ゼロ星とは、魔夜峰央の漫画作品である。
内容は超能力バトルもの。
主人公は地球とは太陽を挟んで真反対にある星「天球」(セラ)生まれの異星人。
彼はセラの皇子なのだが、セラでは双子を忌み嫌う風習があり、彼は双子の片割れだった。
昔は双子が生まれると、片方を神の生贄に捧げて殺すのが習わしであった。
しかし最近はそういうことはなく、地球に片方を島流しにするのが主流になりつつある。
(実際、彼以外の双子はそうなっている)
だが彼は皇族であるため、昔の習わしに従い、生贄にされることに。
しかし。
そこで彼が「未来の救世主」になることが予言される。
この子を死なせるわけにはいかないと、彼は地球の別の赤子と取り替えられ、生き延びる。
(取り替えられた子は代わりに死んだ)
セラの住人には特殊な力がある。
エンパシーという能力で、簡単に言うと他人を操ったり、精神に打撃を与えて対象を殺害する能力である。
それは1から4までの段階に分けられる。(数字が少ない方が強い)
皇族である主人公の本来の能力は1である。セラの住人としては最強である。
そして地球送りにされたセラの住人には特殊な現象が起きる。
それは、地球送りにされるとエンパシーの位階が上がるという現象である。
本来無能力者だったものは4になり、4だったものは3になる。
そして主人公は本来1だった。
そのため、本来存在しないはずの位階、0となった。
ゆえにこの作品のタイトルは「ゼロ星」なのである。