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花垣武道の編集履歴

2021-07-07 18:43:08 バージョン

花垣武道

はながきたけみち

花垣武道とは、『東京卍リベンジャーズ』の主人公である。

(過去でも現代でも)

(オレが変わらないと何も変えれない)

(もう逃げねぇ)


マイキー君になれなくたっていいっ!!

オレはッッ 花垣武道だ!!!


絶っ対ぇ助けるから

何度失敗しても 何度でも何度でも

君が助かる未来にたどり着くまで 絶っ対ぇ折れねぇから


東卍のトップになりたいです!!!

いつかマイキー君にそれを認めさせてみせる!!

それがオレのしたい事です!!!


八戒…頑張る事は 辛くねぇよ 一番辛い事は…

〝孤独〟な事だ


※この項目は単行本未収録のネタバレ情報を含む場合があります。

概要

アニメの声優は新祐樹、実写映画の俳優は北村匠海


本作の主人公。作中の表記は「タケミチ」

ボロアパートで暮らすダメフリーターだったが、ある日何者かに電車のホームで線路に突き落とされ、殺され掛けた事が切っ掛けで過去へタイムリープする能力に目覚める。

以降はかつて恋人であった橘日向を救うため、彼女の弟の橘直人と共に現代(未来)を変えようと奔走する。


プロフィール

性別男性
誕生日1991年6月25日
身長165cm
体重-kg
血液型A型
愛車疾風号(自転車)
単車CB250T(通称:バブ、マイキーのバブと双子)
所属東京卍會

人物

現代ではレンタルショップで働くダメフリーターだが、昔……本人曰く全盛期だった中学二年生の時はイケてる不良グループのNo.2で、橘日向という可愛い彼女もいた。しかし東京最大の暴走族・東京卍會に遭遇し奴隷のような扱いを受け、彼は謝り続ける人生を送る事になった。


ずっと辛い事から逃げ続けていた経緯の通り、怖い事や痛い事からはすぐに逃げようとしたり喧嘩が弱いから他の不良にボコられたりなど、だらしない姿がよく目につく。

だがヒナタや仲間を守るためなら、たとえ何度殴られて倒されても、何度でも立ち上がって挑み続ける度胸と根性がある。


「もう逃げない」と決めた日から、その弱くても絶対に諦めないタケミチの姿勢に、佐野万次郎を始めとする不良達が少しずつ彼を認めて惹かれ始め、やがて東卍の壱番隊隊長を任せられるほどの信頼と立場を得た。


タケミチも、彼らと楽しい日々を過ごしていく内に、かつては恐怖の象徴でしかなかった東京卍會の力になりたいと思うようになり、特に総長のマイキーには幾度のタイムリープを経て大きな友情を寄せていく。


タイムリープ能力

電車に轢かれそうになった際に、偶然発動した能力。

一番最初のタイムリープでは何故か突然過去に戻れた。その時にヒナタの弟のナオトに自身のタイムリープと未来の事を話し、最後に「姉ちゃんを守れ」と約束の握手を交わした事で現代に帰ってくる。それが切っ掛けでナオトの運命が変わり、彼だけが生き永らえた現代に変わった。


あくまでナオトの考察だが、どうやらタケミチが助けた事により彼はタイムリープ能力の一部となったらしく、ナオトと握手する事を条件(トリガー)に過去へ戻れるようになった。逆に過去のナオトと握手する事で現代に戻れるようにもなる。


しかしタケミチやナオトが戻りたい過去に戻れる訳ではなく、12年前の今日にしか戻れない

つまり、もしもその12年前のある日に誰かが死んでしまった場合、もう二度とタイムリープで助ける事は出来なくなってしまう


タケミチが過去を変えた場合、当然現代も変わるのだが、それを認識できるのはタケミチとナオトの二人以外いない。現代に残っているナオトは「一瞬にして世界が変わり、記憶が上書きされた」と語っている。


ちなみに現代のタケミチはタイムリープしてる間はまるで魂が抜けたような状態、すなわち仮死状態となっている。そのためタイムリープする時は極力ナオトの部屋で行うようにしている。


戦闘能力

おそらく作中トップレベルで弱い。さすがに一般人よりは喧嘩慣れしているが、基本的に相手が不良なので喧嘩の際中はボコられるのがほとんどで、殴られて腫れた顔にセットが崩れた髪型の姿がよく見られる。

