ヒルダ姫
ひるだひめ
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※以下、神トラ2のネタバレ注意。
本作の黒幕であり、ユガと共にロウラルを救うために今回の事件を起こした。
先祖がトライフォースを巡る争いを止める為にトライフォースを破壊したことで国が滅び、その過ちを正そうとハイラルに目を付けた。
後に肖像画にされたゼルダから知恵のトライフォースを手に入れ、ガノンの力を得たユガをけしかけリンクから勇気のトライフォースを奪おうとした。
しかし当のユガはロウラルの事はどうでもよく、真の目的はトライフォースを完成させ、この世の全てを自分の作品に作り替える事だった。しかもユガはヒルダに対して歪んだ愛情を抱いており、絵画に変えることで「最高の作品」にして手中に収めるつもりであった。
そのことを知らずユガをリンクにけしかけた結果、戦いの最中に裏切られ肖像画にされた後、知恵のトライフォースもろとも吸収される。ユガはリンクに敗れ消滅し、ヒルダもまた解放されたそれでもまだトライフォースをあきらめていなかった。
しかし、そこへ現れた元臣下ラヴィオに自らの過ちを諭され、自らの行いを心から反省。「トライフォースの力に惑わされていた」「リンクのような真の勇者がいるハイラルこそトライフォースがあるのにふさわしい」と告げ、リンクとゼルダをハイラルへと帰す。
その後、リンクとゼルダがハイラルのトライフォースに祈りを捧げたことでロウラルのトライフォースが復活し、その場で泣き崩れ、2人に感謝の言葉を述べた。
しかし・・・(更にネタバレ注意)
ここまで書くと、神トラ2の出来事は全て彼女の一存で起こったもののように感じるが
ハードモードで追加されるラヴィオの日記を読んでみると、また見方が変わってくる。
それは、日記の二日目の部分。
「あの人は、あいつに騙されている
あいつはロクでもないやつだ
やさしいあの人はきっと騙される
私が何かをしなければ……」
あの人とは、一日目と三日目の内容から彼女のことを指しているのは、想像に難しくない。
その彼女が騙されているとは、どういう事なのだろうか?
彼女と関わった人物は、極めて限られている。
その限られた人物の中で、彼女を騙す動機がありそうな人物は…
本当に利用されていたのは、彼女の方だったのかもしれない…。
余談
神々のトライフォースから数百年後を描いた作品『リルトの誓い』にはオリジナルキャラクターのネイバットが登場する。
魔王ガノンに仕える忠臣であり、過去の戦いで封印された主を復活させるべく3人の悪党を集め、トライフォースの力を与えさせた(三悪党を利用して何かを企んでいたようだが掲載紙の休刊により打ち切りとなってしまったためか、その辺りは描かれなかった)。
しかしその中の1人砂漠の盗賊ハギス(歪んだ美意識を持つナルシスト)に謀反を画策されてしまう。彼はガノンの復活などどうでもよく、ガノンとネイバットを排斥することで自分がハイラルの支配者になろうとしていた。
最終巻ではハギスによってネイバットは撃たれ、ガノンもまたゼルダ姫の子孫であるカリンによって再封印された。漁夫の利を得たハギスだがそこへ主人公リルトたちが駆け付け、最後の戦いを演じるという流れとなっている。
などなどユガに裏切られたヒルダ姫を思わせる点が散見される。また「神々のトライフォースの戦いでガノンが封印された」という設定は神々のトライフォース2にて逆輸入された。