概要
徵羽摩柯(ZhiyuMoke)は、2018年5月30日に上海禾念信息科技有限公司から発売されたV4の中国語ライブラリ、またはそのイメージキャラクター。上海禾念のVOCALOIDとして5番目にデビューした。
同社のVOCALOIDである洛天依,言和,乐正绫,乐正龙牙,墨清弦と一緒に”Vsinger”として活動している。
名前の由来は”徵羽”が中国の伝統音楽の5つの音階「宫商角徵羽」から、”摩柯”は公募時の名前の「MOKO」から来ている。なお漢字の打ちづらさ(変換しづらさ)は本人も自覚しているらしく、ライブの際はコメントを打つファンに向けて「MOKE」でも大丈夫と発言している。
イメージデザインは、VOCALOID CHINAが一般からデザインを募集した際に寄せられたSAKU(再音さく)氏の作品”MOKO”を元に、イラストレーターのideolo氏が公式イラストを手掛けたもの。V4のデザイン、立ち絵はイラストレーターのTID氏が担当している。
キャラクターとしての初公開日は2012年3月22日。VOCALOID CHINAから”VOCALOID CHINA PROJECT”として発表された5人のキャラクター(バンドメンバー)の内の一人だったが、諸々の事情で販売元が変わり、2017年6月17日のVsinger Liveにてついにその歌声がお披露目されることとなった。
VOCALOIDとして正式にデビューした日は2018年5月30日。中の人である中国の人気声優、苏尚卿(西呱双)氏の誕生日に合わせて先行販売が開始された。ちなみに中の人は摩柯のことをかわいがっており、自分のことを”爸爸(パパ)”と呼んだり、誕生日の日にはイラストを描いてお祝いしたりしている。
プロフィール
年齢 | 14歳 |
誕生日 | 12月10日 |
身長 | 150cm |
得意な曲のテンポ | 80-180BPM |
得意な音域 | E2-B3 |
イメージカラー | #0080ff(摩柯蓝) |
記号 | च |
キャラクター設定
14歳で高校に入学したIQ168の天才少年。ハーフ。普段は温和でにこにことしているが、その実重度オタクでイベントにもよく出没している。
自分の興味のない話題に関しては無反応だがゲームやアニメの話題となると厳しい評論家のような口ぶりで語りだす。しかし人と話すことは得意でないため普段は大人しく見られがち。本性を曝け出せるのは親しい人の前だけである。
そんな彼にもさびしがり屋な一面があり、バンドのメンバーのことが大好き。彼らの力になりたいと常々思ってる。
バンドではキーボードを担当している。
MAD制作で有名なあぷ主。そして凄腕ハッカー。HNは”MOKE”
一部の人たちから神のように扱われている。ストリートダンスも得意。
女の子に間違われるほどの可愛らしい顔立ちをしているが、本人としては不服。
また、摩柯によく似た女装コスプレイヤーがイベントに参加している噂があるが真偽は不明である。
音之精灵
彼が連れている鳥(音之精灵)の名前は「绯(fei)」。年齢500歳の鳳凰の子供で大きさは20㎝(翼を広げると60㎝)ほどと鳩の大きさくらい。比較的子供っぽい性格で時々ぎこちなくなる。摩柯を自分の身内のように見ている。普段は白色をしているが怒ると赤くなって火を噴く。キーボードに変身できる。
小ネタ
・中の人の名前が西瓜に似ていることから、西瓜と一緒に描かれることも多い。
・公式アニメーションでは持ち前の可愛さと演奏能力を生かして、演奏ゲームの景品にされていた精霊の天鈿をパートナーである洛天依の元に返してあげた。
・同じ”青”がイメージカラーであることから、天依とのコンビ(CP)は”双蓝”と呼ばれている。
・元々は女性声優による少年声のVOCALOIDとして音声ライブラリが作られていたが、大人の事情によりデビューは延期となり、今の男性声優による少年声のVOCALOIDとしてデビューした。ちなみにその摩柯の声になるかもしれなかったライブラリは、”言和”として2013年にデビューしている。