周りにやたら喧嘩が強い奴らばかりいるのもあるが、それを差し引いても喧嘩は人並みにしか出来ない様子。


しかし根性だけは誰にも負けないものを持っており、頑丈さだけで言えば作中一番を誇る


一度決めたらどんな痛みにも耐え、何度だって挑み掛かる気合いも備えており、それが結果的に仲間の士気を上げる力にもなっている。


対人関係

 タケミチ達からは「ヒナ」「ヒナちゃん」と呼ばれている。

 絶賛交際中の彼女であり、お互いをお互いを常に想うほど仲が良い。過去の人物の中で一番早くタケミチの変化に気付くほどよく見ており、彼が挫けそうになった時には必ず支えてくれる。


 橘日向の弟で、現代のタケミチの相棒。タイムリープ発動の条件(トリガー)。

 過去ではタケミチが現代に戻る際に登場する程度だが、現代では警察の情報網を使ってヒナタ救出のサポートをしている。タケミチもナオトも互いを信頼し合っており、特にナオトは命を救ってくれた恩もあって、現代でタケミチがピンチの時は必ず助けてくれる。


 初代東京卍會の総長で、初めて会ったタケミチを友達と呼んだ少年。愛称は「マイキー」。

 血の気が多く腕っぷしが強い東卍を率いるほどの強さとカリスマ性を併せ持ち、不良の世界では「無敵のマイキー」と怖れられている。現代で人を殺してるとは考えられないほど、過去では年頃の少年らしい言動や明るい一面を見せた。

 そんな彼と関わっていく内に、タケミチは彼の事も助けてやりたいと考えるようになり、マイキーもまたタケミチに対して大きな信頼を寄せるようになる。


 初代東京卍會の副総長で、マイキーの相棒。通称は「ドラケン」、マイキーからは「ケンチン」という愛称で呼ばれる。

 まだ中学生にしては背が高く、その背丈から放たれる腕力は同じくらいの身長を持つ半間を吹き飛ばすほど。マイキーの半身とも言えるほど彼の心の部分を担っており、常にマイキーの良き理解者として接してきた。

 マイキーと同じく最初からタケミチの事は気に入ってたが、83抗争で命を救われて以来はマイキーの事を任せるほど信頼するようになる。


 壱番隊隊長の副隊長で、過去ではタケミチの相棒を務める。

 行動を共にするようになったのは東卍を抜けた場地を連れ戻すためだったが、傍でタケミチの頑張りを見続け、そして彼がタイムリープしてまでヒナタとマイキー達を助けようとしてる事を知ってからは尊敬と友情を示し、タケミチを壱番隊隊長に推薦した。

 以降は本格的にタケミチの相棒として、未来を変えるため一緒に戦う事になる。



作中の行動

最初のタイムリープ

 花垣武道はある日、テレビのニュースで東京卍會の抗争に巻き込まれて橘日向と橘直人が死んだ事を知る。その後レンタルショップのバイト帰りの駅で、何者かに背中を押されて電車に轢かれそうになった。


 ここで最初のタイムリープが発動。橘日向と付き合ってた頃の走馬灯を見ていたタケミチは、12年前の今日……2005年の7月4日の時間に戻る。

 そのまま流れに任せるまま同じ中学のツレだった千堂敦ら四人と共に、渋谷の中学へ乗り込む事に。しかしそこで三年の暴走族……東京卍會に半殺しにされ、兵隊という名の奴隷として強制的に働かされる事に。そこでタケミチはようやく過去の惨めな人生と、12年後の東卍のせいで橘姉弟が死ぬ事を思い出す。

 ふと自分の恋人だった橘日向の顔が気になり、彼女の家に向かうと、タケミチからしたら久しぶりにヒナタと再会する。

 彼女の明るい顔に思わず涙を流した後、公園のブランコで感情に浸っているといじめの場面に遭遇する。声のうるささにキレていじめっ子達を追い払うと、そこでいじめられていた少年がヒナタの弟・橘直人だとタケミチは気づく。

 二人で公園のブランコに腰掛け、タケミチは自分がタイムリープした事、そして12年後の7月1日に橘姉弟が死ぬ事をナオトに告げ、「必ず姉ちゃんを守ってくれ」と約束の握手を交わす


 そこでタケミチの意識は再び現代へ。電車に轢かれ掛けた自分が助かった奇跡に驚いていると、駅員がタケミチを助けてくれた人物を紹介する。

 その人物はなんと、死んだはずの橘直人だった。彼はタケミチがタイムリープし未来を変えた事、あの日の約束を果たすために必死に勉強して刑事になった事……それでも姉のヒナタを守れなかった事を報告した。

