いされてしまう時もある。
同性、特に同世代に対してはややキツメな言動もする素の部分を見せるが嫌っているわけではないので、純粋に自分のファンであるギャルのアリア、性格や趣味が全く違う乃愛や翼貴などとも打ち解けて友好的な関係を結んでいる。
私服の持ち合わせのないリリサに(しかも前日に突然相談を受けたにもかかわらず)自分の服を貸したり、夏コミで目立つためにテレビ番組への出演を利用してさりげなく宣伝するなど、人のために動ける面倒見の良いところもある。また、イベントの準備に時間を費やしすぎて試験で全教科赤点を取ってしまったリリサを本気で心配する様子を見せた際には密かにクラスメイトの女子達から「橘さんは素は良い子っぽい」と囁かれて好感度が上がっていた。
数少ない例外としてプロレイヤーである753♡や奥村の初恋の相手であるまりなに対しては警戒しており、後者に関しては奥村と会話しているだけで見せられない顔をしている。
まりなが所属する生徒会に協力を持ち掛けられた際にもアリアなどは美花莉が反対するのではないかと不安になっていたが、まりなと関わることで奥村が3次元女子への恋愛感情を取り戻すきっかけになる劇薬となる可能性にかけて協力を承諾。
このような下心がきっかけだったとはいえ最終的にはまりなとも友人になり、目論見通り奥村に三次元女子への恋愛感情を取り戻させることにも成功した。
手先は非常に不器用であり、料理をするとダークマターを生み出し、部員総出のコスプレ衣装づくりでは「器用:F-------」と表現され一人だけ応援に回されるはめとなっていた(※ただし掛け値無しの美少女チアリーダーなので主戦力であるリリサへのバフは効果絶大)。
話が進む毎にリリサだけでなく753♡、アリア、まりなと奥村に惚れ込む女性達が増えつつあるため度々焦る様子も描かれており、夏コミの際には男の娘であるライムのコスプレにさえ褒めちぎった奥村に(2次元なら性別関係ないの!?)と別の意味で焦っていた。
容姿
茶髪を高い位置で結んでツインテールにしておりスタイルもいい美少女。
「人間とは思えない顔の良さ」「あの顔とスタイルなら男選びホーダイ」「顔が天才」「世界一の美少女」と外見を褒められることが非常に多い。
特に顔に関してはプロのカメラマンが撮影した写真すら奥村が撮影したものと比べて目が死んでるとエリカに酷評されてしまう(これは決してカメラマンの技術が拙いというわけではなく奥村のカメラマンとしての素質によるものなのだが、それを抜きにしても美花莉の撮影に対するスタンスを考えると仕方がないと言える)ほどなのだが問題なくモデルをこなせるほど優れている。
実際の撮影中でも全く集中しておらず奥村の事を考えていても問題なく撮影が進むといえばいかほどのものかわかるだろう。
ただし、水着の撮影などはNGであり周りの女性に比べ慎ましやかな体型なのが悩みの種でありしばしばリリサ、アリア、まゆりと言った女性に羨望の眼差しを向けることもある。
経歴
上記のように奥村が好きであり「可愛くなって人気者になれば好きになってもらえるかもしれない」という理由で高校入学前からモデルとして活動している。
しかしながら奥村はモデルどころか過去のトラウマにより3次元(現実)の女性には全く興味がないので美花莉に惹かれるはずがなかった。
熱愛などの噂は全て嘘だが芸能関係の男性から誘いは受けており、奥村を裏切ることになるという理由で断り続けている。
安い女になりたくないのでしばらく会わないと決めて、人気モデルになって見返すために努力していたのだが二人の関係性は全く変わることがなかった。
高校で再会してからも部室で服を脱いで誘惑するなどを試しても前述の理由で全くアプローチにならず、告白しようにも美花莉は素直に好きということもできないので想いは一向に伝わることがない状態だった。
このように十年かけても何も変わらなかったが奥村と同じ高校へ自分と同時に入学した天乃リリサが漫研に入部し、コスプレ活動を始めたことで美花莉にとって転機が訪れた。
