「・・・要するにだな。 暇なのだ・・・
・・・どうしてほしいか・・・だと? そんなの、決まっている
白の帝国の兵をここに呼べ。 それも神官戦士だ。 ・・・女のな」
概要
「大悪魔召喚士ラピス」は、レアリティブラックのデモンサモナー。
デモンサモナーの実装は悪魔召喚士リヴルに続いて二人目となる。
イラストは一斎楽氏。
初出は2016年11月の緊急ミッション「帝国神官の帰還」にて敵キャラとしての登場。
外見
青緑色の髪をツインテールのような髪型で、側頭部から悪魔らしい巻き角を生やしている。
戦闘力は平均的な一斎楽キャラのサイズ。同職のリヴルが絶壁なので相対的に大きく感じる。
右手には本のような妙な生物を持っているが、本人は気にするなと云っており何者なのか判然としない。
性格
魔界のデーモンらしく物怖じせず遠慮もしない傲岸不遜な性格。
しかし、身近な人には良い意味でも遠慮がなく、思ったことを包み隠さず話すようで、「・・・暇だ」をひたすら連呼し、相手にしないと「こう見えてもけっこう強いのだぞ」と分かりきっていることで関心を引こうとするなど、妙に子供っぽい。
初登場時のイベントでは魔界に取り残された帝国神官戦士ルチアを助けて配下にし、ルチアを人間界に戻す際にはラピスによって騙されていたのだとするために一芝居を打つなど人情味のある性格もしている。また人間界に戻った後もルチアのことを大変気にかけており、二言目にはルチアの話をしようとする。→ラピルチ
人間界の知識に乏しく、食器の扱いすらわからずパンすら知らない。しかし興味がないわけではなく、むしろ知ろうとする意欲は高く、自ら王子に対して食事の礼儀作法を教えろと聞きに来るほどである。
クラス特性
遠距離ユニットであり、トークンとしてインプを召喚可能。インプ自体は貧弱だが数が多くコストが低いので、足止めや攻撃を吸収する避雷針に役に立つ。
自身は射程内の全ての敵に、1秒間に自身の攻撃力に等しいだけの防御力魔法耐性無視のドットダメージを与え続けるという特性を持つ。また攻撃をしているという判定にならず、反撃を受けず、地中にいる敵など本来は攻撃対象にできない敵にもダメージを与えることができる。
表記上の攻撃力は低いが上記特性のため、同レアリティの魔法攻撃職のメイジに比肩しうるダメージでありながら魔法耐性を無視する範囲攻撃を行うという非常に高い攻撃能力を持つ。
戦闘能力
最高レアリティということもあり非常に高性能。
カンストまで育てても攻撃力は338と低くく見えるが、上記のように小ザコ程度なら攻撃範囲に入った瞬間に蒸発するほど攻撃性能は高い。
コストは初期25と重めだが、初手に出せ、なおかつ拠点が1つだけのようなマップであれば一人で長期間敵を殲滅し続けることさえ可能。
スキル「デモニックフィールド」は自身の射程を伸ばして巻き込める敵を増やし、更に効果範囲内の自身を含む味方の攻撃力を最大50%UPさせる。
使用時間が最大20秒と短くクールタイムも長いため、使うタイミングを見計らう必要はあるがラッシュで向かってきた敵が次々に蒸発する様は圧巻の一言。また回復職でも攻撃力を参照して回復し、ダンサーも自分の攻撃力と防御力を参照して味方にバフをかけるため、攻撃のみならず恩恵を受けれる職は極めて多い。またゲームの仕様上としてダメージ計算が「攻撃力-防御力」のため連続攻撃を行うキャラクターと組み合わせると1.5倍どころか2・3倍くらいダメージが伸びることもある。
ただしその特性上範囲内に長く居座らない足が速い敵とは相性が悪く、狼等の俊足ユニット相手は受け止める、または鈍足効果で範囲内に長く引き止める必要がある。
耐久力も並程度なため、前線に置き続けるなら遠距離攻撃相手の避雷針ユニットを置いてやる必要があるだろう。
評価
現状出現するボスキャラは高防御高耐久が多く、防御無視の特性が非常に有効になる。
またとりあえず置いておけば小物を取り逃がすことも減り、初見攻略での安心感は大幅に増す。
いざとなればスキル使用で広範囲を殲滅できると、総じて優秀なユニットであると言える。
因みに、デモンサモナーは未覚醒の状態で耐久力が並で火力がメイジに比肩しうるダメージを出す。つまり、他職の覚醒したキャラクターと比較して耐久力が並で、覚醒したメイジに比肩しうるダメージを叩き出す、というトンでもない強職になっている。
さらにはインプの性能であるが、一見するとステータスが貧弱なだけだが、魔法耐性が非常に高く魔法攻撃に対して見た目以上の耐久力を誇る。また、数も多いためこれを利用して厄介な魔法攻撃をする敵の足止めに向いている。
おかげで同職で下位レアリティの悪魔召喚士リヴルは表記上の攻撃力が300にも満たないのにも関わらずレアリティ詐欺と言われるほど強い。
ラピス自身のスキルの「自身と味方の攻撃力1.5倍にする」というのは、極めて汎用性が高い効果であり組み合わせによっては最高難易度のボスですら瞬殺が可能になるほどの屈指の支援能力を誇る。
特にダンサーは「周囲の味方に自身の攻撃力と防御力分を上乗せする」というスキルが使用でき、その数値は200~300はある。ラピスのスキルを使用すればそれが1.5倍になって周囲にもラピスにも加わる。ラピスの場合は、たった攻撃力338という数値で高い殲滅力を得られるというなら、こうなった時のダメージはどうなるか。それは範囲内に入った敵が文字通り蒸発する。
攻撃だけ見ても強い職に、専門職並みのトークンを組み合わせ、そこにラピスは屈指の支援スキルを引っ提げている。未覚醒でこの評価なのである。
なお、覚醒させると、自身および召喚するトークンの双方の出撃コストが増えてしまうものの順当に本体のステータスは上がる。
さらに覚醒ステータスにより自身のトークン所持数が増えたり、自身が配置されている間に限るものの、デモンサモナーが運用するトークンの攻撃力を2倍にする。
さらに、スキル覚醒の「デモニックテリトリー」が実装され、より強力な力を手に入れている。まさにBLACKの面目躍如である。
公式の人気闘票(誤字にあらず)では並み居るキャラクターを抑えて総合1位という人気ぶり。
王子たちの愛が窺える。
好感度を上げたときのセリフ
0% | お前達に力を貸してやる。……ありがたく思うのだな。 |
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15% | 手に持ってるモノが気になる? ……黙れ。気にするな。 |
30% | 王子、わたしは暇だ。ちゃんと持て成せ。 |
50% | なあ、帝国の神官戦士とは合同訓練をしないのか……? |
60% | 人間の慣習というものを知りたい。王子、ちゃんと教えてくれ。 |
80% | 王子、好きな相手の前では、どうするのが正しいのだ? |
100% | もっと人間のことを教えてくれ。お前と一緒に知っていきたいんだ。 |