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忍道の編集履歴

2012-02-05 23:19:38 バージョン

忍道

しのびどう

『忍道』とは、アクワイアが開発しスパイクより販売されたコンピューターゲームのシリーズ作品の総称。 忍者をモチーフとしたステルスアクションゲームの一種である。

概要

この作品は忍者が主人公のステルスアクションゲームである。

時は室町後期、「宇高多」という地を舞台に三つの勢力が戦火を散らす。


かつてアクワイアは同じ趣向のゲーム『天誅』シリーズを作ったが、『天誅』の版権の変遷により、アクワイアは開発に関われなくなってしまった。

その後、スパイクと組んで開発したのが本作である。


本作の魅力は、箱庭型のマップの行き来が非常に自由なこと。

マップ内のオブジェクトは持ち上げたり、投げたりが可能で、その挙動はかなり凝ったものになっている。

特にふすまはよく出来ていて、敵も味方も開閉でき、倒したり斬ったりすることもできる。


任務目的も敵を倒すことだけではなく、手紙や金庫を運んだり盗んだり、味方を敵から警護したり、様々な目的が用意されていて、それらを達成したかどうかがすべて戦の情勢に大きく関わってくる。


敵の反応も賢く執拗な面もありながら、人間臭く、間が抜けていてお茶目でもあり、表情が細やかに変わったり、色々な独り言をつぶやいたり、大げさに驚いてくれたり、歌を歌ったりするなど反応も豊かでゲームの存在感を引き立てるのに一役買っている。


第一作目である『忍道 戒』から六年後、待望の続編『忍道2 散華』がPS VITAにて発売された。


主なゲームシステム

柱となるゲームシステムはアクワイア開発の『天誅』と『侍道』から各々受け継いだものがある。

一撃必殺、そしてハラキリエンジンである。

  • 一撃必殺

一撃必殺とは、敵に見つからずに接近したり、敵の攻撃の隙をつくことで一瞬で敵を葬り去るシステムのことである。

天誅シリーズでは「必殺」、「忍殺」と呼ばれていたが、忍道では「血祀殺法(ちまつりさっぽう)」という名称になった。

「忍殺」と比べて、壁張り付きやぶら下がり、ふすま越しなど決められる状況が増え、また発覚中でもうまく隙をついたりすることで決めることができるのが大きな違い。


  • ハラキリエンジン

ハラキリエンジンとは、ゲーム内の三勢力に主人公が介入することによって情勢が変化し、異なったストーリー展開を楽しめるシステムである。

具体的には、任務の成否や首尾によって依頼主の好感度や軍備、空腹度などに変化をもたらし、送られてくる任務も変化していくもの。


登場人物

『忍道 戒』及びその続編の登場人物

  • 鴉のゴウ(声:羽多野渉)

鴉

本作の主人公。

黒鷹のザジ、金糸雀のキヌと共に飛鳥の里で育った。

しかし飛鳥の里が滅んだと同時に魂を抜かれ、記憶を失ってしまっている。

三勢力に忍びとして仕え、魂の欠片を集めることとなる。

なぜ魂を抜かれたのか、なぜ飛鳥の里が滅びたのかは、魂の欠片を集め、記憶を結び合わせるうちに明らかになる。

記憶を失う前は飛鳥の忍びとして優秀ではあったが、己の腕を過信して周りと衝突することも多いなど、精神面での未熟が目立つ問題児的な存在だった。

記憶を失ってからは以前に比べ、理性的で冷静沈着な忍びとして着実に任務をこなすようになる。


  • 金糸雀のキヌ(声:幸田夏穂)


飛鳥の里の生き残りである女忍者。

里が滅ぶ前はゴウやザジと共に修行に励んだ仲なのだが、記憶を失くしたゴウに対しては何故か冷たい態度をとる。

ゲームを進めていけば、プレイヤーキャラとして扱えるようになる。鎖の先に刃がついた武器を操る特殊なモーションで、ジャンプ力などの性能もゴウとは多少異なったものになっている。しかしストーリーに直接絡む任務では使用することができない。

素晴らしい太股の持ち主。


  • 黒鷹のザジ(声:小西克幸)

ザジとオンジ

飛鳥の里の生き残りである隻眼の忍者。

ゴウの兄弟子にあたり、実力ではゴウを大きく上回る。

かつてはゴウと共に修行に励むといった親しい仲であったが、飛鳥の里が滅びてからは彼の命を執拗に狙う。

寿司が大好き。


  • 一条信輝(声:森田順平)

三勢力のうちの一つ、一条家の当主。

飛鳥忍者を頼りに宇高多を治めてきた大名だが、飛鳥の里が滅びてしまい苦境に立たされる。

どちらかといえば争いを好まない性格で、赤目や貞女とも和解の道を探っている。

優柔不断で精神的に脆い面も大きく、自身も自分は大名の器ではないと思っている。

性格に似合わず剣術の腕は中々のもの。


  • 赤目影虎(声:飯塚昭三)

三勢力のうちの一つ、赤目家の当主。

宇高多の隣国の大名。飛鳥の里壊滅を好機と、豊富な資金と兵力を用いて宇高多に侵攻を開始する。

見た目通り無骨で強引だが、面倒見の良さと実力ある者には対等に接する性分から、部下には慕われている。

新しい物はどんどん取り入れる性格で、戦闘では刀ではなく短筒を使う。

主人公を気に入ると、赤目汁なるエキスを送りつけてくる。


  • 貞女(声:幸田直子)

三勢力のうちの一つ、宇高多に勢力を広げる新興宗教の教祖。

性格は適当だが、高いカリスマ性で信者たちをまとめている。美貌の持ち主で、主人公にも矢文で色っぽい映像を送ってくる。

女性ながら剣術と体術を織り交ぜた戦術を身につけている。


他にも多羅場忍軍や喪巣忍者、毛伸衆など様々な勢力がゴウの前に立ちふさがる。


シリーズ作品


  • 忍道 戒 (2005年11月10日/PS2)
  • 忍道 匠 (2006年3月30日/PS2)

戒のミッションエディター匠で任務を一般公募し、厳選された130以上の任務を収録したソフト

  • 忍道 焔 (2006年10月26日/PSP)

戒の後の世界が舞台

  • 忍道2 散華(2011年12月17日/PS VITA)

忍道シリーズ・正式ナンバリングタイトル第2作目。


  • 忍道 血祀鴉 (2005年9月26日/Shockwave、iアプリ、EZアプリ、S!アプリ)

Shockwaveで公開されていた縦スクロールアクションのミニゲーム。後に携帯にも移植された

  • 忍道 緋鴉 (2006年10月16日/Shockwave、iアプリ)

血祀鴉の続編

  • 忍道 葬鴉 (2006年10月16日/Shockwave)

緋鴉の続編

  • 忍道 暁 (2006年7月3日/iアプリ、EZアプリ、S!アプリ 開発:熱中日和)

戒より前の飛鳥の里崩壊の数年前が舞台

  • 忍道 厳 (2006年10月26日/iアプリ 開発:熱中日和)

暁の続編

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