奥村に対して素直に好きと言えない情けなさを感じながらも彼が変わっていないので誰にも取られることが無いと高を括った時、漫研部の部室で奥村とリリサが一緒にいる場面を窓からのぞいてしまう。
部室に行くと奥村とリリサがコスプレの撮影をしていた際に奥村が顔を赤くしていたため思わず「先輩の嘘つき!」と彼にキレてしまう(三次元女子に興味がないといっていた奥村がリリサに対して自分には絶対に見せない顔をしていたのでつい怒ってしまったと思われる)のだがリリサがリリエルのコスプレをしていることに気付く。
リリサからコスプレの説明を受けても美花莉には全く理解できなかったが彼女にとって重要なことは奥村が赤面していたということであり、リリエルのコスプレをすれば奥村の意識を変えられることに気付いたのだった。
実際にリリサに勧められるまま、「リリエル」と同じ漫画に登場する「ミリエラ」にコスプレした途端、奥村が今まで見せたことのない反応を見せた。
その際に自分が今まで自分を好きになってほしいという気持ちばかりで奥村が好きな漫画を嫌いになり、奥村の好きなものを本当に理解しようとしていなかったという過ちに気付く。
コスプレは自分を奥村の愛している2次元に連れて行ってくれるものだと気付いて今後もコスプレをすることをリリサに了承した。
それ以降は奥村を口説くために失敗したモデル作戦をやめて、効果がわかりきっているコスプレ作戦に手段を変更することになったがモデルはやめていない。
なおこの時からリリサを恋敵と認識してはいるものの上述のように良く面倒を見ている。
その後はしばらく目立った出番はなかった(幕間などにはちょくちょく登場していた)が、「夏コミ編」中盤で再登場(髪が若干明るくなった)。久しぶりに漫研部の部室を訪れた際には女子(乃愛とアリア)が増えてたので「って誰よその女どもは!」と思わずツッコミを入れた。
芸能事務所に所属しているためコスプレ活動を表立ってできなかった(突然コスプレをすると事務所やファンに迷惑がかかるため)が、その制限をゆるめるため、事務所の社長に直接交渉したりSNSでコスプレ披露したり、インタビューやテレビ番組などで漫画やコスプレについて公言し、プライベートでコスプレをしてもいいような地固めをしていたのだ。行動力の化身である。
アニメではこの部分が細かく掘り下げられており、インタビューを受けた際に事務所には独断で趣味がコスプレと嘘をついてSNSに写真をアップしようと考えていると告げている。
そして奥村たちの「夏コミで『リリエル外伝』のコスプレ合わせをしてバズり、アリアの父親に見つけてもらう」という作戦に参加。
自身は、以前もした「ミリエラ」再び扮することとなった。
紆余屈折の末、アリアは夏コミで父と再会、和解を果たしアリアとは引き続き友人として交流を続けることになる(同時に一連の出来事でアリアは奥村に惚れ込んだのでまた懸念が増えた)。
漫研部で夏の合宿に行った際には奥村が自分には見せたこともない表情をリリサに向けた際に彼が変わり始めていることを悟り泣いてしまうが、気を使って声をかけてきたリリサに対してとうとう奥村の事を好きだと告げてしまう。
リリサが奥村の事をどう思っているのかは知っていたので自分でも卑怯なことをしたという自覚があり、その懸念が正しくリリサは奥村とはもうコスプレをしないを言いかけてたので慌てて言葉を遮った。
リリサの提案でしっかりと話し合い「自分は恋敵を牽制したわけではなく、リリサは友達だから聞いてほしかっただけ」ということに気付く。
しかしこの時のリリサとの会話は奥村にも聞かれてしまい、奥村とリリサをこれから先も悩ませてしまうことになるのだった。
関連タグ
奥美花:奥村とのカップリング。
ツンデレ:主にリリサに対して。まりなからは事あるごとにツンデレキャラ扱いされている。
トニカクカワイイ:奥村の中の人と美花莉の中の人が夫婦役で出演。
姫坂乃愛:中の人繋がりのキャラクターでコスプレ繋がり。