概要
風漢とは、小野不由美の小説『十二国記』の登場人物である。
十二国を旅してまわる大柄な人物。
身分を隠して各国を旅する奏南国の公子・利広も風漢の友人でもある。
柳北国を旅していたときにも風漢は旅館で李広と旧交を温め酒を酌み交わしているが、話のなかで柳北国の国情が急速に悪化していることを確認しあっている。
実のところ、「風漢」は偽名であることがほのめかされ、李広に対しても(おたがい)素性を明かすこともないが、豪胆な風漢の性格と言動から正体は500年にわたって雁東国を統べている延王・尚隆であることがほのめかされている。