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脳出血の編集履歴2022/06/20 02:30:19 版
編集者:12
編集内容:全体的に加筆

概要

脳出血とは、脳卒中の一つで、脳の内部の細い血管が破れて出血して起きる病気である。

脳溢血(のういっけつ)ともいうが、最近はあまり聞かない。

言ってたのは昭和10年生まれの父が言ってたぐらいなので、年配の方には脳溢血の方が浸透しているのかも知れない。

脳出血は脳の様々な部位で発症しうるが、人体の構造上破れやすい血管というのはある程度決まっている。

広義の脳出血は脳の表層で起きるくも膜下出血から深部で起きる脳内出血まで脳に関連する出血を幅広く含んだ概念となっている。狭義の脳出血は脳内出血のことを指し、くも膜下出血は含まない。

症状

出血した血がたまって血腫となり、脳を圧迫し脳の機能低下を招く。

症状として、頭痛、体の麻痺、吐き気・嘔吐、意識障害などが起きる。

脳出血の原因として、高血圧がある。

高血圧の状態が続くと、血管がもろくなり破れやすくなる。

高血圧がある人が、急な血圧の変化によって発症する。

屋内・屋外の温度差や、入浴、排便時、急に興奮するなどが、きっかけとなることがある。

脳梗塞と違い、発症前の前駆症状はなく、突然発症する場合が多い。

発症した経験者に聞くと「脳の血管が切れた」のが分かるそうだ。

くも膜下出血では出血開始と同時に激しい頭痛など明確な自覚症状が現れる。

脳内出血では出血が進行するまで自覚症状がほとんどないこともある。

脳幹など生命維持を司る重要部位で出血が起きた場合は何の前触れもなく突然死に至ることもある。

治療

出血が少なければ、血圧を下げる薬を服用し対処する。

血種は少量であれば自然に吸収されるので、危険性が低い部位の出血で出血量が少なければ手術は選択されない(むしろ手術自体の方が脳へのダメージとなる為)

手術する場合は、くも膜下出血か脳内出血かによっても異なるが、頭に少し穴を開けて溜まった血を吸い出す方法や、出血が多い場合は開頭手術となる。

手術は、血腫を取り除くことで脳へのダメージを防止する目的で行われる。

脳の損傷した部分の組織は回復しないとされている。

しかし、脳の機能はリハビリをすれば、回復が見られる可能性はある。

予防

高血圧のコントロールで、発症を防ぐことが出来る。

「上の血圧が140ミリ以上、下の血圧は90ミリ以上」であると高血圧とみなされる。

塩分摂取量を適量に気を付けたり、降圧剤(血圧の薬)を服用をすると良い。

高血圧が心配な場合は、近医(内科でも循環器内科でも良い)を受診することをお勧めします。

薬を飲まなかったばかりに死ぬとか障害が残るとかより、飲んだほうがましだと思います。

そのほかの予防の基本は脳卒中全般と共通。

脳出血に罹患した有名人

◆は発症後間も無く亡くなった者

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脳卒中

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