鰐淵シュウ
わにぶちしゅう
概要
国際犯罪組織『バイオネット』に所属する『メタルサイボーグ』のプロトタイプ。カリブ海の洋上で『高速移動母艦ヤサカニ』を、『ハイブリッドヒューマン』の残存兵士を陽動で襲撃。『新型ガオーマシン』と『卯都木命』を奪取。命や凱の事を認知しており、決着に拘る。
通常と異なり、被験者にかなりの精神的・肉体的な負担を強い、被験者は存在していたが、その全ては死亡。自身も、寿命を縮めていた。生機融合のテクノロジーをモデルにしてはいるが、メタルと同じ特徴は有してはいない。
凱や命と同じ『カモメ第一高校』の元卒業生で、彼らとは同級生且つ凱のスポーツに関するライバル。文武両道に至るが、実力に於いては常に一歩及ばず、二番手に甘んじていた。その結果、異常なまでに敵視し、己の尊厳を賭け直接決闘を申し込むが、その時点で既に、宇宙船『スピリット号』の宇宙飛行士として選抜。
「フライトから帰還するまで」という言葉を聞き、承諾するも『ギャレオリア彗星』の観測中に出現した『EI-01』との接触事故で死亡。その事をニュースで知り、不戦勝で得た勝利に疑問を抱く。
実際、髙いプライドを有しており、卑怯な真似は出来るだけ避けていた。己の信念には、全てを賭ける精神力の高さも有するも、それが『邪界思念』となり、凶行に走らせた。
ここまで、『勝利』に拘るのは不高いプライドが『万年二位』を許さなのも、凱がアストロノーツに就任したせいとも、そこから命と交際し始めるのが契機とも言われる。『凱を乗り越える事が、己の運命を乗り越える事』と思い凱が『サイボーグ』として蘇り、ゾンダーと戦う勇者となった事を知る。勇者となった凱と対等に渡り合える力を手にするために、他の被験者たちが、次々と犠牲になって死亡していった中。シュウはただ一人、執念でサイボーグの肉体を維持し続けて生き残り、凱と互角に渡り合える能力を獲得。
『香港』での決戦に一縷の望みに賭け、新型ガオーマシンとファイナルフュージョン。ガオファーとともに完全に自分の制御下に置こうと目論む。『シャッポー・ド・ノルエール』から命を救出後、アルエットの助けによりガオファー内のフュージョンルームに乗り込んできたガイと再戦。修復後の身体でも、やエネルギー負荷には耐えられず、徐々に崩壊。
だが、ガイ本人から「あの日の決闘の約束」を覚えていた事を知らされ
るが、時すでに遅く、目前でボディは完全に崩壊し果てる。
