タル鍾
たるしょう
「ヘソクリ?ふむ……それはいいものだな。しかし忘れていた」
「俺が払うよ」
概要
オープンワールドゲーム【原神】に登場する、タルタリヤ×鍾離のBLカップリング。ファデュイの執行官として広く畏怖される「公子」と、璃月港の葬儀屋の客卿で「先生」と慕われる人物に一体どんな関わりがあるのか……
以下、メインストーリー・キャラストーリー・伝説任務のネタバレを含みます。
カップリング表記
日本語 | タル鍾 |
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中国語 | 公钟 |
英語 | chili tartagli |
韓国語 | 타르종려 |
プロフィール
PC名 | タルタリヤ | 鍾離(しょうり) |
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一人称 | 俺 | 俺(私) |
互いの呼称 | 公子殿 | 鍾離先生 |
本名/真名 | アヤックス | モラクス |
所属 | 氷国スネージナヤ | 岩国璃月 |
身分 | 愚人衆(ファデュイ)執行官(ファトゥス)第十一位 公子 | 璃月港往生堂の客卿(真の姿:岩神モラクス) |
武器 | 弓・近接武器(主に双剣)/邪眼:近接武器(主に槍)/魔王武装:すべて | 長柄武器 |
神の目(心) | 水(邪眼:雷) | 岩 |
命ノ星座 | 空鯨座 | 岩王帝君座 |
誕生日 | 7月20日 | 12月31日 |
年齢 | 若い・14歳から戦場に立つ | 6000歳以上 |
オリジナル料理 | 極みの一釣り | とろ火で煮込んだ腌篤鮮 |
好きなもの | 観劇(舞台に立って演技することもある)/氷上釣り | 観劇や風流なものの鑑賞 |
苦手なもの | 弓 | 海・水産物(触手) |
目標 | 世界征服、強い相手と戦いたい | 凡人生活 |
CV | 木村良平 | 前野智昭 |
※鍾離が鍾家の離くんなのか鍾離家なのかは現在不明。アヤックスのファミリーネームも不明。「名前というものはただの記号」とタルタリヤはどう呼ばれようと気にしていない。ちなみに旅人からは「鍾離先生の財布」と呼ばれたことがある。
二人の関わり
メインストーリーにおいて、タルタリヤは「岩神の神の心を奪う」目的のために璃月へ派遣されたが、着いた途端に岩神が死に、その亡骸を隠された。そのため送仙儀式の主催者・鍾離を利用しようと近づいたのが二人の出会いである。
結局、岩神は初めから神の心を代価に氷の女皇と契約を交わす約束をしていたため、タルタリヤは氷の女皇に使命を受けた時から「氷の女皇に」騙されていたことになる。(淑女シニョーラによると、公子は取引や計画を無視して暴れていたらしい)
タルタリヤの役目は「璃月人が神から自立できるかどうかの試練を与える」という悪役を演じることだった。数年前から探していた禁忌滅却の札が見つかったことがタルタリヤの功績によるかは不明だが、それによって仙力の研究が進み渦の魔神オセルの封印を緩める惨事を引き起こすことになったが、鍾離(岩神モラクス)にとっておそらく旧友であり最大のライバルであったであろうオセルを復活させたのは皮肉である。
後に「あの件に関して俺たちはただの駒に過ぎない」とタルタリヤはアッサリ流して気にしてはいない。鍾離はヘウリアの件も相まって旧時代を懐かしんだ。
今後の二人について
・タルタリヤ
野暮用でしばらく璃月で暮らしている/旅人と今後スネージナヤで会う日が楽しみだな/俺はもうすぐ帰るよ
・鍾離
昔(岩王帝君)なら具体的な今後の予定を言えたが、今は往生堂の客卿としての責務を果たそうと思っている
神の心を奪う目的は解決したため、タルタリヤが璃月に留まる理由は無いのだが、「野暮用」が何か残っていて、ファデュイの部下と賭け事に興じたり北国銀行の些末事を引き受けたりで現在も璃月に滞在しているようだ。鍾離は今後も凡人として「休暇中」は璃月港で生活を続けるつもりらしい。
互いの状況把握について「鍾離先生は最近どうしてる?」や「あのスネージナヤのファデュイの執行官はまだ璃月にいるのか?」と旅人を通じて知るほどに疎遠のようだ。しかし今後、強さに貧欲な戦闘狂であるタルタリヤが「鍾離先生とも戦ってみたい。真の実力はどんなものだろうか」の期待が高まりついには戦いを仕掛けるかもしれない……等、再び二人の歩む道が交わることがあるかもしれない。
鍾離は「ファデュイの目的など知りたくも無い。あくまで資金援助するだけの存在だ」と関わりに対し消極的であったが、「彼との宴席でまた面白い話が聞けそうだ」と、再びタルタリヤに会うキッカケがあるのなら個人的な付き合いには好意的なため、妄想余地は尽きない。
神の心を手放した鍾離にどれほどの神の力が残っているのか、仙人の祖としての仙力はどういうものなのか、休暇が明けるとどうなるのか(「モラクスは死んだ神」との鍾離の台詞から推測するに、再び岩神に戻ることは無いようだが)については、今度のストーリー展開を楽しみに待つしかない。
エピソード
料理が得意なはずのタルタリヤのオリジナル料理「極みの一釣り」の見た目が鍾離の苦手な触手うごめく様なのは、まるで意趣返しに思える。タルタリヤは常に戦いを求め、「強さを追求するものはみんな理解し合う友」というが、武神と恐れられた強さを捨てて穏やかな凡人生活を送る鍾離に何か思うところがあるからではないだろうかと勘繰ってしまう。
「手強い相手ほど征服し甲斐がある」との言葉通り、あの料理はトラウマを煽っているのかもしれない。
二人の設定は根本的に対照な関係性にある。
しかし、趣味が同じ観劇であったり「約束は絶対守る」「契約を違えた者は岩喰いの刑」、「世界は強さを追求する者のためにある」「善悪の基準は今とは異なる(強弱だった)」など、信念や信条は共通するものがあり、根っこの気性は合うのではないだろうか。
タルタリヤは魔王武装化することで常人の数倍程の体格に変化する。また、鍾離も元・岩神モラクスであり真の姿は人間ではない。ゲーム内書籍によると老若男女様々な姿に変化できるようだ。そのため、魔装モードでの絡みや獣化・女体化・ショタ化など二人の二次創作は見た目にも自由度が高い。
期間限定WEBイベント「岩港珍奇行紀」でタルタリヤと鍾離が食事を共にしていたが、「イベント内のストーリーはゲームのメインストーリーと関連はありません」の注意書きがあるため、タルタリヤが箸の扱いをマスターしたのかどうかは不明である。PVでは鍾離から璃月の美食・伝統料理を楽しむ練習用にと箸を贈られた。鍾離のオリジナル料理は「味の分かる人としか分かち合わない」、そして鍾離は璃月の伝統を守ることになにより注力している……。
※余談だが、日本語版は会話表記がタルタリヤのために「タル鍾」呼びが多いが、中国語版などは公子表記のため、「公鍾」呼びが一般的である。
絵文字では 「雫大きい」「オレンジのダイヤ」と表記される。また、英語表記のchiliはChilde×Zhongliだが、チリ=唐辛子のため、唐辛子の絵やアイコンを使用する人もいる。