シヴのくすぶる灰の下、わずかのドラゴンはその故郷を再建しようと奮闘している。それ以外は、自分たちの種族の砕かれた誇りを埋め合わせる機会をうかがっている。
概要
ドミナリア次元の大陸の一つオタリア全域で支配を広げている犯罪組織的集団“陰謀団”の主催するピット・ファイトのファイター・・・らしいのだが、
これが登場したオンスロート・ブロックの背景ストーリー小説には登場しないため、彼らがどのように活躍したのか、どのような個性を持っているのかはまったく明らかにされていない。
「すべての伝説のクリーチャーに物語が設定されているとは限らない」という事例の1つ。
ただし、前述のフレーバーテキストの地名から某ドラゴンと同族である可能性がうかがえる。
カード性能
刃の翼ロリックス
マナコスト | (3)(赤)(赤)(赤) |
---|---|
カードタイプ | 伝説のクリーチャー — ドラゴン |
パワー/タフネス | 6/5 |
能力 | 飛行 |
速攻 |
初収録は2002年発売のエキスパンション:オンスロート。
能力はシンプルに召喚酔いを防ぐ速攻と同じ能力を持たないクリーチャーにブロックされない飛行のみ。
色拘束が厳しく若干マナコストが高いが、それさえ補えば回避能力と高い奇襲性ゆえに一撃で相手のライフを4分の1以上削ることが出来る。
しかし、後年登場した似た能力のドラゴンが活躍し切れなかった事を考えると、後々のインフレには伝説のピット・ファイターとて厳しいか。
派生カード
帰ってきた刃の翼
マナコスト | (3)(黒)(黒)(赤)(赤) |
---|---|
カードタイプ | 伝説のクリーチャー — ゾンビ・ドラゴン |
パワー/タフネス | 4/4 |
能力 | 飛行 |
帰ってきた刃の翼が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるドラゴン・パーマネント・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻してもよい。 | |
(黒)(赤):ドラゴン・クリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。 |
(自身含む)全ドラゴンを強化する能力をもつ・・・のだが、元々ドラゴンはマナコストが高いカードが多いので複数並べるのが難しい為、ほぼ自身用に考えればいい。
本命の能力はドラゴンを釣り上げる能力の方である。うまく使えば大型クリーチャー2体で一気に制圧可能。
尚、ゾンビ化した経緯について一切言及は無い。
一体ナニがあったロリックス!!
刃の翼タロックス
マナコスト | (2)(赤)(赤)(赤 |
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カードタイプ | 伝説のクリーチャー — ドラゴン |
パワー/タフネス | 4/3 |
能力 | 飛行 |
速攻 | |
壮大 ― 《刃の翼タロックス》という名前のカードを1枚捨てる:刃の翼タロックスはターン終了時まで+X/+Xの修整を受ける。Xは自身のパワーである。 |
同胞が自身の血統の名折れだと知った彼は、それらを順に見つけては食っていった。
時間の混乱によって生じた、時の裂け目を通ってドミナリアに運ばれて来た、未来の時間軸の世界のドラゴン。癇癪持ちで、同族の中でも弱いドラゴンを狩り立て喰う程に獰猛な性格。
エキスパンション:未来予知のタイムシフト枠の1枚。楕円形のイラスト欄を持ち、マナコストがイラスト左側にある斬新なデザインをしている。
カード性能の方は、伝説のクリーチャーにしては4/3と控えめサイズ。それを補うのが特殊能力:壮大である。手札にある同じカードを捨てればサイズが2倍の8/7になる。ちなみに重複可能なので2枚一度に捨てれば16/15、最大で32/31にまで膨れ上がる。
このおかげで伝説のクリーチャーながら、レジェンドルールよって手札で腐る心配せずにデッキに4枚投入可能かつ高い爆発力を持たせることが可能となる。
なお、登場経緯の時点で察しているかと思うがロリックスの子孫である。
本当にナニがあったロリックス!!