概要
侵蝕者とは、DMM GAMES「文豪とアルケミスト」の敵キャラの総称である。
人間の負の感情から生まれた本の中の世界を破壊する存在で、彼らが文学書を全て侵蝕しつくすと、その本の著者を含めた存在や記憶は人々の記憶の中から消し去られてしまう。(記憶に影響が出るのは、アルケミストの力で転生した文豪たちも例外ではない)
2017年9月20日に開催された「館長と共同研究 第三弾」では「侵蝕者による本の侵蝕は、文学書より雑誌の方が侵蝕スピードが早い」という仮説が立証されており、以後の開催イベントは「我楽多文庫」「第四次新思潮」などがモチーフに加わることになる。
タグ付け・付け替えについて
検索の利便性、検索トラブル回避の観点から、侵蝕者タグを作品につけている方は、本ページのタグ侵蝕者(文豪とアルケミスト)への付け替えをお願いします。
形態
動物をモチーフにした姿のものあれば、艦隊これくしょんの鬼・姫級などの深海棲艦のように明らかな人型をしていたりと多種多様な形態を持つ。
色・呼称の変化
大抵の侵蝕者は黒を基調にしている。
有碍書の最深部で遭遇する強力な個体以外を除き、各種侵蝕者には旧字体でのナンバリングがなされており、数字が大きくなると同時に色が変化し、攻撃力と防御力が増加していく。
有碍書の最深部でボスとして登場する侵蝕者は、人型の侵蝕者が多い。
号数 | 色 |
---|---|
零号 | 無色 |
壹号 | 青色 |
貳号 | 黄色 |
参号 | 赤色 |
肆号 | ライトブルー |
伍号 | ライトイエロー |
特定有碍書に登場する侵蝕者
特定有碍書の最深部に登場する一部の侵蝕者は、ナンバリングではなく紅号・蒼号・黄号とカラーリングで識別コードがつけられている。
「缺いた」侵蝕者
調査任務イベント限定出現。
アルビノを彷彿とさせる白基調の侵蝕者。
姿の何処かが欠(缺)けている。
通常の侵蝕者が本の世界の文字を荒らすのに対して、真っ白に消失させていく。
- 渾淆装の少年・無窮
通常有碍書最深部で遭遇する侵蝕者の中で唯一「無窮」を冠した最も強力な個体。
意味は「きわまり無いこと」「無限」「永遠」。
大型アップデート前の「伊豆の踊子」のボスとして登場していた。
攻撃形態
文豪たちの武器種(刃・弓・銃・鞭)にそれぞれ対応しており、人型の侵蝕者の中には二種類の攻撃を仕掛けてくる個体も存在する。
2021年の大型アップデート後の変化
地・水・火・風の四大元素の属性をまとう新種の侵蝕者が登場。
新プロローグでは芥川龍之介を圧倒し、撤退させている。
属性 | 色 |
---|---|
地 | 茶色 |
水 | 青色 |
火 | 赤色 |
風 | 緑色 |
主に出現する侵蝕者
- 不調の獣
サフォーク種の羊のような姿をしている。攻撃エフェクトは「刃」のもの。
モデルの動物同様に群れる習性があるらしく、時に「不調の群れ」と化して文豪たちに襲いかかる。
過去に開催された「文豪とアルケミスト×東急ハンズ」で販売された缶バッジでは、シークレット枠としてラインナップに登場している。
- 伝わらぬ洋墨
割れたインク瓶を背負ったヤドカリのような姿をしている。
攻撃エフェクトは「弓」のもの。
- 炎上する嫉妬心
プレイ開始して最初に遭遇する人型の侵蝕者。
歯車が浮かんだシルクハットを被っている恨みがましい表情を浮かべた紳士の姿をしている。
攻撃エフェクトは「銃」のもの。
- 排除する嫉妬心
破れたキャスケットを被った少年のような姿をしている。攻撃エフェクトは「鞭」のもの。
- 纏まらぬ洋墨
割れたインク瓶を帽子にしている。
上半身こそ人型だが、下半身は蛇やムカデを思わせるような形状をしており、ぼたぼたとインクを垂らしている。