 しかしナオトの目は諦めておらず、ヒナタを救うためにタケミチに協力を求める。


2度目のタイムリープ

 ナオトからタイムリープの仕組みと、東京卍會の2トップ佐野万次郎と稀咲鉄太の事を聞き、タケミチはこの二人の出会いを阻止するために2度目のタイムリープを行う。


 すると時は、見知らぬ誰かとの喧嘩が始まろうとしている場面に。当然いきなりの事態についていけないタケミチは惨敗、自分達をボコボコにした渋谷三中の不良達に再びボコられてしまう。さらに迂闊に佐野万次郎の名前を出した事で、この時渋谷三中のトップである清水将貴、通所キヨマサにバットで半殺しにされた上に「次にその名前を出したら殺すぞ」と脅される。いきなり挫け、現代に帰ろうとナオトの家に向かうタケミチだったが、そこでヒナタと再会。彼女と他愛のない会話をして別れた後、「やっぱりアイツは死んじゃダメだ」と涙を拭う。

 次の日、喧嘩賭博のファイターはタケミチの幼馴染みのタクヤが指名され、体が弱い彼は「オマエの仇取ってくる」と笑顔で言った。そんなタクヤを他の三人は励まし、彼らを見てタケミチは「もう逃げねぇ」と決意する。

 タクヤがファイターの喧嘩賭博が始まろうとしたその時、タケミチが大声で割って入る。自分のトラウマの対象であるキヨマサに向かって堂々とタイマンでの勝負を挑む。

 喧嘩はもちろんタケミチが劣勢。何発も殴られ蹴られ、しかし倒れないタケミチの姿に、最初は盛り上がっていた観客も次第に引き始める。タクヤや敦が止めに入るが、絶対に退かないタケミチに焦りを覚えたキヨマサは仲間にバットを要求するが、その時喧嘩賭博のステージに二人の少年が現れる。

 それは東京卍會の副総長・龍宮寺堅と、そして総長の佐野万次郎だった。

 ドラケン、無敵のマイキーとして恐れられる二人に会場の不良達が一斉に頭を下げる。当の二人、特にマイキーは彼らに目もくれずタケミチの元へまっすぐ歩いてくる。あまりの威圧感に思わず尻餅をついたタケミチに対し、マイキーは名前と「オマエ本当に中学生?」と聞き、なんと突然「タケミっち、今日から俺のダチな」と友達認定する。その後、喧嘩賭博を主催していたキヨマサを東卍の流儀に反した罰で一方的に半殺しにし、タケミチに別れを告げて去って行った。


 何やかんやありながらも見事キヨマサの奴隷から解放されたタケミチだったが、翌日学校にマイキーとドラケンがやって来る。遊びに誘ってきたらしいが、そこへタケミチを助けるためにヒナタが乱入。思い切りマイキーを叩いてしまう。

 その後色々あって誤解を解き、自転車に乗ってマイキーら東卍トップ二人と共に河川敷に来たタケミチは、マイキーがナオトから聞かされていた人物像と違う事に疑問を抱く。タケミチはふと何故自分を気に入ったのかと聞くと、マイキーは自分に10コ上の兄貴がいた事、そしてその兄貴とタケミチが似ている事を教えた。そして「いつかオレが不良の時代を創ってやる」という夢を語り、タケミチについて来いと東卍に勧誘する。

 そこでタケミチはマイキーが悪い奴ではない事を確信し、何が彼を変えたのか気になるようになる。ある三人の不良、そのうちの一人の横を通り過ぎながら……


 次の日の放課後、ヒナタと花火を見ており、いい感じの空気に乗せられ、だが間違えて過去のナオトの手を握ってしまい現代に帰ってきたタケミチはこの時代のマイキーに会えないかと現代のナオトに相談する。少し雰囲気が変わったタケミチの姿勢に折れたナオトと共に、マイキーに繋がる手掛かりを調べていると、元の現代ではキヨマサを刺して逮捕されていたはずのタケミチの友達・千堂敦が東卍の幹部になっていた事に首を傾げた。それが過去を変えた結果だと知り、幹部になった今の敦ならマイキーと会わせてくれるかもしれないと彼に電話する。

 豪華なキャバクラのVIP席に案内されると、そこには昔と全く違う見た目になった千堂敦がタケミチを待っていた。

 彼は「オマエが来るのをずっと待ってたんだ」と言うと、タケミチと二人きりで屋上に向かう。そこで昔話をした後、敦は突然告げた。「オマエを線路に突き落としたのはオレだ」と。彼は稀咲鉄太の指示でやった事、やめたくても稀咲が怖くて逆らえない事を涙しながら口にすると、タケミチに「マイキーが変わったのはドラケンが死んでからだ」と語った。すると敦は屋上の塀に上り、タケミチに憧れていた事を口にした。タケミチが過去に戻っており、そしてそれは恋人だったヒナタを助けるためだと悟った敦は最期に「みんなを助けてくれ。泣き虫のヒーロー」と笑顔で言い、屋上から飛び降りた。

