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概要編集

魔夜峰央の漫画作品。

悪い妖怪を退治するために存在する始末人ギルドに所属する美幼年虎馬猫太郎(通称トラちゃん)と、相棒の貧乏神の活躍を描くギャグバトル漫画(たまにシリアス回もある)。


タイトルの正式表記は感嘆符を含む『妖怪始末人トラウマ!!』で、白泉社『月刊コミコミ』にて1986年から1988年まで連載。『月刊コミコミ』の休刊によって本作も中断、1989年には全編描き下ろしの単行本『妖怪始末人トラウマ館』が刊行。


1991年秋田書店『プリンセスGOLD』にて『妖怪始末人トラ・貧!!』のタイトルで再開、1993年に完結した。


2007年から続編『妖怪始末人トラウマ!!と貧乏神』が集英社『別冊YOU』で2009年まで連載された。


登場人物編集

虎馬猫太郎

小学生(おそらく)通称トラちゃん。

電車で通学中に、始末人ギルドの偉い人である小黒様を目撃したことで、妖怪始末人の才能を見出され、スカウトされる。

だが、それは見込み違いで実はほとんど才能が無かった。

本人はそのままではとても妖怪に立ち向かえないほど弱い。

そのため、アイテム「打ち出の小づち」を使用し、大黒様の力で妖怪に転身することで、ようやく妖怪と戦えるようになる。

ちなみに打ち出の小づちは有料で、使用するたびにギルドに使用料金を取られる仕様。

本人は正義のためというより食べていくために戦っているので、これはかなり辛い。

彼は下級の始末人であるため、報酬も安く、そのためいつも赤貧に喘いでいる。


貧乏神

トラちゃんの相棒

正真正銘の貧乏神。妖力も持っている(通常の妖怪の半分程度だが)。

金に汚く、たまに金のために友人を売る。

でも、情に厚いところもあり、憎めない人物。

ただ、有能な人物ではない(貧乏神としては有能だが)。


幻のテレビアニメ版編集

1993年度のテレビ朝日土曜夜7時前半の『美少女戦士セーラームーン』の次番組として導入されるはずだったが、セラムンの放送延長でお蔵入りの憂き目に遭う。この時、最終選考で落選した『スラムダンク』が繰り上がり、半年後に時間帯を変えて放送開始となった。一説では史実のスラムダンクが放送された時間帯は、『機動戦士Vガンダム』が93年10月スタート時に編成される予定だった枠と言われている。


関連タグ編集

魔夜峰央

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