ふしぎ星の☆ふたご姫 〜ラブリーキングダム〜』は、アニメと並行する形で、「ちゃお」に連載されていた。設定やあらすじは基本的にアニメと同じであるが、相違点もいくつかある。
主な登場人物はファイン、レイン、プーモ、エクリプス、ブライトに絞られていて、それ以外の王族はゲストキャラクターとしての登場、もしくは一切登場しない。
アニメ版では、ファインはエクリプス(シェイド)と接した時に起こる心身の変化(心臓の高鳴りや胸の痛み)を、恋心とそれから来る嫉妬心であることを理解していなかったが、コミック版ではエクリプスが好きであるとはっきり自覚している。
レインには、アニメ版には無い「キレると訳が分からなくなって、秘めた身体能力を使って無茶なことをする」という設定が付いている。
サニールーチェをサニーチャージする描写が無い。
コミック版では、エクリプスは「シェイド」という本名を明かさない。そして好意を持っているレインに対してはかなり積極的。
ミルロはアニメ版では大人しい性格だが、コミック版はほとんど正反対になっている。すなわち、非常に高飛車で意地の悪い「主人公のライバル」的存在として描かれている。これが一番大きな相違点と言える。
コミック版では、ミルロも「しずくの杖」で魔法が使える。
コミック版では、アニメ版では語られていなかったプリンセスパーティの発案がミルロによるものと語られている。
アニメ版では、ベストスポーツプリンセスを決めるプリンセスパーティにおいて、運動が苦手であることが明らかになるのはミルロだったが、コミック版では運動が苦手なのはミルロではなくリオーネである。
リオーネには、アニメ版には無い「1つの物事に集中すると、周囲の状況が見えなくなり、周囲の声も聞こえなくなる」という設定が付いている。
作者の画風によるものであるが、基本的にキャラクターの等身・外見年齢が高め。
また、ふたご姫のファインよりレインのほうがメインキャラクターに見られる。
作中ではエクリプスとレインのカップリングを中心に進められ、最終話ではエクリプスがレインにキスをしようとする。