葵・喜美
あおいきみ
人物像
主人公である葵・トーリの姉。同じ年に生まれたため、学年は一緒。何の因果かクラスも一緒。自分を「賢姉(けんねえ)」、トーリを「愚弟」と呼ぶ。
白いリボンが巻き付いたボリュームのある長い茶髪を持つ美人。加えてクラス内では浅間に次ぐ巨乳。
基本的には、ハイテンションなキャラクターであり(このハイテンションさは、神への奉納らしい)で、トーリを超えるはっちゃけ振りを見せることも。傍若無人で、自分中心主義。幼馴染である浅間・智は振り回されている。
だが、弟であるトーリと、義妹となる予定のホライゾンに対しては、他者とは違う対応を見せ、弟に依存している部分が見受けられる。また「いい女」を自称し、独自の行動理念を持ち合わせている。
かつてホライゾンを亡くし、絶望から死のうとしたトーリを叱咤し、立ち直らせた。
このため浅間曰く「喜美には皆、頭上がらないんです。――トーリ君を向こうに行かせなかったので」とのこと。おそらくは、その頃からトーリを愚弟と呼ぶようになったのであろう。
また傍若無人に振る舞うものの、悩み苦しむ同級生を叱り再起させるなど、姉御肌な面も見せる。
彼女がビンタをするときは、怒っている時で、相当に怒るとトルネード振りかぶりが追加される。
英国でナルゼが、有明にて二代が食らっている。(ホライゾン奪還作戦前のは、普通のビンタである)
姓と合わせ『青い黄身』にも聞こえるため、自身の喜美という名前を気に入っておらず、ファッションと同じ感覚で通り名を名乗っている(このため、名前を断ち切る蜻蛉切の能力が無効になっている)。
基本的に戦闘要員ではなく、エロ系と、ダンス系の神ばかり契約している。走狗は、お面を阿弥陀被りしている三頭身の少女の型。名前はウズィ。
しかし、実際には戦闘面でも優れた実力を発揮する。1巻の臨時生徒総会、延長戦(第四回戦)においては、極東警護隊の本多・二代と相対する。自身の身に無粋が触れないようにする術式高嶺舞にて、二代の攻撃を無効化してみせ、更に、蜻蛉切の割断能力すら通用しなかった。
4<中>において、ヨシキに弟子入りを志願した二代と再び相対することとなり、4<下>にて再び二代を翻弄することとなる。
お化け、幽霊といった手合いや将来の話も苦手だったりする。
創作術式
転機編(てんきあめ)
加護も特殊効果も何もない、音響と照明の術式。音楽と、舞を飾り演出するための術式で
余分なものが無い分、とにかく軽い(=排気消費にかかる効率が良い)。
喜美の扱うあらゆる術式のベースにもなっている。
高嶺舞(たかねまい)
上述の転機編に、加護を付与したもの。与える効果は、「舞を奉納する限り、術者に対して無粋なものが触れないようにする」もの。言わば「踊り子さんに手を触れないでください」である。
名(迷)台詞・名(迷)口上など
「私は、負けない女が好きよ」
「負けない男も好き」
「負けない私が最高に素敵」
「フフ馬鹿ね。手荒に扱って欲しくないなんて言う女は、ぬるま湯みたいな扱いも受けたことすらない程度(レベル)の女よ。それとも、手緩い扱いこそが相手が喜ぶものとでも思ってるの?」
「高嶺の花は、そこに至れる者にしか姿を拝ませないわ。そしてそれを枯らさず持ち帰る事なんて出来やしない。だから高嶺の花は孤高に咲き続け、その山の"不可侵"であり続け、高き場所に至れる者達の共通崇拝となるの」
――幼い頃の話
「血と肉と、震えと、涙と、……ホライゾンが失ったもの、少しは取り戻せた?」
↓
「戻ってきた? いえ、……そうじゃないわね」
↓
「アンタ、ホライゾンのところに行くことすら、出来なかったのよ。この、……愚弟!」