概要
かねてよりPDWの誕生経緯として9mm弾の威力不足が問題となっていたが
この解決案として.45ACP弾を使用するサブマシンガンの開発が進められることになり、本銃もその一つとしてTDI社(現:クリス USA社)によって試作された。
構造
ベクターは.45ACP弾の強い反動を打ち消すために、V字型のパーツが発射にあわせて移動することで反動を相殺する「Kriss Super V」と呼ばれる機構が組み込まれている。
またこの機構にあわせて本銃は開発されたため、pixivで本銃をさすタグとして「スーパーV」が多く用いられるように、「Kriss Super V」はベクターの代名詞となっている。
さらに機構によって反動を抑えるだけでなく、銃身位置を人差し指の高さまで下げることで反動による銃身の跳ね上がりを軽減させている。
セーフティとセレクターは分離しており、トリガーの上にセーフティ、排莢孔後ろにセミオート・2点射バースト・フルオートセレクターを備える。
バレル上部にライトマウントと、フォールディングストックを標準装備する。
マガジンは専用の17発と30発用が用意されているが、.45ACP仕様のグロック用13発マガジンを使用することも出来る。