概要
星明かりの大陸西岸沖に位置する島国。
そびえる火山の元に青い海、白い砂浜、手つかずの豊かな緑が広がる絶海の孤島・シュラバ=アナバ島を領土としている。
南西岸は島民が暮らす安全地帯だが、火山を越えた北東の原生森林には危険生物が跋扈しており、最奥まで踏破したものはいない。この原生林には星光石が多く眠っているものの、それを持ち帰るのは森に慣れた島の戦士たちでも至難である。
また、島の北東部には火山湖やクレーターに似た巨大なブルーホールが点在している。
島自体は数十年前にすでに冒険家によって発見されており、限られた海賊や外洋航海船には一種の避難所として知られていた。
三帝国が新世界を目指すようになってから西方大陸の人々に『再発見』され、外交上では少なくとも現在の新大陸競争の間は中立の立場を表明している。
立ち寄った船は多少の水、食糧、木材などの補給が可能であり、島民たちも物々交換に快く応じてくれる。
ただし、愚かな原住民と侮っての不当な収奪には恐ろしい代償が伴うと言われている。
島民
急死した前王の跡を継いでごく最近即位したエリコ女王(画像左)が治める王国であり、海神・バンバ(画像右)を崇める島民が住んでいる。
名前 | 性別 | 年齢 | 種族 | 職業 | 備考 |
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エリコ=エリコ=シュラバラバ | 女 | だいたい20を越えたあたり | 人間 | シュラバ国女王 | 前王の娘。若くして品格と度量を備えており、血気盛んな島一番の狩人・戦士でもある。シュラバラバとは「シュラバの民の長」の意。王としての責務を重く感じる一方で西方大陸から来る見たこともない人・物には興味津々であり、未知なる東の地にも日々心を焦らしている。 |
原生生物
名前 | 種別 | 備考 |
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バンバ | 海神 | シュラバの民が神として崇めている巨大怪獣。シュラバ=アナバ島とその近海を縄張りにしている。島を外敵から守っている一方で島民達を常に監視しており、彼らが道を踏み外した時には裁きと戒めを与えるという。 |
文化
先述のように鉱物資源は豊富だが、地中深くの金属や鉱物を採掘する技術は存在しない。
刃物には地表近くで採れた火山ガラスや星光石から作られた打製石器が用いられている。
王族が身につけている金色の王冠や装飾品は金とよく似た別の材質を加工したものであるらしく、島では比較的よく採れるとのこと。島民は海神からの贈り物だと考えている。
服は島に自生している樹木の樹皮などの繊維を加工した布が用いられている。布の原料になる樹木は青色の樹液をしており、この樹液は染料にも用いられるため島の伝統的な製法で作られた布は青い色のものが多い。