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編集者:arata666june
編集内容:内容の加筆。

「……星剣。星の、裏切りの刃………」

「ぜんぶ消えればいい」

「英雄? そんな綺麗な言葉で世界は救えない」

「この傷だらけの世界には英雄も救世主もいない。だから、わたしが魔女となって帝国を消滅させる。ただそれだけだ」

概要

CV:桑島法子

『時空星霊』とも呼ばれる最古にして最強の星霊を宿した少女でネビュリス皇庁の創始者。百年前、帝都を唯の一人で火の海に変えた『大魔女』と恐れられた伝説の魔女。

人物

赤銅色に日焼けした肌と真珠色の髪が印象的な少女で十二、十三の少女。

ネビュリス皇庁の創始者とされているが実質的には彼女の双子の妹が創始した。

表向きは故人とされているが、実際はその強大な星霊の力でその時間さえも遮断し、少女のまま眠り続けているとされている。

ネビュリス皇庁の者達からは崇拝される存在だが、その実は帝国を滅すという恩讐に固執し、そのためなら帝国とは無関係の中立都市にすら災禍をもたらし、同胞の星霊使いすら傷つけることも厭わないなど過激派のゾア家とも一線を画す憎悪を滾らせている冷酷非情な暴君を通り越して一個の災害ともいうべき存在になり果ててる。

サリンジャー曰く、『人と星霊の統合』に自力で至った存在。

星霊の力は強大で、星紋が翼として具現化し、本来星霊が干渉できる事象は一つ切りのはずのところを炎、氷、土、風の星霊術を自在に操り空間破壊すら可能など『大魔女』と呼ぶに相応しい最強の星霊使い。

また星剣を知り、何よりその前任者にして百年後の人間であるはずのクロスウェルを知っているなど謎が多い。

ネタバレ

ここから先は10巻以降の重要なネタバレを含む為、閲覧注意。

「悪ぃなアリス……」

「……あたしは……お前と違って…………頭の悪い姉(ねー)ちゃんなんだ……」

フルネームはエヴ・ソフィ・ネビュリス。実はクロスウェルの遠縁にあたる義姉である。現在は百年前に道を違えた愚弟と呼んでいる。

百年前は双子の妹アリスローズ・ソフィ・ネビュリスや義弟とともに帝都で鉱夫として暮らし、貧しいながら楽しくやっていた。また彼女も当時は天真爛漫で表情豊かな男勝りの快活な少女であった。

しかし、自分たちがそうと知らず掘り進めていた星脈噴出泉(ボルテックス)により最古にして最強の星霊を宿したことで全ての運命が狂う。

上記の『人と星霊の統合』に至ったのは星脈噴出泉から星霊と星の厄災である大星災に二重憑依された為である。容姿は15歳当時のまま変わっていないのも、寿命の概念が無い星霊と完全融合を果たした影響によるものである。

また宿した『時空星霊』時空干渉系に類する星霊であり、それそのものに実は特段の力はない。

しかし、星の中枢にいる星霊たちと共鳴することで、この星のあらゆる事象を再現できる。上記の複数もの星霊術を操れたのはそれが故である。

そして、空間破壊を可能とする天の杖こそが唯一の攻撃手段であり秘奥である。

星紋は背中にあり、それも背中を埋め尽くすほどの大きさで色は暗色。

星霊とは完全融合したものの憑依された大星災に完全に適合しきれておらず自我を蝕まれており、長年の眠りに就いていたのはそれを抑える為だが、百年経ってなお、大星災を完全に抑え込むには至ってはいない。

また憑依された大星災の性質は星の迎撃意思であり現在のより攻撃的かつ有無をいわさぬ冷徹な性格はその影響もある模様。

上記のこともあり、星霊に憑かれたことで迫害される仲間を救うためにより過激な手段を取るようになっていったが、妹のアリスローズに諭されたこともあり、その時点ではまだ理性はある方であったが、帝国を脱出しようとした日に八大長老の謀略により帝都炎上の罪を着せられた挙句に、戦いを止めようとした最愛の妹を撃たれたことで帝国への憎悪が爆発。その圧倒的な暴威で帝国軍を蹂躙する。

その後はユンメルンゲンの介入とクロスウェルに諭されたことで負傷したアリスローズと仲間たちを連れ帝国を脱出。妹と共に星霊使いの国『ネビュリス皇庁』を建国。

だが、女王となったアリスローズは上記の銃の傷が元で徐々に衰弱し死亡。自分の星霊の力など笑えるくらいに役に立たなかったと自嘲。これより再び憎悪のタガが外れ再び帝都を襲撃。使徒聖となったクロスウェルと対立し決別することとなる。

実は中立都市への暴虐は決して本意ではなく覚醒しかけ故に星霊が力の制御を忘れたが故の結果であり、彼女本人は魔女にも掟があり、自分が力を振るうのは帝国と帝国になびく者だけ。無関係な都市、それも平和に暮らす者を傷つけることはしたくないとそれほど理性のタガが外れているわけではなかった。

それでも弁明せずアリスとイスカと戦ったのは、言い訳など意味がないことに加え、皇庁と帝国という相反する立場でありながら、共にいる二人を裏切り者としてどの道赦す気はなかったからである。

しかし、その気になればいつでも二人を仕留めることは容易だったが、その相反する立場を超えて支え合い、遂には己の星紋に届かせた二人に我知らず感じ入り、ひとまずの敗北を受け入れ再びの眠りについたのだった。

編集者:arata666june
編集内容:内容の加筆。