概要
東急電鉄唯一の軌道線である世田谷線のバリアフリー推進と冷房化、老朽化した従来車の置き換えを目的に製造された電車。
「やさしい空間づくり」をコンセプトに、乗客の要望、乗務員・研修員の操作性や作業性を考慮して設計されている。
2車体3台車の連接車で、車体は腐食が懸念される箇所にステンレス鋼を、それ以外の部分に鋼を使用するセミステンレス構造としている。
先頭部は大型の傾斜のついた1枚ガラスで、側方視界確保のためにガラスが側面にも少し回り込んでいる。
台車は最終の第10編成以外デハ70・80が1994年の更新工事時後に履いていたものを再利用している。
初期6編成は床の低い従来車と混在して運用されていたため、1段のドアステップと車椅子リフトを装備していた。従来車の運用が終了した2001年2月10日の営業終了後に車庫で床面の切り下げを行い、ドアステップとリフトを撤去した。
全編成で塗装が異なる。
- 301F:アルプスグリーン
- 302F:モーニングブルー
- 303F:クラシックブルー
- 304F:アップルグリーン
- 305F:チェリーレッド
- 306F:レリーフイエロー
- 307F:ブルーイッシュラベンダー
- 308F:サンシャイン
- 309F:バーントオレンジ
- 310F:ターコイズグリーン