通常攻撃では1しかダメージを与えられないが、急所攻撃が当たると一撃で倒せる。
- 模倣の者
最初に有碍書最深部のボスとして登場する侵蝕者。
ボロボロのコートのフードを目深に被り、詰め寄る姿で描かれている。
- 自責の刃
ロングコートをまとう怒り狂う紳士の姿をした侵蝕者。
名前に「刃」とついているが、繰り出してくる攻撃は「弓」のもの。
名前こそ「????」だが「奇襲作戦「ホトゝギス」ヲ浄化セヨ」の「ほとゝぎす」ボスとしても登場している。
- 絶不調の獣使い
「大召喚」と書かれた本を片手に猛牛を従えているカウボーイ風の侵蝕者。
猛牛を従えているからか、繰り出してくる攻撃は「鞭」のもの。
- 聡慧の刃
ハルバートのような武器を両手に携えたロングコートをまとう紳士の姿をしている。
名前と持っている武器こそ「刃」だが、繰り出す攻撃は「鞭」のもの。
- 渾淆装の少年
右目に薔薇の眼帯をし、銃を携え椅子に座る少年の姿をしている。
よく見ると、フリルをふんだんに使ったスカートを履いている。
侵蝕者の中で唯一「銃」と「鞭」の二種類の武器種の攻撃を繰り出す侵蝕者である。
また「無窮」と冠がついた唯一の侵蝕者でもある。
名前こそ「????」だが「奇襲作戦「斜陽」ヲ浄化セヨ」の「戦闘、開始。」ボスとしても登場している。
特定有碍書に登場する侵蝕者
- 嗜癖の刃
パイプ掲げ、剣を携えて不敵な笑みを浮かべて佇む紳士の姿をしている。
- 歩まされぬ獣使い
爬虫類のような獣を従えて、マスクをしてフードを目深に被った少年のような姿をしている。
両腕に巻きつけたワイヤーで従えている獣を操っている。
- 尊敬のかげ
薔薇の飾りをあしらったボーダー柄のリボン付きのシルクハット、その下に笑顔のベールを被った半泣きのデフォルメされたおばけのような姿をした侵蝕者。
銃または弓の文豪の一斉攻撃が当たると4桁のダメージを弾き出すこともある。
- 死の渇望
土日の特定有碍書「満開の森の桜の下」最深部のみ登場。
幽霊が飛び交うキャリッジの御者の姿をしている。
イベント「異境秘録」シリーズの封蔵書に出現する侵蝕者
「異境秘録「アッシャー家の崩壊」ヲ浄化セヨ」に登場する侵蝕者
序盤では敵として登場するが、後にエドガー・アラン・ポーの下僕であることが判明する。
- 忍び寄るモノ
「異境秘録「アッシャー家の崩壊」ヲ浄化セヨ」にて初登場。
エドガー・アラン・ポーの著書「黒猫」をモチーフにしている。
- 繰り返すモノ
「異境秘録「アッシャー家の崩壊」ヲ浄化セヨ」にて初登場。
エドガー・アラン・ポーの著書「大鴉」をモチーフにしている。
- 蘇るモノ
「異境秘録「アッシャー家の崩壊」ヲ浄化セヨ」にて初登場。
エドガー・アラン・ポーの著書「ライジーア」の主人公をモチーフにしている。
ミメシス
異境秘録イベントの封蔵書に登場する侵蝕者。
西洋哲学の概念で「模倣の者」を意味する。
意思疎通が可能な他、通常有碍書で見る侵蝕者と全く違う動きや能力を見せる。
詳細はミメシス(文豪とアルケミスト)にて。
メフィストフェレス
イベント「異境秘録「ファウスト」ヲ浄化セヨ」で初登場。
文学書の中にある概念の世界を一瞬で崩壊させるなど、これまでにない強大な力を以て文豪達に襲いかかる。
アニメ版オリジナル侵蝕者
アニメ「文豪とアルケミスト~審判ノ歯車~」では、各話タイトルにもなった著作に因んだ姿の侵蝕者が登場。
アニメ化記念連動イベントでは、最深部のボスとして登場している。
余談
- 時折、とある文豪にインタビューされたり、いつも顔が居ると安心されたりもすることもある。
- 不調の獣など、一部の侵蝕者は「ぴ」という鳴き声を発する。
- サービス開始記念祝賀イラストに時折登場する。文豪と敵対し、文学を消滅させようとせん彼らなりにも祝意はあるようだ……。