勝ったとか負けたとかそれだけじゃないだろ?
概要
火のボーンファイター ドラゴンボーンの適合者。バトルスタイルは空手。
TVシリーズ
16歲 5月6日生まれ
ごく普通の東京都立大泉東高校一年生。成績も可も無く不可も無く、幼い頃から空手を習うが、実力においてはソコソコ(公式空手では)。何事においても中途半端で優柔不断な面が目立っている。またボーンの適合者の中ではギルバートに次いで小柄である。
だが、ルークらと出会い、ドラゴンボーンの適合者として地球の運命を託されることになる。
幼い頃に母親の智恵が出て行き(ボーン研究所の研究員出身者で、始まりの魔神の存在やボーン自体も予見している)、父の健悟、姉の智子と都内近郊にある氷川神社で三人暮らしをしていたが、ダークスコーピオンの襲撃で家を半壊させられた島谷家母娘も臨時で住むようになる。
成り行きでボーンファイターになってしまったとは言え、二言目には「もう嫌だ!」「戦いたくない!」と、すぐに戦いを拒否しようとする中途半端過ぎる姿勢を見せており、それが原因で同じボーンファイターの宿命を背負う事になりそれでも戦おうとする仲間達の足を引っ張ってしまう事も多い。
その事からギルバートに特に苛立ちを与えてしまっている。
しかし、仲間達がグレゴリーとヴィクトール兄弟に一方的にいたぶられている光景を目の当たりにし、最初は迷惑がっていた他のボーン資格者達も大切な仲間であると気づくと、自分の意思で真にドラゴンボーンの力を欲し、戦いに身を投じる決意を固める。
覚悟を決めた後は、次々と襲い来るダークファイター達を一蹴(コアボーンクラッシュ)し、ダークホースとも互角に立ち会える力量を見せるなど急成長を遂げる。
仲間のボーン資格者達も「守るべき日常」の中にあり、誰一人として欠けてはいけないという強い意識を持っている。
ダークパンサー・『リーベルト』に追撃され力が暴走するも退け、意識をボーンカードに引き込まれ入院。その際ドラゴンボーンから自身と『始まりの魔神』の関係を知り、ルークらの危機を知ったことで意識を回復、暴走を抑えて覚醒、二度目には渡り合うほどにまで爆発的な成長を見せた。
ネポスと戦ううちに、次第に相手のことを知ろうとするようになり、度々接触を図るリーベルトや興味を持ってやってきたクルードとの対話は特に彼に影響を与えている。
常によく悩んでいるが、その末に自分なりの結論を出そうと努力しており、ルーク曰くその言葉には、言葉には出来ない説得力があるとのこと(見方を変えれば『ヘタレ具合が思慮深さに昇華されつつある』とも言える)。他者を思いやり、自身の事は後回しにしてしまうのは母親譲りである。
多感な時期なのか好色本に興味があり、他人が勝手に入られたり、表紙を堂々露にしていると赤面する。テストの点数は1桁台と最悪である(教師を目指すタイロンの教えで追試を受けても)。
何だかんだとキャラが濃い他のボーンファイター達のツッコミに回ることも多い。パーカーを普段着として羽織り、夏着は普通に薄着で過ごしている。
最後の最後まで日常を守ることに終始しており、最終決戦ではレボルトに一度は敗れるも、周囲の助けから復活、リベンジを果たし、始まりの魔神の対話が核と同じ場所でならなければと氷川神社へ戻り、その上空からコクーンを展開。たどたどしいながらも日常を潰さないで欲しいと強く願い続け、その意思が神をも動かした。
結果として地球、ひいてはネポスを含め宇宙全体の救世主となったものの、そのことを知るものは少ない。
一連の騒動の後はアントニオ達は各々の故郷へ戻り、智恵も数年ぶりに帰って来た事で一応は平穏無事な日々を過ごせており、進路希望については何かしらの望みは書ける様にはなった。
ドラゴンボーン
CV:郷田ほづみ(内部に宿る思念)
