概要
邦画好きの女子高生・邦キチこと邦吉映子と彼女と彼女の映画紹介に良くも悪くも情緒を揺さぶられまくる「映画について語る若人の部」部長・小谷洋一たちの姿を描く邦画(一部例外アリ)プレゼン漫画。実在する様々な映画を独特な視点からネタバレ込みで紹介している。
登場人物
- 邦吉映子(くによしえいこ)
通称「邦キチ」。かなりの邦画好き、それも少々マニアックだったりマイナーだったりな部類の作品が特に好きで毎回のようにそれらの映画についての熱いプレゼンを展開する。一方で洋画に関しては全く観ないわけではないがかなり疎いところがある。
- 小谷洋一(こたによういち)
「映画について語る若人の部」、通称「映画部」の部長。映画好きが高じて映画について語り合う為に部を設立したが邦キチの入部をきっかけにどんどんディープな邦画の世界に踏み込まされていく。
先述したように映画好きを自認しているが主に見るのはメジャーな映画(特に洋画)が中心で、邦キチや仲間たちから未知の映画を紹介されるたびに驚いたり狼狽したりツッコんだりすることが多い。
- 東洋洋(トンヤンヤン)
「アジア映画研究部」の部長で邦キチたちにとっては(部室的な意味での)お隣さん。所属している部活からも分かる通りアジア映画好き。部の傾向こそ多少違うものの邦キチたちとはかなり仲が良く一緒に活動することもしばしば。
- 石破マリア(いしば)
「シネマサロン部」部員。どエンターテイメント映画が大好きなのだがシネマサロン部ではそういった映画の話をできる機会がなかなかなく、そんな時にやってきた邦キチのプレゼンに感銘を受けて以来邦キチを「師匠」と慕い映画部にもよく顔を出すようになる。
- 御影特則(みかげとくのり)
「特撮作品について熱く語り合う部」、通称「特撮部」の部長。設立間もなく部員が少ないこともあり邦キチを特撮部にスカウトしようとしている。このような経緯もあり邦キチを映画部から引き抜かれたくない洋一とはある種のライバルじみた関係になっている。
- 駒木(こまぎ)
特撮部のマネージャー。
- 早乙女愛(さおとめあい)
「女児アニメ部」部長。
- 江波巧(えなみたくみ)
邦キチたちの通う高校の卒業生で化学教師。在学当時は『エヴァンゲリオン研究部』、通称エヴァ研に所属していた。
- 中峠理音(なかとうげりお)
邦キチたちの通う高校の卒業生。在学当時は後輩の江波と二人エヴァ研で過ごしていた。
- 中峠ゆり
洋一のクラスメイトのギャル。邦キチたちと出会って以来雰囲気が丸くなった洋一を好意的に感じていた。初登場時は名前が一切出なかったが後に中峠理音の娘だったことが判明。
- 初台真琴(はつだいまこと)
演劇部部長。舞台でやる演目の相談の為映画部に相談を持ちかけたり実際の舞台でも役者として洋一と邦キチに協力してもらったりすることとなる。
- 池ちゃん
プールに来た邦キチをナンパした映画好きのサブカル大学生。
よく見た映画のことを語ってアピールするが、邦キチですら押し黙るほど全く面白くない。