 間に合わず友達を死なせてしまったタケミチは、東卍を巨悪にしたのは稀咲鉄太だとナオトに語ると、涙を流しながら「みんなを助けたい」と言った。


3度目のタイムリープ

 ナオトがドラケンの死んだ日を調べてくれた結果、2005年8月3日にナイフで刺されて死んだ事、さらにそれがマイキー派とドラケン派の内部抗争によるものだと分かった。つまり8月3日までにドラケンを救えれば、マイキーも敦もヒナタも全員救えると理解したタケミチは3度目のタイムリープへ。


 目が覚めると、なんと見知らぬ女子とカラオケで二人きり。しかも女の子は下着姿で、またもや何が何やら分からない状況に混乱したタケミチはその場から逃げ出す。しかし偶然ヒナタと遭遇してしまって流れで一緒に帰っていると、ドラケンから電話が掛かってくる。

 多摩川の武蔵神社に呼び出され、ヒナタと共に向かうと黒い特効服を身に着けた暴走族がバイクに乗って沢山やって来た。その一人に因縁をつけられていると、東卍の弍番隊の隊長・三ツ谷隆に助けられ、マイキーの所に案内される。そこでこの場所が東京卍會の集会場所だと理解したタケミチだったが、そこには先程の少女・エマもいた。どうやら彼女はドラケンの彼女だったらしく、ドラケンの気を引くためにタケミチとああいう事をしたらしい。

 そして始まった東卍の集会。内容は、新宿を仕切っている暴走族・愛美愛主の件だった。その愛美愛主が東卍の参番隊隊長であるパーちんの親友とモメたのを切っ掛けに、東京卍會と愛美愛主の間では抗争が始まろうとしていた。その日が8月3日……そう、ドラケンが死ぬ日である


 タケミチはドラケンを守るため彼の付き人になろうとするが、当の本人からは「ヤだと」と突っぱねられる。それでも諦められないタケミチは負けじと彼を尾行すると、一緒にいるマイキーにあれやこれやと面倒を見るドラケンの姿を見る事になる。やがて二人は病院を訪れ、パーちんの親友の彼女の両親に頭を下げた。二人に対する両親の態度に納得いかないマイキーだが、しかしドラケンは「人を想う〝心〟は持て」と諭す。そのドラケンの言葉を聞いたマイキーは「ケンチンが隣にいてくれて良かった」と心の底から口にした。それを見ていたタケミチは、ドラケンがマイキーの心で足りないモノを補う存在だった事と、彼が死んでマイキーが変わってしまったと言った現代の敦の言葉に確信を覚え、必ずドラケンを守ると改めて誓う。


 まずは愛美愛主とその総長だった長内信高を調べるため、一度現代に戻ってきたタケミチはナオトと共にある工事現場に辿り着く。どうやらここで現代の長内が働いているとの事だったが、しかしそこには工事の先輩に怒られている、かつて暴走族の総長を張っていたとは思えない姿の長内がいた。

 場所を変えて彼から当時の東卍との抗争について聞くと、長内は怯えた様子で抗争はただの切っ掛けに過ぎなかった事、その後東卍の内部抗争が始まった事、そしてそれらがとある人物の手によって起きた事件であった事をタケミチ達に語った。

 長内から事情聴取を終えた二人はナオトの部屋に戻り情報を整理すると、愛美愛主との抗争を止めるために早速タイムリープを行う。


4度目のタイムリープ(83抗争)

 次は千堂敦と一緒に自転車を乗っていたところで目覚め、彼から「美容師になりたい」という夢を聞いたタケミチは改めてみんなを救う事を胸にマイキー達の元へ走る。

 廃工場にいたマイキー達に愛美愛主との抗争を止めてくれないかと頼むが、しかしパーちんからは当然拒否され、マイキーからも却下される。だが必死に止めようとするタケミチを見たドラケンは、抗争の前に少し愛美愛主を調べてみないかと提案した。しかしそこでマイキーとドラケンの間に険悪な空気が流れ始め……

