概要
「漆黒アカデミア」にて2021年10月30日の動画より登場。世界各国のスラム街に訪れてその事情を解説する。
人物
見た目30~40代の男性で職業は料理人。飽食社会の日本に比べて世界には飢餓に喘ぐ人々がいるという現実を知ったのがきっかけで、状況を知りたい興味から時間が空いては世界各国のスラム街を訪れるようになり、自身を「飢餓ハンター」「スラムハンター」と呼ぶ。日本拳法の使い手で悪党相手ならある程度対応できる。
作中で訪れたスラム街
- ホシーニャ(ブラジル)
ブラジルの首都リオに在るブラジル最大のスラム。元々は雇われ農民の街だったが、農業の衰退で政府も見放して荒廃していき、現在は汚職に塗れる警察に加え、地区ごとにギャング団が支配する無法地帯になっている。
- マココ(ナイジェリア)
ナイジェリアのラゴス海岸側に在る水上都市で人口30万人。政府が見放しているためインフラが全く整備されてなく、水上地は排泄物やゴミなどにより汚染されている。住民は自給自足で魚やナマコなどの水生生物を食しているがもちろん汚染されている。地区ごとにギャング団が存在し、人身売買や女性に子供を産ませて売買する「赤ちゃん工場」などの非合法な闇売買が蔓延っている。
- カラカス(ベネズエラ)
ベネズエラの首都。「世界一治安の悪い街」と国際的に認識されており、大人のギャング団はもちろん、ストリートチルドレンによるギャング団も横行しており、警察も旅行者などから金品を巻き上げるほどで「公的な暴徒」と揶揄されるほど。豊後は特に治安の悪い地域であるランチョに訪れ、45階建ての廃墟ビルにして750世帯の貧困層の居住区でもあるトーレ・デ・ダビを見学した。医療機関も医療器具や薬が常に不足しており、また医師も高額を求めるため治療できずに死ぬ人が多く、人が死んだ際、腐敗による疫病を防ぐためにドラム缶に入れて火葬する「ドラム缶葬」を行う。
- ハッピーランド(フィリピン)
フィリピンの首都マニラの湾岸沿いに在るスラム。「ハッピー」とは英語の「幸福」という意味ではなく、タガログ語の「ハピラン(ゴミ)」という意味。元々はマニラのゴミ収集場にスカベンジャー(ゴミ採掘者)が集まり町を形成した。人々はゴミを売っては日銭を稼ぎ、また生ゴミも採掘しては食べたり売ったりしているため衛生管理は悪く、病気で亡くなる者が多い。メイン通りには百貨店やネット電波のレンタルなどの店が建ち並んでいる。
- ケープタウン(南アフリカ共和国)
南アフリカ共和国南東部に位置する湾岸都市。中心街や湾岸部はインフラ整備されて一見治安が良い様に見えるが、裏道に入るとスラムの地区が多く、治安も悪く警察が銃火器を携えパトロールし、子供達も護身のために刃物を携帯している。ケープタウンには20ものギャング団が存在し、近年中国系マフィアがナマコなどの密漁目的でケープタウンに進出している。ちなみに現地では白トウモロコシを原材料にしたコーンビールが家庭で作られている。