鷲城
わしじょう
栃木県小山市にある城
思川の河岸段丘上に築かれた城。城跡は祇園城・中久喜城と共に「小山氏城跡」として国の指定史跡
築城時期は不明ですが、南北朝時代の1380年(康暦2年/天授6年)から1383年(永徳2年/弘和2年)にかけて起こった「小山義政の乱」では合戦の舞台ともなりました。
城の一番高所には武蔵国太田庄(埼玉県久喜市)の鷲宮神社を分祀した鷲神社が建ち、城の名の由来にもなっています
鷲城イラスト
鷲城内の鷲神社
鷲城の高所に建ち城の名の由来でもある鷲神社。武蔵国太田庄(埼玉県久喜市)の鷲宮神社を分祀したもの。一説に小山家初代小山政光がこの太田庄の太田氏出身
鷲宮神社
武蔵国太田庄(埼玉県久喜市)の総鎮守鷲宮神社
小山家第11代小山義政が南北朝時代の1372年に社殿を再興、1376年には三尺三寸五分の備中青江(国指定重要文化財)をひと振り奉納しています