概要
ドラゴンクエストⅣの主人公男勇者(DQ4)と、第二章から登場するサントハイム王国のアリーナ姫のカップリング。
出会い
各章ごとにメインとなるキャラクターが変わる本作で、2人が出会うことになるのは第五章のパデキアの洞窟である。
病に倒れた従者のクリフトを救うため、パデキアという植物の種を探しに危険な洞窟へやって来たアリーナと、そんな無茶をするアリーナを心配し、一緒に洞窟で種を探してほしいと頼むもう1人の従者ブライについて来た勇者一行。
見知らぬ人と仲間になった様子のブライを見たアリーナは、「なんだか弱そうな人たちね。まっ 心配はいらないわ」と1人種探しに戻るのだが、勇者たちが先にパデキアを見つけて持ってくると、「まあ!あなたたちがパデキアの根っこを?」「行ってもなかったから もうだめだって戻ってきたのに ほんとうれしいわ!」と素直に喜びを表し、感謝を述べた。そして、デスピサロを探す、という目的が同じことも判明し、クリフトと共に導かれし者として正式に勇者の仲間に加わる。
会話
加入後は、「○○」(プレイヤーがつけた名前)と呼び捨てで名前を呼んでくれるようになり、パーティに入れている間、親しげにこちらへ話しかけてくれるアリーナのセリフをいくつも見ることができる。
《例》
「このあたりの敵は あなどれないわ!○○も気をつけて!」
「自分の夢があるって ステキなことね。わたしの夢は 世界一の武闘家になることなのよ。○○には 平和になったらかなえたい夢って何かあるの?」
「ねえ ○○。早速 その気球ってのに乗ってみましょうよ!」
「よかったわね ○○。これで天空のよろいは 正式にあなたのものよ。」
「○○がそんな顔して落ち込んでたら 死んだ村のみんなもあの世で悲しむんじゃないのかな。だからさ 元気だそうよ。ねっ!」
また、名指しではなくとも、
「本当のことを言うとね ひとりでお城に来るのは こわかったの。……ありがとう。いっしょにいてくれて」
「兄妹って いいわね。わたし ひとりっ子だから お兄ちゃんがほしかったな。」
「ねえ見て あの空!星がすごくきれいよ。うわあ たくさん見える!」
などなど、これは勇者に向けられたものでは…?と妄想を掻き立てられるシチュエーションのセリフが数多く用意されているため、気になる方はぜひリメイク版をプレイしてみてほしい。
アリーナの好きなタイプ
「そうね。わたしもどっちかと言うと強い男の人が好みかな?」
「わたしより強い人でないと 絶対に結婚したくないわ!たとえ相手が王族でもね。」
これらのセリフからもわかる通り、アリーナのタイプは〝強い人〟である。しかし、〝おてんば姫〟と呼ばれ、日々鍛錬を怠らず、エンドールの武術大会では屈強な男やモンスターをも差し置いて優勝した、百戦錬磨の姫を超える強さを持つ男性など、残念ながらこの世にそうそう存在しない。
しかし、天空人と人間のハーフで、剣も呪文も器用に使いこなし、果ては導かれし者として世界まで救ったあの勇者であれば、さすがに姫のお眼鏡にもかなうのでは…?と思った人も多いことだろう。
「わたしもお姫さまだけど 好きな人とむすばれることより 今は格闘のライバルがほしいわ!」
と、まだまだ結婚には興味がなさそうな姫が、将来結婚を考えるとしたら…お相手に勇者が思い浮かぶ可能性もあるかも?今後の進展に期待である。