CV:緑川光
概要
ネポス・アンゲリス評議会の一員。ダークケルベロスの装着者であるエクェス(戦士)。始まりの魔神の意思と称し、敵対する星のボーンを住民や生物を含め虐殺、破滅に追い込むという外道かつサディストである。
初登場時はダークグリフォン(CV:小西克幸)が要となっていた星を1人で壊滅させ、その星ごと民を皆殺しにしている。
ドラゴンボーンの回収を思うように成功させられないダークワイバーン・クルードから度重なる失敗を追求し続け失脚させる。
更にはネポス本星のボーンの要であるダークフェニックスの所有者・シュトルツを、娘・リーベルトの裏切りをネタにボーンの没収を通達、そのまま戦闘に突入する。
戦いではフェニックスが時間停止能力に頼った戦いを展開することを予期し、ダークウロボロス・ソキウスの介入で破り、撃破。ボーンカードを奪いさり、異空間に封印、幽閉してドラゴンボーン回収の任へと強引に着いた。
殺戮を楽しむその思考は、クルード達からは「エクェスの誇りはないのか」と非難。一方でレボルトはクルード達を「老害」と称している。
そんな彼に近いためか、部下達はどれも星の住民の安全を考えず、破壊の限りを尽くす者達で、簡単に言えば戦闘狂が多い。
自身の行動はすべて始まりの魔神の意思だと告げているが、シュトルツやクルードの一派から言わせれば虚言であり、グリフォン、フェニックス、ドラゴンを揃え良からぬ事を企んでいると見られ、現に、フェニックス奪還を試みるクルードらの目前でそのフェニックスを丸ごと着装して見せた。
実は始まりの魔神を中心とする世界構造に以前から疑念を抱いており、その支配から開放されることを常に望んでいた。
表向きには始まりの魔神の支配下にあるネポスに自由をもたらす壮大な計画を打ち立てていたが、その真の目的は「今の宇宙を破壊することで始まりの魔神を消滅させ、新たに創造した世界で自分が新たな神となること」であり、そのために『終焉の結』を行うことを望んでいる。
自分の目的のためならばどんなものでも犠牲にする非情さを持ち、部下の使い捨ては勿論のこと、故郷のネポスですら抹消することを厭わない。
それどころか、自分の掌でまるで思い通りであるかのように踊る同胞達を嘲笑するという行為まで見せている。
故郷すら滅ぼすつもりだったレボルトを咎めたとはいえ、長年の同志であるソキウスすらもあっさり滅してしまうほど、その行動原理ははっきりしている。
終焉の結を行うために星の核である3つのボーンを欲し結実寸前まで漕ぎ着けるも、生還したシュトルツにフェニックスを取り返され、掌を返しソキウスを処刑したこと(平気で仲間を裏切ったこと)を理由に戦いを挑んだ虎狼兄弟にドラゴンをも奪い返される。
長年の夢想を潰され激怒しなが再着想した翔悟らに挑むも、ルークたちの援護と炎龍拳でコアボーンクラッシュされ、コクーンから弾き出される。しかし、3つの核の多重使用による負担は頭髪が白髪になる程に凄まじかったようで、その後力尽きて倒れた。
その後は一命はとりとめ、一連の騒動の主犯として投獄。しかしクルード曰く、翔悟の「人は変わる」言葉を受け止めたため、処刑などは行われていなかった。
『終焉の結び』が、実は人間達が反逆の意思を抱いていることを始まりの魔神に伝える地雷(あるいはハニートラップ)であることを知らず、それでも野望を持ち続けたある意味作中最も哀れなキャラとなった。
ダークケルベロス
雷属性のダークボーン。強力な力をもたらすものの、狂暴な性質から始まりの魔神に核の役目を与えられず同じく力を自身の赴くままに出来ぬレボルトに真相を明かしたことで虐殺を楽しむ情け容赦ないレボルトの力も重なり凄まじき戦闘力を見せる。
ケルベロスの名前の通り、三つ首の番犬をモチーフにしており、胸部と両肩を合わせて3つの頭を持つ(デザイン編成としてはダークホースに近い)。
背中には赤いマントを羽織っており、黒騎士を思わせる外見となっている。
黒いボディに加えてその面は狂犬そのもの。雷属性による強烈な攻撃は脅威で、指ひとつの落雷だけで複数のアイアンボーンをボーンクラッシュさせる威力を持つ。効果範囲も尋常ではなく、水属性のフィールドすら貫く。
クルードもレアメタルボーンでなければ勝てぬと繰り出したものの、未だに実力の底が見えず、更には地球に初来訪時にはグリフォンのレッグパーツを装着し実力の差を見せつけた。
実は星の核に匹敵するほどの力を持っているが、始まりの魔神から核としての役割を与えられず(ダークケルベロス曰く「自分の力を恐れたから」)、それを疎んだ結果、着装者であるレボルトに始まりの魔神の抹消を持ちかけ、終焉の結のことを教えている。
必殺技は「雷帝の裁き」。
ダークケルベロス-カスタム-
フェニックスのレフトアームとグリフォンのレッグパーツを組み合わせた姿。ダークベヒモスやダークリヴァイアサンを一蹴するほどの力を持った凶悪なダークボーンである。
3体のボーンを有しているため、たった1体でもラインを組むことが可能というチート級の特殊能力まで備えている。
必殺技は通常時と同様だが、その後レボルトがドラゴンやグリフォンの技も使用していたことから、着装ボーンの技は一通り使用出来る様子。
ダークケルベロス-終焉の結びVer-
『カスタム』の状態に加えて、ライトアームにドラゴンボーンを装着した形態。劇中ではドラゴンボーンに徹底的に拒絶されたこともあり、この状態で明確に戦闘は行わなかった。
本作では最大の4つのボーンを同時使用しているというチート級の状態で、ボーン解説では神に匹敵する力と称されていたことから、実戦時は恐らく作中最強レベルのボーンになっていたと思われる。
ドラゴンやフェニックスの拒絶もあってか、はたまたボーンの複数使用による負担か、レボルトはかなり消耗していたことから、レアメタル以上のダメージを着装者に与えるようである。
先の通り、レボルトは限界まで戦っていたとはいえ、消耗のため白髪になるほどだった。
ダークケルベロス-レアメタルボーン-
『データカードダス マジンボーン・第7弾』に登場したカードのみの形態。
全身がメッキのような綺羅びやかな金色に染まり、頭部やケルベロスの目の部分は赤く染まっている。
宇田監督が「もしこれが登場してたら結末変わってたかも」とつぶやくほどチート的な存在。技などは同じ。
関連項目
大和猛 デザイン原案者の金髪おさげ以外の容姿繋がり。