白雪(シスプリ)

しらゆき

「シスタープリンセス」の妹の一人。

概要

12人の妹の中では、おそらく一番料理上手と思われる料理が大好きな女の子。

兄に料理を作ってあげることが生きがいであり、ただ料理を作るだけでなく色々創造的な料理を考えて作っていたりもする。そのせいか、二次創作における料理の腕前はとてつもなく上手いか、とてつもなくひどいかの両極端になりがち。

容姿は、おでこを出した大きな内巻きの巻き髪が特徴で、推察される年齢からすると小柄。

衣服は、大きな黒いリボンとミニスカートのエプロンドレスを着用することが多い。

一人称は「姫」、語尾もですのをつける、お嬢様というかお姫様口調。

原作小説「キャラクターコレクション」では、周囲の人間が名前から連想して「姫」と彼女を呼び続けたことから、一人称が「姫」になった。

ただ、兄だけは「白雪」と名前で呼んでくれたため、そういう意味でも、白雪にとって兄は特別な存在だった。

電撃G'sマガジンの、人気投票を兼ねた読者参加ゲームでは、鈴凛と熾烈な最下位争いを展開していたりもした。

その分、熱烈な“にいさま”も多い。

第1作では、別に学校に通う兄のもとへ、昼休みのたびに足しげく通い、お弁当を差し入れするという甲斐甲斐しさを発揮する。

しかしその中身はフルーツ寿司など、突飛なものばかりで、兄を毎回驚かせた。

そんな白雪の作った弁当を、兄のクラスメートのたか美が食べてしまったこともあり、そのときばかりは温厚な兄もブチ切れた。

第1期『シスター・プリンセス』では、兄・航を驚かせようと、鈴凛・四葉・亞里亞とともにウェルカムハウスの一室で激辛麻婆豆腐を朝食に食べ、夜まで寝込むというゲーム版に負けず劣らずの料理の腕前を発揮する。

共同生活が始まってからは、可憐、春歌とともに厨房を取り仕切り、家族の胃袋を満足させている。

突飛な料理は少ないが、時々予想外な代物を出すときもある。

メイン回では、山田太郎の口車に乗って、航や妹たちが食べきれないほどの量を作るようになる。何とか食べきっていた航たちだったが、遂には音を上げ、白雪は自分が間違っていたことに気づく。

航たちの食べきれない量を白雪に作らせて、余った分にありつこうとした山田の策は失敗に終わったが、心優しい白雪は山田にもお弁当を作ってあげたのだった。

第2期『リピュア』のストーリーズパートでは、メイン回こそないものの、端々で登場する。

キャラクターズパートでは、原作の「マダムの訓え」を映像化。お菓子作りを教えてくれているマダム・ピッコリが、白雪のように兄に恋愛感情を抱いていることを知り、思い悩む姿が描かれる。

実は『シスプリ』の連載が発表されたG's1999年3月号での妹達の紹介では、白雪だけかなり異なる姿であった。

読者参加ゲームが開始された同年5月号からは、よく知られる内巻きロールの髪型となり、兄の呼び方も「にいさま」に改められた。この最初に公開された初期の白雪は、とある同人作家のネタから「白雪α」と呼ばれることが多い（ちなみに通常の白雪は「白雪β」と呼ばれていたりする）。