CV:貫井柚佳
解説
漫画『2.5次元の誘惑』のキャラクター。
コスプレイヤーとして活躍する女性。
主にケモミミキャラクターのコスプレをメインとしており、初登場時は「フォロッソ」のコスプレをしていた。
コスの傾向からボア素材を扱うことが多いため、抜けた毛を吸わないように工業用のマスクを着用している。
オギノという男性カメラマンとコンビを組んでいるが、彼に対して恋愛感情は一切ない。しかし、カメラマンとしての腕は信頼している。
カラっとした姉御肌な性格で、時に耳に痛いことを言うこともあるが、善人で面倒見がいい。
コスプレイベントにレイヤーとして参加することに不慣れな天乃リリサにとって、物語序盤でのメンター的な役割を担う。
しかし、リリサとプライベートでの関わりがあるわけではないので、物語が進行していくうちにその役割は羽生まゆりなどに移っていき、「イベントで良く会う知り合い」というポジションへ変わっていった。
活躍
初登場は第12話。
GWの小規模なコスプレイベントにて、サークル側として参加したリリサと奥村の隣のスペースのサークル主として、オギノとともに現れる。
2人が作った初めてのROM(ジャケットなし、キャラクターはリリエル)を見て「古っ!!」「旬のキャラやらないと人気出ないわよぉ」と口さがなく言いつつも、素人なリリサに「頑張りましょー」と励ます。
開場後もなかなかROMが売れない2人を尻目に、どんどん自分のROMを売りさばき、ひと段落ついたところで囲み撮影を始める。
イベント終盤、リリエルに着替えたリリサが撮影ブースに来て、多くのカメコが彼女に惹かれる中、「マギノ殿から浮気はしない」と血の涙を流すオギノに対し、「私が撮ってほしいの!」と彼を(文字通り)蹴り飛ばす。
閉場後には、帰宅の途に着こうとするリリサに対し「夏コミで会おうね!」と声をかけた。
第18話では、オギノとともにROM撮影をスタジオで実施。その場には、オギノに撮影技術を学ぶために来た奥村もいた。
セクシーな写真を撮る段階になって「自分だったらイヤかも」と及び腰になる奥村に対し、まだ奥村とリリサが互いに遠慮し合っている状態だと気づき、「喧嘩しろっ!!」「イヤな気持ちになったときは正直に言って」とアドバイスを送る。
また四天王の話題になったときは、マギノをコスプレ界のトップに連れていきたいというオギノに対し、自分はそんな気はないが、連れて行ってくれるなら乗っかってもいいと考えを述べた。
第24話からの横須賀コススト編でも、753から敵意を向けられるリリサと、彼女をサポートする奥村に寄り添う。
そして、前述のアドバイスからつながるように、奥村にリリサと話し合うよう促し、また話し合いが暴走しようとしたところで止める。
「こういう時はね 言いたかった事言えた時点でやめるのがコツなんだ」
「言いたくないことまで言っちゃう前にやめときな」
マギノの一言で我に返った奥村は、自分のなすべきことのために行動し、リリサの復活につながった。
なお、このマギノの台詞のシーンは、作者の橋本悠にとって、初めて「自分が思っていることを漫画にした」シーンであり、『にごリリ』という作品の運命を変えたシーンでもある。
その後はノノア編、アリア編となり、しばらく出番はなく、第52話の夏コミ1日目にて再登場。
奥村たちと入場待機列にて再会した。
更に飛んで、第61話の夏コミ3日目ではサークル参加しており、スペースに訪れたリリサに新作ROMをプレゼント(代金はオギノに請求した)し、リリサが新刊を作ったら交換しようと約束する。
第100話、冬コミ1日目では、『マジョ娘』のタマの義姉「マキ」のコスで現れる。
この際、他の順レギュラーのモブレイヤーたちも一緒に登場し、「いつもの皆さん」略して「いつみな」という呼ばれ方が初登場する。