地球の要を司るボーン。地球を見守るうちに愛着が湧いたのか、始まりの魔神の帰参命令を拒否、龍神翔悟を適合者に選んで対立の姿勢をとった。
ボーンとしては火属性を持つ格闘系ファイター。よく見ると左右の腕が非対称になっている。コアボーンは右腕。
翔悟の空手技を元にした戦闘スタイルをとり、遠距離攻撃は出来ないが、ダークボーン達と十分渡り合える実力を見せる。
ヘルメットは竜の首のようになっていて、暴走時は顎が閉まってバイザーが見えなくなる。
魔神降臨前後のデータの比較が出来なかったためコアボーンが不明で、アイアンボーンへの覚醒は最も最後となった。
必殺技は「炎龍拳」。
一時ボーンカードがレボルトに奪われた際は、その膨大な野心に飲まれながらも必死に抵抗し、その抵抗が時間稼ぎとボーンカード奪取の契機となった。
ドラゴンボーン - アイアンボーン -
クルードとの戦いの中で目覚めた新形態。外見は大きく変化しないが、細部はより鋭利化している。
戦闘スタイルは変わらないが、魔神降臨させた際の反動も小さくなっていたり、ボーンクラッシュダメージの回復も早くなるなど目に見えてパワーアップしている。
必殺技は「炎龍拳」に加えて「轟龍連牙」が追加された。
ドラゴンボーン - レアメタルボーン -
ワイバーンとクルードの願いが契機となり実体化した火の魔神内部に飛び込み、その力を得て一時的にパワーアップした形態。
アイアン以上に鋭角化し、背部に炎の翼を宿し全体のカラーも薄い金色へと変化する。
ダークオウルの時間停止攻撃をものともせず、逆に片腕で頭部を掴んだだけで火だるまにし、コアボーンクラッシュさせた。
優勢だった評議会レベルのボーンであるダークウロボロスを撤退させるなど、そのパワーは破格的。
必殺技は「轟龍連牙」だが、カードでは頭に「共鳴」が付いている。その他、カードでは「龍爪脚」「紅焔の咆哮」などの技が使える。
劇中では地球組で最初にレアメタル化したボーンにして、レアメタル化した回数も実質最多。
コミカライズでは
まさしく「ザ・杉田尚」といった感じのキャラクターに仕上がっており、性格は熱血そのもので修行オタク。日本刀の直撃を腹筋で割り、手刀で鉛筆を削り、アントニオが投げつけた鉄骨を拳1発で木端微塵に粉砕、300kgのスーパーコンピューター端末を重り替わりに腕立て伏せ、全治6ヶ月の怪我を一週間で全快、水上を歩く、100℃の熱湯消毒風呂に平然と入る、逆立ちして頭皮や舌で歩ける(それと空手と何の関係が…)など色々と規格外である。日常のほとんどを強くなるための修行に費やす努力家であり、寝るときは敷き布団ではなく定規一本を縦置きに、食事は箸で米を一粒づつ摘んで食う、授業は空気椅子で受けるほど。ボーンの力をズルだと思っている。
その壮絶な人生観には、幼い頃に母親の智恵との別れが起因しているらしい。
パーカー愛好者で、学ランのインナーとしてだけでなく、普段着にも使用する。
このようなストイックを通り越したギャグキャラと化した性格付けは、作者がバンナムから「意図的にアニメと違うキャラにしてください」と言われたことかららしい。作者はみんなが笑顔になってくれるようなキャラを目指したとのこと。
漫画版マジンボーンは彼の修行から始まり、修行で終わっている。
関連イラスト
関連タグ
ルーク リーダー オーストラリア人
アントニオ 陽気な南米人
タイロン 生真面目なアフリカ人
ギルバート 生意気盛りの反抗期少年。
ダークホース 翔悟に興味津々な敵。ストーカー疑惑あり。
リーベルト 初めは歯牙にもかけなかったが、ボーンクラッシュされて興味が湧く。
小早川瀬那 キャラクター原案者繋がり。表情をコロコロ変える共通点持ち。
火野レイ/セーラーマーズ 同じ「火」の属性かつ実家が「ひかわ神社」繋がり。但し、こちらは「火川神社」。