概要
DH-05-Leoとは「勇者、辞めます」の主人公であるレオ・デモンハートの本名―というよりは正式名称―である。
本編開始時期から見て三千年以上前、西暦で言うなら2060年において一気に出現した魔族たちに対抗するため、世界中の科学文明がその技術の粋を集めて産み出した「デモンハートシリーズ」の五号機。
人工的に作られた魔族とでもいうべき存在であり、本編において賢者の石と呼ばれるものは、マイクロブラックホールを利用して事実上無限に魔力を供給するデモンハートシリーズの心臓部にある動力源。またそれぞれがコンセプトに合わせた固有の能力を保有する。
Leoのコンセプトは「超成長」。交戦した相手のあらゆる能力を模倣し成長、さらには喰らった攻撃に対する耐性も獲得するというもの。エキドナはこれを「体の中に数千数万の軍団を無限の保有しているもの」と形容しており、またこの力をどうにかするためだけに魔王がその称号以外で唯一受け継ぐ対勇者魔法などという物が存在するほどの脅威。加えてこの対勇者魔法、エキドナクラスが文字通り全身全霊を注いでようやくごく短時間無力化するだけであり、二度目は耐性が獲得されるという代物であり、三千年以上の経験の蓄積と成長を得た彼が隔絶した力を持っていることの証左ともなっている。