バンドを組んだぜ
ばんどをくんだぜ
視聴者「 ( ゚Д゚) ポカーン 」
概要書いたぜ
マジンボーンの第1話は、主人公竜神翔悟の何気ない日常の機微をコミカルな描写を交えつつ丁寧に描いた前半と、突然現れた正体不明の怪物が掘り出した石版に触れたことで異形の姿に変身してしまった翔悟の絶叫で幕を下ろした後半… という構成で比較的シリアスな引きとなっている。
事前情報の少ないオリジナルアニメーションで、1話の中では世界観や設定に踏み込んだ描写も少なかったこともあり、本来なら2話へと持ち越された主人公の初戦闘や様々な謎、これから動き出すであろう物語へ思いを馳せる絶好の機会となっていたであろうEDから次回予告までの一時…、
しかしそんな中、まだ作風を掴みかねていた視聴者の頭に余韻をぶち壊す軽妙なサウンドで24回も繰り返し響いたのが、この
バンドを組んだぜ バンドを組んだぜ
バンドを組んだぜ バンドを組んだぜ
バンドを組んだぜ バンドを組んだぜ
バンドを組んだぜ バンドを組んだぜ
というフレーズである。
『味噌汁's』(バンド名)や『OKAN GOMEN』(曲名)といったネーミングも大概であるが、何よりもこの『バンドを組んだぜ』というフレーズが与えたインパクトは凄まじく、本編はバンドや音楽とは全く無関係な内容であるにもかかわらず、『マジンボーン』という作品の代名詞と化す程、多くの視聴者の脳裏に深く刻まれることとなった。
EDの映像そのものは、敵味方共に多数のキャラクターが描かれた一枚絵が縦にスクロールして行くというオーソドックスなものだが、最後に主要キャラクター五人がそれぞれ実際に楽器を持ってバンドを組んでいるオチが用意されており、pixiv内ではそんな彼らの姿を描いた作品をまとめるタグとしても機能している。
中でも、クールキャラのはずが主人公を差し置いてセンターで熱唱しているボーカルのルークは、曲中の
「じゃんけんで負けて決まったボーカルなんだが」という歌詞もあり、一際濃い存在感を放っている。
バンドを組めなかったぜ
上記の通り第1話放送後はこのEDのフレーズが一部で話題になっていたが、ニコニコ動画やバンダイチャンネルによるネット配信ではまさかのED全カットとなり、テレビ放送で既に訓練されていた視聴者に二度目の衝撃を与えた。 バンドを組めなかったぜ…
バンドが解散したぜ
さらに、2クール突入後にEDテーマが変更された。大きな反響があったといえど、アニメとしての宿命からは逃れることは出来なかった…
(※最近のアニメは1クールごとにEDテーマが変更される傾向がある。全日帯アニメでは必ずしも変更されるとは限らないが…)
商品出したぜ。売り切れたぜ
上記のように視聴者の反響が大きかったのか、東映アニメーションオンラインショップでED最後のイラストが描かれた「バンドを組んだTシャツ」が発売されることとなった。
「EDを観る時はこのTシャツを着て一緒に歌おう!騒ごう!!」(商品内容より原文ママ)
参考リンク:マジンボーン 公式サイト 東映アニメーション