スピードシンボリは１９６３年５月３日生まれ、父ロイヤルチャレンヂャー母スイートイン。通算４３戦１７勝。息の長い活躍から「老雄」「不死鳥」と呼ばれた。
１９６５年デビュー、１９６６年ダービーでは８着だったが、菊花賞で２着に連対、有馬記念は３着。１９６７年春の天皇賞を制し当時としては珍しい海外遠征を敢行、アメリカのワシントンＤＣインターナショナルで５着、帰国し有馬記念４着。当年の年度代表馬受賞。
１９６８年はスランプに陥り不振で、年末の有馬記念で３着。しかし１９６９年に復活、重賞を連勝し２度目の海外遠征キングジョージで５着・凱旋門賞で１１着、帰国しついに４度目の出走で有馬記念を勝つ。
１９７０年８歳で宝塚記念をレコード勝ち、有馬記念を連覇。史上３頭目の同一年ＧＰ連覇も達成。
２度目の年度代表馬受賞、有馬記念では２年連続アカネテンリュウを凌ぎ優勝している。
８歳馬(現表記７歳)によるＧＩ制覇は、３０年近く後にようやくオフサイドトラップやタップダンスシチーが達成しているが、当時では破格の偉業だった。
３歳から７歳までＧＩの第一線で活躍(連対相当)し続けた馬は現在でも皆無と思われる。
シンボリルドルフの母の父である。