 すると、そこへ愛美愛主の八代目総長・長内信高が現れる。

 親友の仇を討つため、長内に殴り掛かるパーちんだったが逆に圧倒される。さらに続々と愛美愛主のメンバーが集まり、タケミチ達は囲まれてしまう。東京卍會対愛美愛主、歴史通り抗争が始まろうとしたところでパーちんが長内とタイマンを張る。やはり終始圧倒されるパーちんに、しかしマイキーは止めずに最後まで見届ける。そして立ったまま気絶したパーちんの体を支え、「オマエ負けてねえよ」と称賛を送り、長内を一撃で倒す。

 その結果を信じられなかった長内は頭から血を流しながら立ち上がり、割ったガラス瓶をマイキーに突き刺そうとするがドラケンに阻まれ、今度こそ戦意を消失する。そして愛美愛主は東卍の傘下に下る事がドラケンから宣誓され、呆気なく終わってしまった抗争にタケミチが驚いていると……どうしても許せなかったパーちんが、長内を後ろからナイフで刺した。長内は倒れ、抗争の通報を受けた警察がやって来る中、パーちんは涙を流して「自首する」とマイキーに告げる。納得いかないマイキーと参番隊副隊長のペーやんは一緒に逃げようと手を伸ばすが、パーちんの覚悟を察したドラケンに無理矢理連れ出され、追い掛けるようにタケミチも逃げ出した。


 パーちんと長内に散々殴られたタケミチは逃げている途中で倒れてしまい、次に目覚めたら病室のベッドだった。すると、たまたま見舞いに来てくれたエマがおり、彼女は泣きながらパーちんが捕まったのを切っ掛けにマイキーとドラケンがケンカした事、彼らをそれぞれ慕っていた東卍が二つの派閥に分かれた事を告げる。

 そして日は流れ、8月1日。このままでは恐れていた東卍の内部抗争が起きてしまうが、しかし何も出来ないタケミチは家で安静にしていると、敦達とドラケンが見舞いにやって来た。彼からパーちんの今後と長内の無事、そしてマイキーと縁を切る事を告げられ、家から出て行こうとしたその時、なんと同じくタケミチの見舞いに来ていた当のマイキーと偶然鉢合わせる。

 早速喧嘩が始まり、タケミチの思い出の品を投げ合う二人。思い出を壊されたタケミチは当然怒り、トップの二人がモメる事で周りにどんな迷惑が掛かるのか、それで東卍のみんながどうなってしまうかを叫ぶ。その言葉(とタケミチの頭にたまたま乗った糞)で喧嘩を止めたマイキーとドラケンは仲直りする。どんな悪い事をしてでもパーちんを助けたかったマイキー、自首するパーちんの覚悟を大事にしたドラケン。お互いに譲れなかったから喧嘩してしまったのだと理解したタケミチは、そこで二人が仲直りした事で内部抗争は起こらない事に気づいた。


 ミッション成功した自分へのご褒美として、ヒナタと夏祭りデートに来たタケミチ。日付はすっかり運命の8月3日だったが、すっかり浮かれていたタケミチはヒナタとデートを楽しむ。

 突然雨が降り、雨宿りするため森林の中に入った二人はいい空気になるが、しかし山岸から電話が掛かってくる。しぶしぶ出たタケミチは彼から、まだ納得していないマイキー派の奴がドラケンを狙っている事を聞かされる。

 すぐにドラケンの元に向かおうとするタケミチだが、途中でかつて自分達を奴隷のように扱っていたキヨマサら複数人が、何故か愛美愛主のメンバーと会合してる場面に遭遇する。さらにキヨマサが「ドラケンは俺が殺す」という言葉を耳にするが、そこでキヨマサの連れの一人に見つかってしまう。昔のトラウマが甦り、為すがまま殴られ蹴られたタケミチはガムテープで口と手足を塞がれ、その場に放置される。そこへ心配になって探しに来たヒナタに助けられるが、タケミチの心は再び折れていた。

 やはり自分なんかには何も変えられないと嘆くタケミチにヒナタはキスをし、「タケミチ君はタケミチ君だよ」と励まし、もう一度彼を奮い立たせる。そしてタケミチは逃げ続けてきた人生のトラウマと決着をつける事を決意し、改めてドラケンの元へ走り出す。

 途中で合流した三ツ谷と共にドラケンがいる駐車場に辿り着くと、負傷しながらも一人で愛美愛主を相手取るドラケンと、愛美愛主の側にいるペーやんが。ペーやんは東卍がパーちんを見捨てたと思い込み、愛美愛主の残党と組んでドラケンを襲ったらしい。


関連タグ

週刊少年マガジン 東京卍リベンジャーズ

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