歴史
おかづによる同フリーウェアの公表は2003年11月16日から始まり、さまざまな試行錯誤を経て現在(2010年11月23日にver.2.13を公開)に至っている。
2007年3月24日に後継版であるRailSim2が登場した。プラグイン単体での台車/車体分離や振り子/ヨーダンパー/ドアの動作、影の描写の改良等、機能が向上した。
2009年7月24日には、インプレスジャパンより、RailSim2の入門書『3D鉄道シミュレーション RailSimⅡでマイ列車を走らせよう』が発売された。本書オリジナルのプラグインも収録されている。
2010年8月15日には、RailSim2にLGPLライセンスが適用されオープンソース化された。
バージョンごとの機能の差異
ver1.00
最初のバージョン
ver1.10
ver1.20
ver1.30
高架、地下線敷設、架線敷設に対応。
レール、枕木等が準プラグインとなる。
ver1.31
アフターロードに初めて対応し、ロードが高速化されたが非常に重かった。
ver1.40
コンパスが表示されるようになった。
アフターロードが改良され、軽くなった。
α0発光に対応。
レール、枕木等のプラグイン化がはかられ、JR標準軌・狭軌に対応。
「車両視点」時、すべての表示を隠すモードが新設された。
ver1.41
要望により「車両視点」時、一部の表示を隠さないモードが登場した。
ver1.42
視点固定に対応。
線の描画速度が改善され、致命的なバグが多少改善。
RailSim1.xxの最終バージョン
ver2.0(RailSim II)
モデルの分割により車両をはじめさまざまな機構の再現が可能になった。
ヨーダンパの作動・振り子式車両の再現
PI単体での台車分離に対応。
建物や車両のドアの自動開閉が可能に
サウンドに一部対応。
影の処理の強化、ただしこれにより影機能はハイスペックPCでも動作が非常に重くなった。
マルチシーン機能を導入、シーン同士をワープ接続によりつなぐ事も可能。
全体的に軽量化された。
ダイヤ設定機能が改良され、使用しやすくなった。
ver1.xxにあった致命的なバグが解消された。
ver2.01
加速度スイッチが実装され、速度計等の製作が可能になった。
Ver2.02
プラグインビューアーが本体と統合された。
Ver2.03
簡易マップ機能を導入。
高画質撮影機能を導入。
オプションモードでプログラムのバージョンを表示する機能を追加。
Ver2.10
ネットワーク接続機能を導入。
Ver2.11
分割併合機能を導入。
ver.2.12
閉塞区間、制限速度機能の実装等。
ver2.13
ターンテーブル、トラバーサーの再現を可能に。
本家サイトのコミュニティ
本家サイトにあるBBSなどのコミュニティは、管理人の都合や荒らしの被害などによって相次いで閉鎖されていった。結果的に現在本家サイトにはBBSやリンク集などのコンテンツは無く、管理人との遣り取りはメールでのみとなっている。
また、現在は、各掲示板の管理者(本人の有志)によって掲示板が管理されている。 現在存在する掲示板も、閉鎖された本家コミュニティBBSと同じようにRailSimユーザーの交流の場となっている。
2006年 9月20日 本家サイトの「コミュニティBBS」閉鎖。
2006年10月14日 「リンク集」・「RailSim Wiki」閉鎖(2ちゃんねるに荒らし予告が書き込まれたため)。
2007年 1月19日 「RailSimサポート掲示板」を閉鎖。
2007年 8月 5日 「RailSim総合コミュニティー掲示板」閉鎖。
Pixivに投稿する際の注意点
「RailSim」には「キャプチャ機能」があり、キャプチャしたものをBMP方式の画像で保存することができる。
もちろんPixivにも投稿できなくもないのだが、投稿する際は著作権の関係から自分が作った車両・駅舎・施設プラグインと自分が作った車両以外のプラグインもしくは本体に入っている車両以外のデフォルトのプラグインを写した(もしくは両方)スクリーンショットが望ましい。
代理投稿や制作者から許可を得たもの以外の他人のプラグインを写したものは基本的にWikiなどの交流所に投稿すべきである。
(このあたりはややこしいので、詳しい事を知っていれば加筆修正をお願いします)
関連項目
A列車で行こう こちらは経営をメインに据えたシミュレーションゲーム。
出典
3D鉄道シミュレーション -RailSimIIでマイ列車を走らせよう